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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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切な過ぎる二人…<総優>  6.





優紀は、俯いたまま、一切、何も応えようとしていなかった。


総二郎は、優紀の真意を知る為に、聞い出そうか如何しようか迷って居た事を聞き出した。


「優紀、じゃあ、何故、『パンドラの箱の蓋、空けちゃった⁉』って、言ってたんだ
 よ?」
「………」


優紀は、聞かれて居た事に驚愕して、思わず顔を上げて、総二郎の顎が優紀の肩に乗っかっている方に、優紀が顔を振り向かせてしまった。


総二郎も優紀も、行き成り、顔がドアップに成り、お互い動けずに居た。


“おいおい、優紀の顔が近ぇ。
 此の距離感は、今直ぐにでも、kiss出来る距離だぞ‼”


総二郎は、興奮している自分自身を諫めるのに、必死に成っていた。


優紀は、完全に身体が固まってしまったのか、蒼褪め始めて、微動だにしなくなっていた。


総二郎は、優紀のその状態に、kissしようか如何しようか、迷い出していたが…。


しかし、総二郎は、優紀の唇に総二郎の唇を軽く、くっ付ける様なkissをした。


驚愕したのは、優紀だった。
優紀は、“はっ‼”と、成って、意識が戻り、思わず、総二郎に声を掛けていた。


「西門さん、こういう事も止めて下さい。
 西門さんは、婚約者の方がいらっしゃいますし、何れ、その方とご結婚為さる筈です。
 私とは、何も無いんですから、誤解されては………。」


総二郎は、優紀の言葉に被せる様に言って来た。


「優紀、その言葉、本気で俺に言ってるのか?
 俺等は、何もねぇ訳ねぇよな?
 忘れたのかよ?
 だったら、俺は、優紀を見損なった。
 優紀、お前は冷たい奴だよな…。
 俺に、家の為に、好きでもねぇ女と、“結婚しろ‼”と、言うのか?
 薄情な奴だな、優紀は…⁉」


総二郎は、“私(優紀)に言った言葉を忘れているのではないか?”と、疑いたく成っていた優紀だった。


「西門さん、高校生の頃の私に言った言葉をお忘れですか?」
「………」


総二郎は、答えられずに居た。


「西門さんは、私に仲間で居る事を強要為さったんです。
 それは、西門家の為、私を遠避ける為に仰った言葉だったんですよね?
 それなら、最後まで、貫いて下さい。
 途中で、変えないで下さい。
 お願いします。」


優紀は、自分自身の気持ちに自信が持てなく成り、反対に、“高校生の頃の思いを貫け‼”と、総二郎に懇願していた。
それは、優紀自身の気持ちの護身の為に言った言葉であった。
また、総二郎に優紀自身の気持ちが向かわなくても良い様に…。


だが、総二郎は、優紀の思いとは反対の思いを優紀に懇願していた。


「じゃあ、俺が、西門家の為じゃなく、自分自身の為に家を出て、優紀と、一緒に居ると
 言ったら、優紀は如何する?」
「そんな事は為さらないで下さい。
 そんな事をして頂いても、私は、嬉しくないです。
 それは、西門家の為に成らない筈です。」
「俺みたいな遊び人の息子より、弟の巧三の方がよっぽど、次期家元の素質は有るだ
 ろ?」
「西門さんは、茶人としての素質は、三兄弟で、一番だと、伺った事が有ります。
 だから、西門さんのお兄様は、“ドクターに成る‼”と、言って、家を出られたとも、
 伺っています。
 また、家元も、西門さんを次期家元として推しているとも…。」


総二郎は、少し、怒った様に優紀に聞いて居た。


「誰から、聞いた?」
「高校生の頃に、更先輩から…。
 だから、西門家の為に、貫いて下さい。
 西門さんが、西門家を守って下さい。
 お願いします。」


総二郎は、優紀に賭けを仕掛けた。


「じゃあ、俺が、西門の為に貫いたら、優紀が嫁に来てくれるか?」
「それは………。」


総二郎は、優紀の返答を聞く前に、言葉を被せる様に、優紀に言って除けた。


「俺は、ぜってぇ、両親に俺の想いを認めさせる。
 だから、両親が俺の想いを認めてくれたら、優紀、俺の嫁さんに成ってくれ‼
 良いよな⁉」


優紀は、応えられず、俯いたまま居た。


総二郎は、優紀の顔を総二郎の方に向かせ、優紀の顎を持って、言葉を優紀に伝えた。


「俺は、両親に認めさせたら、優紀を迎えに来る。
 何年掛かっても、遣り遂げて見せる。
 だから、優紀、俺を待っててくれ‼
 俺は、もう、優紀だけだ‼」


総二郎は、そう言って、優紀の唇にkissを施した。


総二郎と優紀の二人の身体が熱く成る様な、深い深いkissを総二郎は、優紀に施していた。


「此のkissは、俺から優紀への誓いのkissだ。
 嫌がらず、受け取ってくれた事は嬉しいよ‼
 愛してる、優紀‼」


そう言ったまま、総二郎は、また、優紀の唇に総二郎の唇を重ねていた。

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