tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

馬鹿だよな、俺…<総優>  15.




<総二郎side>


優紀は、中々、返事してくれなかったが…。


其処は、経験者‼


牧野が、優紀を諭してくれた。


「優紀、私でも、出来たんだよ‼
 優紀にも、出来るよ‼
 優紀は、優君を産んで、今まで、育てて来たんでしょ?
 『母は強し』でしょ‼
 元々、優紀は、私が、尊敬する『芯の強さ』を持っている女性だよ‼
 大丈夫‼
 親は、鬼じゃないよ‼
 分かってくれるよ‼
 優君が、居るんだし…。」


優紀は、泣き出した。


俺は、優紀の肩を抱き締めて遣る事しか出来ねぇで居た。


俺は、こんな時の男は、“頼んねぇんだな…?”と、改めて思っていた。



だが、優紀は、漸く頷いて見せた。


そして、言葉を発してくれた。


「うん、そうだね。
 優一郎が、居るし…。
 何時までも、黙って居られる訳が無い。
 なら、覚悟を決めなきゃ成らないのかも…ね⁉」


牧野は、優紀にニコっと笑って、頷いていた。



で、あきらが、作戦会議だと言わんばかりに、話しをし出した。


「取り敢えず、俺の親父に話しを通した。
 俺の親父と総二郎の親父さんとは、幼馴染で親友だ。
 何か、良い案を出してくれると、思って…な。
 で、明日、メープルのレストランの個室に、家元と家元夫人、優紀ちゃんの両親も呼ん
 である。」


類は、ソファに寝転んでいた筈だったが…。
起き出した。


“話しは、ちゃんと、聞いて居たのかよ~⁉”と、俺は、笑いそうに成った。


「あきら、根回しは、流石だね⁉」
「『善は急げ‼』って、言うだろ?」
「まあ~ね。」


俺は、あきらに先を促した。


「で、俺等は、如何したら良い?」
「まあ、当事者が居ねぇとだろ?
 先ずは、総二郎と優紀ちゃん…。
 其れに俺の親父と俺が一緒に立会人として、その場に居る事にした。
 まあ、親父sideの代表と、息子sideの代表って、処か?」
「悪ぃな、あきら。」
「まあ、乗った船だろ?」


滋が、訊いて来た。


「でもさあ、優君は、如何するの?
 一緒に連れて行くの?」


あきらは、首を横に振った。


「まだ、小さいと言っても、どんな話し合いに成るか分からねぇ様な所に連れて行けねぇ
 だろ?
 だから、優一郎は、お留守番だ‼」


滋は、首を捻っていた。


「誰が、面倒見るの?」


桜子が、ニコっと、笑った。


「私にお任せ下さい‼
 美作さんから、お話しを伺って、私が、立候補したんです。
 だから、優紀さん‼
 優君、大丈夫ですよ‼」
「有り難う、桜子さん‼
 宜しくお願いします。」


桜子は、優紀に向かってニコっと、笑っていた。



其処で、司が、俺と優紀に声を掛けてくれた。


「総二郎、今日は、夫婦として、親子水入らずで、此処のスウィートを使えよ‼」
「良いのか?」
「良いに決まってんだろ。
 どうせ、明日も、此処(メープル)だろ?
 今日は、(西門)邸には、戻れねぇだろうし…。
 松岡も、実家には、まだ、帰れねぇだろ?
 それに、迂闊に、総二郎のマンションに親子3人で戻って、家元と家元夫人に勘付かれ
 でもすれば…。
 其れこそ、ややこしく成るだろ?
 俺とつくしは、(道明寺)邸に戻るから、自由に使え‼」
「おお、サンキュな‼」
「有り難うございます。」


優紀も、司に礼を言って頭を下げて居た。


「おお。」


司は、そう言いながら、頷いてくれていた。



俺と優紀は、皆に守られてんだな‼


つくづくそう思っていた。


F3&T3には、感謝だな‼



<15.も、短めで申し訳御座いません。>

×

非ログインユーザーとして返信する