エロ門、登場…<総優> 前編
<総二郎side>
司が、4年のNY修行から日本に帰国後、直ぐにでも、牧野と婚約して、結婚したかったそうだが…。
司の両親が待ったを掛けた。
司の両親が待ったを掛けて来た理由は…?
牧野が、まだ、学生で有るという事が大きかったそうだ。
で、諦めた司は、取り敢えず、“婚約だけでも…。”と、成り、帰国後、直ぐ、婚約した司と牧野…。
で、牧野が大学を卒業して、牧野の要望で、1年だけ社会人経験(勿論、牧野の入社は、道明寺HD)後、結婚した。
司が24歳で、牧野が23歳の時…。
で、其の1年後には、牧野は、妊娠、出産…した。
で、男の子を産んだ。
で、現在、入院中…。
で、司も、牧野と子供と一緒に、道明寺総合病院の特別室暮らし…。
何じゃそりゃ、だろ?
で、俺は、仕事の都合で、F2&T2と一緒には見舞いに来れなかったので、別日に、俺一人で、見舞いに来たって訳だ。
<優紀side>
私は、“つくしが、男の子を出産した‼”と、つくしのママから聞いて、お見舞いに駆け付けた。
現在は、F3&T2とは、仲間としてのお付き合いはして居ない。
道明寺さんとは、つくしとの関係が在って、結婚式にも呼んで頂き、その絡みで、お話しはさせてもらって居る。
でも、唯、其れだけ…。
つくしの結婚式の時も、F3&T2とは絡みが無い様に、つくしには、お願いしていた。
だから、話しすら…して居ない。
その方が、気が楽だった。
そして、つくしのお見舞いで、病室に居た私だった。
「つくし、おめでとう!
良かったね!
元気そうで良かったよ!」
「うん、有難う!
ねぇ、優紀…?」
「う~ん、何…⁉」
つくしは、何か、言い難そうだった。
「うん、此れね。
滋さんと桜子から、“渡して‼”って、頼まれた手紙…。
読んで上げて‼」
私は、つくしから受け取って、…。
“うん。”と、言いながら、読んだ。
先ずは、滋さんの手紙から…。
『優紀へ
何年振りかな?
つくしの結婚式も来て居たらしいね?
声を掛けてくれたら…。
嬉しかったかも…⁉
つくしが、赤ちゃんを出産して、道明寺邸に集まる事も有ると思うんだ‼
これを機に、また、T4で集まれたらって、思ってんだよ~。
優紀が、何で、私達から、離れたのかは…⁉
つくしから聞いて、知ってる。
でも、私達 T4の絆は、変わらないよ‼
優紀、T4に戻って来て‼
待ってるね‼
滋』
そして、桜子さんの手紙も読んだ。
『優紀さんへ
お久し振りです。
お元気でしたか?
もう、優紀さんとお会いしなく成って、7年は経つんですね⁉
早いなぁ~って、思います。
あの先輩が、ママに成るんですものね?
世も末ですわ。
この事は、先輩には、内緒にして於いて下さいね?
また、優紀さんともお会い出来たらと思って居ます。
早速、LINE始めませんか?
LINEで『T4女子会』グループ、作りました。
優紀さんを招待しますね‼
入って下さいよ‼
また、お話ししましょうね?
楽しみにしています。
桜子』
私は、嬉し涙を流しながら、笑っていた。