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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  17.





【『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  13.~15.』のエピローグ
 <司 編>】


司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの話しに寄り、自身との入籍に際して、司からは、そんな条件の話しが出て居る事を知った此の時の滋自身、信じられない気持ちで一杯…だったのだ。


何故なら…。
司からのそんな条件は、其れはまるで、政略結婚と何等変わりないから…だったのだ。


実は、滋の理想の結婚とは、政略結婚では無く、恋愛結婚…だったのだ。


其れが何故か?
今回の滋の入籍は、恋愛結婚では無く、政略結婚と何等変わりない状況と成って居たのだ。


だが、此の時の滋は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から説得されて居たのだ。


「滋さん…司の我が儘を許して遣って頂戴ね。
 でも、司だって、立派な成人男性よ。
 だから、何れ、滋さんの魅力に取り憑かれた司の方から、きっと、言って来ると思うの
 よ。
 “あの条件は無効にしてくれ!”って…。
 此の私(わたくし)が保証するわ。
 だから、其れ迄の辛抱だから…。
 なので、此のお話しは、今はまだ、大河原社長 と 大河原夫人には内密にして置いて下
 さるかしら。」と…。


だからだったのだろう。
其処迄、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われた此の時の滋は、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人には内密にして置く事としたのだった。



そして、其の後、司 と 滋との入籍が整ったという事で、大河原社長からの申し出に寄り入籍記者会見の場を設ける事としたのだった。


元々、司自身、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から了承されて居る事案…だったので、其の入籍記者会見の場に出席する事を拒んだのだった。


勿論、司からのそんな条件と言うモノは、一切、聞いて居なかった大河原社長…だったので、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、滋の父親で在る 大河原社長から激怒されるのだった。


「如何して、此の入籍記者会見の場に司君は出席し無いのでしょうか?
 幾ら、滋が良いと言って居たとしても、結婚式も無い。
 披露宴も無い。
 そして、入籍記者会見の場に司君が出席し無いじゃあ話しに成らんでしょ!
 此れじゃあ、無い無い尽くしでは有りませんか?
 司君は、滋の事を如何思って居るんですか?
 一体、如何言う事…何ですか?」と…。


だからだったのだ。
結局、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司からのそんな条件の話しを滋の父親で在る 大河原社長に話しし無ければ成らなく成ったのだ。


勿論、そんな話しを聞かされた此の時の滋の父親で在る 大河原社長は、更に、激怒するのだった。


「其れじゃあ、此の結婚は、恋愛結婚では無く、政略結婚という事ですか?
 私は滋から、“司(君)との此の結婚は、恋愛結婚よ。”と、聞かされて居ました。
 だからこそ、滋が身に着けている婚約指輪も、結婚指輪も、司君がくれた物だと認識して
 居ましたが、違うのですか?」と…。



実は、滋が普段から身に着けている婚約指輪も、結婚指輪も、司が渡した物では無いのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が滋と一緒に出掛けた際に、一緒に選んで、楓自身が滋にプレゼントした物…だったのだ。


「道明寺家からのプレゼントよ。」と、言われ乍ら…。


だからだったのだ。
そんな話しを自身の父親で在る 大河原社長に知られてしまい、惨めな気持ちに成る滋…だったのだ。


其れと同時に、滋は、一人、思うのだった。


“もしも、此の結婚が私じゃ無くて、つくしだったら…。
 司は、きっと、必要以上に、つくしに色々し様とするんだろうな。”と…。



だが、此の時の滋が、例え、其の事に気が付いたとしても、もう遅いのだ。


何故なら…。
既に、入籍は済ませた後…だったのだから…。


だからこそ、入籍して直ぐの離婚という訳にもいかず、「滋が決めた事だから、責めて、3年は我慢しなさい。」と、自身の父親で在る 大河原社長から言われて居たのだった。


何故なら…。
両家の思惑が一致して居たから…だったのだ。


「入籍して直ぐの離婚というのは世間体が悪い。」と…。


だからこそ、入籍後の滋の住まいは道明寺邸…だったのだが、司は、道明寺家の人間で在るにも関わらず、司からの条件通りに滋と一緒に住む事無く、司はNYメープル住まい…だったのだ。


そして、其れから数年後…。
『牧野つくし』と『牧野翔』について、発覚したという訳…だったのだ。



【司 と 滋の入籍後のF3&桜子】


実は、司 と 滋の入籍について、入籍記者会見が執り行われる迄、F3&T2は、一切、司からも、滋からも話しを聞かれても居なかったし、知らされても居なかったのだ。


所謂、F3&T2にとって、【寝耳に水】状態…だったのだ。


だが、実は、F3が司から話しを聞こうにも、一切、司との連絡が取れない状況…だったのだ。


と言うのも、実は、其れが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの妨害に寄るモノ…だったのだ。



だからだったのだろう。
桜子が代表かの如く、滋に連絡を入れて話しを聞く事と成ったのだった。


「滋さん…此れって、如何言う意図を持って、こう成ったんですか?
 滋さんは狡く在りませんか?
 先輩が行方不明に成って居るから…って。
 先輩の居ぬ間に道明寺さんと入籍するだ何て…。
 そう言うのは、フェアじゃ無いですよね。
 其れじゃあ、まるで、先輩から横取りして居るみたいじゃ在りませんか?
 もし、此の事を先輩が知って居たら、きっと、先輩が悲しまれると思わなかったんです
 か?
 ほんと、滋さんって、酷い方ですよね。」と…。


勿論、此の時の滋とて、そんな風に桜子から言われて居るままでは無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の司への想いを桜子に伝えるのだった。


「道明寺のお母様から司との結婚話を聞かされた時、そりゃあ、躊躇したわよ。
 勿論、つくしに悪いと思ったから…。
 でも…ね。
 司は司で、つくしを失って、自暴自棄に成ってたというのか?
 つくしと一緒に居た頃の司じゃ無く成って居たの。
 だから、“つくしの代わりでも良いから、私がそんな司を救って上げたい!”って、思っち
 ゃったの。
 見て居られなかったのよ。
 そんな司の事が…。
 其れが如何して、私が悪いに成るの?
 そんなに私がした事は悪い事なの?
 其処迄、桜子から責められなくちゃいけない事なの?
 酷いのは、どっちよ!」と…。


実は、其処迄言い切った此の時の滋は、一人、思って居たのだった。


“私の司への想いが桜子に伝われば良いのに…。”と…。



だが、此の時の桜子にとって、滋から何と言われ様が、一切、そんな滋の気持ちに寄り添う事が出来無かったのだ。


何故なら…。
本来、桜子は、自他共に認める『牧野信者』…だったのだから…。


と言うのか?
桜子自身、もし、未だ、司の事が好き…だったとしても、其れは、『牧野つくし』の為に、有無を言わず、司への恋を諦める事が出来たのだろう。
現に、すっぱり、司への恋を諦める事が出来た桜子…だったのだから…。


だからこそ、此の時の桜子自身、そんな滋の気持ちに寄り添う事が出来無かったという訳…だったのだ。



そして、此の時の滋 と 桜子との話しは、其の後、桜子の方からF3&優紀に話しして聞かせるのだった。




<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  17.』は、此の
 後、場面が変わる為、短めにて、終了して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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