やっぱり、私は…<つかつく> 17.
<司side>
俺は、つくしの言葉に、一瞬、焦った。
『滋さんのPJで、一緒に便乗させてもらえる事に成った。』
“おいおい、類も一緒って、事だよな⁉
後で、類に釘を刺して於くか?”と…。
俺は、類に『釘を刺す』という事は忘れずに居た。
俺は、つくしに先に風呂に入る様に促した。
「つくし、先に風呂に入れ‼」
「えっ??
私が、先に入って良いの?」
「ああ、俺は、後に入る‼」
「うん、有難う‼
先に入って来るね。」
そして、つくしが、バスルームに入っている間に、俺は、類にTELを掛けた。
「類、つくしも、7日、滋の所(とこ)のPJに便乗させてもらうらしい。」
“そうなんだ。
で…?”
「“で…。”って?
類、つくしに、ちょっかい掛けるなよ?」
“はぁ~??
司ぁ~?
いつまでも、俺は、牧野って訳じゃないよ?”
「本当だな?」
“当り前でしょ‼
そりゃあ、牧野の事は、人間としては好きだよ。
でも、それだけ…。
親友の彼女を如何こうしようと、思う程、俺は、落ちぶれて無いよ‼”
「本当だな?
類は、つくしが好きだったから…。
心配、何だよなぁ~?」
“はぁ~??
何年前の話しだよ⁉
いい加減にしてよ、司っ‼”
「ああ、分かった‼」
俺は、類の言葉に安心した。
俺は、幾ら、類でも、“親友を裏切らねぇだろう…。”と、何時までも類を追及する事は、止める事にした。
<つくしside>
私は、5日の夜に、何気に携帯の電源を入れた途端、LINEの着信音が鳴り出して居た。
確認したら、『T4LINE』からだった。
“ヤバい‼”と、思い、直ぐ様、確認すると、2日~5日に掛けて、滋さんと桜子から、LINEが、入って来ていた。
如何やら、毎日、何をして過ごすかの相談のLINEだった。
5日の夜に、私がバスルームに入った後に、司が私の部屋のバスルームに入っている隙を狙って、LINEを再度、確認して見た。
【2日】
『つくし、今日、ニッシーを挑発するから、つくしも、出掛けようよ‼』
『先輩、13:00に出掛ける予定なので、行けそうなら、私達の部屋に集合ですよ‼』
『ニッシーが優紀を拉致ったよ‼』
『ちょっと、つくし、聞いて‼
ニッシーが、優紀と付き合う事に成った⁉』
『そうそう、ニッシーが、類君とあきら君と私と桜子の前で、優紀を裏切らないと、宣誓
したよ‼』
『あっ、また、ニッシーが、優紀を拉致った‼』
【3日】
『先輩、今日は、如何言うスケジュールですか?
道明寺さんとご一緒ですか?』
『あのさ、つくし⁉
ニッシーが、優紀を拉致ったから…。
私と桜子だけ何だよね?
どっか、出掛けない?』
【4日】
『結局、私と桜子は、昨日、それぞれ、個室で過ごしたよ‼』
『先輩、スケジュール位、教えて下さいよ⁉
今日は、如何成っています…⁉』
で、私宛に滋さんから、“帰国は如何するのか?”と、言うLINEが入っていた。
『つくし、帰国日は如何成ってんの?』
『先輩、連絡は入れて下さいよ⁉』
『つくし、責めて、帰国の日にち位は、連絡頂戴よ⁉』
【5日】
『結局、優紀…‼
あれっ切り、ニッシーに拉致られてから、私達の部屋に帰って来てないの‼』
『優紀さん、西門さんとご一緒だと思いますが…⁉』
『PJで、優紀を追求しなきゃね…?』
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LINEを良~く見たら、司と私が、F3&T3と一緒に居ない間に…。
優紀、何ちゅう事に成ってるんだ…⁉
丁度、その頃に、司がバスルームから出て来たので、『T4LINE』の詳細を話しして伝えた。
「はぁ~??
何だそりゃ⁉
総二郎も、思い切った事を考えたもんだよな⁉
宣誓って…‼」
「だよね?」
「まあ、そう言うのも、良いんじゃねぇの⁉」
「西門さんが優紀を裏切った時は、唯じゃ於かないんだから…‼」
私は、拳を作って、殴る素振りを司に見せて居た。
司は、ギョッとし顔をして、私を見て居た。