泣かずに居られるのなら…<つかつく> 16.
次は、T3に向かって、お礼を伝えて居た。
「滋さん、優紀、桜子…。
色々、本当に有難う‼」
「「「………」」」
T3は、涙を流しながら、つくしを3人がかりで抱き締めながら、言葉なく頷いて居た。
そのままの状態で、つくしは、顔だけ、F2に向けて、お礼を言って居た。
「西門さん、美作さん…。
有難う‼
これからも、宜しく‼」
「「………」」
F2も、言葉は無く、頷いて居た。
そして、最後のトリは…。
やっぱりの椿だった。
つくしは、T3から離れて、椿の方に向かって歩いた。
椿は、何時もの如く、つくしを抱き締めた。
唯、いつもと違う事は、つくしが病み上がりという事も有り、椿は、失神する程、抱き締めなかった。
実は、タマに窘められていた椿が、其処には居たのだった。
「つくしちゃん~‼
司の元に戻ってくれて有難う‼」
「………」
椿とつくしの間は、もう、姉妹…。
言葉は無く共、お互いの言わんとして居る事は、十分、分かって居た。
椿とつくしのその後は、言葉なく抱き締め合って居た。
そして、航には、まだ、紹介して居なかった椿・T3&静を紹介していた。
航は、椿に抱き締められていた。
航は椿に抱き締められながらも、つくしを見詰めながら、ニコニコと、笑っていた。
航は、嬉しかったのだ。
つくしと、一緒に(道明寺)邸に住める事を…。
また、その席で、総二郎&優紀・あきら&桜子の付き合いを発表したF2&T2だった。
驚愕したのは、つくしだけだった。
また、後日、牧野家に親子3人で向かい、挨拶を済まして、結婚の承諾を得た司だった。
また、司は、1度目の入籍の取り消しの民事裁判を起こし、認められた。
この事に寄り、司は、再婚としてではなく、初婚としてつくしと入籍した。
勿論、つくしと航との親子関係も認められ、司とつくしは、入籍後に、挙式・披露宴に臨む事に成った。
航には、「パパとママは、病気だったから、結婚式はして居ない。」と、説明していた。
そして、航は、挙式会場で、初めて、父方の祖父母に当たる保と楓に会った。
つくしは、ドギマギして居たが…。
保と楓に航は、受け入れられ、ほっとしていたつくしだった。
つくしは、思って居た。
『もう、泣かずに居られるのなら…。
司と私と航との親子3人で、笑顔で居られるのなら…。
此れからは、どんな事が起き様共、司を信じて生きて行こう。』と…つくしは、誓っていた。
そして、今まで、泣いて来た分を取り戻すかの様に…司とつくしは、二人の時間を取り戻していた。
こうして、司とつくしと航の家族としての新たな生活が始まったのだった。
fin
<息子の名前を『航』と、言う名前に付けた理由は…?
司とつくしの初体験の情事の場所…そうです。
滋ん家(ち)のクルーザー‼
なので、クルーザー=航海=航(わたる)としました。
本当は、航(わたる)を『こう』呼びにしようかと思ったんですが…。
amiの二次小説ネタで、花沢家のパパを孝(こう)としてしまって居る為、ややこしく
成ると判断し、『わたる』呼びにしました。
取り敢えず、ご説明まで…。
了承願います。>
<また、確認した処…。
上記の『二次小説ネタ』様な民事裁判が行われたと仮定した場合…。
余程の理由が無い限り、入籍の無効に関する民事裁判で、認められるケースは少ないと
の事…。
両家の言い分も有ると言うのが、理由だそうです。
ですが…?
其処は、『二次小説ネタ』と捉えて頂けると幸いです。
宜しくお願いします。>
<また、15.と16.を1話分として、纏めるには、かなり長く成る為…。
最後は、短めで、申し訳ありません。>