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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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パパの誕生日【エロ門、登場】…<総優>  番外編①



あれから、数年が経って居た。


司とつくしの次男で在る 『駿(しゅん)』 と 総二郎と優紀の長男で在る 『優一郎』が、英徳学園 幼稚舎に入舎した年に産まれた総二郎と優紀の長女は、『光紀(みつき)』と、名付けられたのだ。


そして、其の司とつくしの次男で在る 『駿(しゅん)』 と 総二郎と優紀の長男で在る 『優一郎』は、英徳学園 初等部に入学して、1年生の年を迎えて居たのだ。


そして、司とつくしの長男で在る 『翔(しょう)』は、初等部3年生…。
総二郎と優紀の長女で在る 『光紀(みつき)』は、3歳と、成長して居たのだ。



実は、もう直ぐしたら…。
『優一郎』と『光紀(みつき)』のパパで在る 総二郎のBirthdayが、近付いて居たのだ。


名の字の如く…。
優しい優一郎は、自身のパパで在る 総二郎のBirthdayに、“なに(何)か、おいわい(お祝い)してあげ(上げ)たい‼”と、考えて居たのだった。


だからだったのだろう。
優一郎は、自身のママで在る 優紀に、相談するのだった。


「ママ…。
 もうすぐ(直ぐ)したら…。
 パパのBirthdayがある(有る)でしょ。
 ぼく(僕)…。
 パパに、なに(何)か、おいわい(お祝い)してあげ(上げ)たいんだけど…。
 ママは、なに(何)が、いい(良い)と、おもう(思う)?」と…。


だが、優紀は、思ったのだった。


“私から、優一郎に提案したら…。
 意味が無いよね。
 優一郎から、「何かしたい。」と、思ってくれたのなら…。
 自分自身で、最後まで、遣り遂げられる様な物を…何か?
 私が、教えるのでは無くて…。
 ヒントを与えて上げれば、良いよね。”と…。


だからこそ…。
優紀は、自身の息子で在る 優一郎に、話しするのだった。


「パパが、喜ぶとしたら…。
 優一郎は、どんな事だと思う?」と…。


だからだったのだろう。
優一郎は、小首を傾げ乍ら…。
また、左右に、首を傾げ乍ら…。
頻りに、考えるのだった。


其の優一郎の考えて居る姿が、凄く可愛らしいせいか?
優紀は、クスクス、笑ってしまったのだった。


其処に、優一郎は、口を膨らませて、怒り始めたのだった。


「どう(如何)して、ママは、わらって(笑って)るの?」と…。


なので、優紀は、慌てる様に…。
優一郎に、詫びを入れるのだった。


「ごめんね。
 優一郎の考えて居る姿が、余りにも、可愛過ぎて…。
 ついつい、笑っちゃったね。
 ごめんね。」と…。


なので、優一郎は、自身の母親で在る 優紀からの返答の言葉自体が驚愕で、目を大きく見開いたまま…。
吃驚顔のまま、顔が固まってしまったのだった。


「えっ??」と、言う言葉と共に…。


なので、其の日は、取り敢えず…。
まだ、日にちが有ると言う事で、先ずは、優一郎だけで、考えて視る事にしたのだった。



そして、其の日から、数日後の事だったのだ。


優一郎は、何時もの如く…。
自身の祖父で在る 家元から、茶の手解きを受けて居たのだった。


其の日の優一郎は、何時も寄りも、お稽古に集中して居らず…。
優一郎の祖父で在る 家元は、そんな自身の孫で在る 優一郎の事を、心配するのだった。


「優一郎…。
 今日は、如何したのじゃ?
 全く、稽古に、身が入って居らんな。
 此のままでは、稽古に成らんぞ。」と…。


其処で、優一郎は、自身の祖父で在る 家元に、相談する事にしたのだった。


「うん。
 ごめんなさい。
 おじい(祖父)ちゃん…。
 えっと…ね。
 もうすぐ(直ぐ)したら…。
 パパのBirthdayがある(有る)でしょ。
 ぼく(僕)…。
 パパに、なに(何)か、おいわい(お祝い)して上げたいんだけど…。
 だから…ね。
 ママに…ね。
 訊いたの。
 “ママは、なに(何)が、いい(良い)と、おもう(思う)?”って…。
 だけど…。
 ヒントは、教えてくれたけど…。
 あと(後)は、ぼく(僕)が、かんがえたほう(考えた方)が、パパは、よろこぶ(喜
 ぶ)んだって…。
 おじい(祖父)ちゃんは、どう(如何)したら、いい(良い)と、おもう(思う)?」と…。


だからだったのだろう。
優一郎の祖父で在る 家元は、息子に対する優紀の思いが分かるだけに…。
優一郎の祖父で在る 家元は、優一郎と一緒に考える振りをして、自身の息子で在る 優一郎への優紀の思いに従い、優一郎の祖父で在る 家元は、自身の孫で在る 優一郎に、諭し始めるのだった。


「優一郎…。
 優一郎が、考えもせず…。
 ママや、じぃじに、訊く事は簡単じゃろ?
 じゃが…な。
 其れでは、優一郎が、成長せんのじゃ。
 人間には、『思考能力』というモノが、備わって居る(おる)。
 物事を、頭で、理解して、考えずして、成長せんのじゃよ。
 だからこそ…。
 ママは、優一郎に、考える力を身に着けて欲しかったのじゃと思うぞ。
 だからこそ…。
 もう一度、優一郎の頭で、考えてご覧…。」と…。


其処で、優一郎は、やっと、自身(優一郎)へのママ(優紀)の思いを理解した様子だったのだ。


だが、其処は、じぃじ…。
孫を思うじぃじは、やはり、甘いのだ。


答えに近い言葉を、優一郎の祖父で在る 家元は、自身の孫で在る 優一郎に、話ししてしまったのだった。


「優一郎のパパは、もう直ぐしたら…。
 何に成るだ?」と…。


其処で、優一郎は、自身の祖父で在る 家元に、返答するのだった。


「えっと…。
 パパは、おじい(祖父)ちゃんにかわって(代わって)…。
 『いえもと(家元)』になる(成る)んだよね?」と…。


だからだったのだろう。
優一郎の祖父で在る 家元は、嬉しそうな顔付きで、返答するのだった。


「そうじゃ。
 パパは、優一郎よりも、小さい頃から、茶が、好きじゃった。
 優一郎も、そうじゃろ?」と…。


なので、優一郎は、自身の祖父で在る 家元に、即答するのだった。


「うん。
 大すき(好き)だよ。」と…。


なので、優一郎の祖父で在る 家元は、自身の孫で在る 優一郎に、頷くのだった。


そして、優一郎は、理解したのだった。


だからだったのだろう。
優一郎は、ヒントという寄りも、答えを教えてくれた自身の祖父で在る 家元に、お礼の言葉を口にするのだった。


「おじい(祖父)ちゃん…。
 ありがとう(有難う)。」と…。



そして、優一郎は、お稽古が終わった其の足で、自身の母親で在る 優紀の所に行き、言って除けるのだった。


「ママ…。
 パパのBirthdayの日…。
 パパに、おちゃ(茶)をたてて(点てて)あげる(上げる)ね‼
 いい(良い)でしょ?」と…。


優紀は、自身の想いが、優一郎に届いた事を、嬉しく思って居たのだった。
此の時までは…。



そして、12月3日の総二郎のBirthday当日の夜…。
優一郎は、お茶を点てる支度をして居たのだ。


其処に、総二郎が、仕事から帰って来たのだった。


出迎えた優紀は、総二郎に、茶室に向かう様に、伝えるのだった。
優紀は、総二郎と優一郎の二人だけで、お茶を楽しんで欲しかったのだ。


だが、此の時の総二郎は、複雑な気持ちだったのだ。


“何が有るんだぁ~⁉”と…。



其処で、そう思い乍らも、茶室の襖を開けた時…。
茶室に、ちょこんと座って居る自身の息子で在る 優一郎を観て、総二郎は、思うのだった。


“優一郎は、今から、茶を点てるつもりか?”と…。


そして、優一郎は、そんな風に、不思議がって居る自身の父親で在る 総二郎に、伝えるのだった。


「パパ…。
 おたんじょうび(誕生日)…。
 おめでとう!
 きょう(今日)は、ぼく(僕)が、おちゃ(茶)をたてる(点てる)ね。」と…。


実は、此の時の総二郎は、既に、涙目だったのだ。

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