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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  23.



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  23.』は、『打ち
 上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  22.』と、同日連続投稿の様に投稿致
 して折りますが、実は、『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  22.』
 は、本来なら、2021.9.6中に投稿すべき二次小説と成ります。
 ですので、『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  23.』は、2021.
 9.7の投稿分の二次小説と成ります。
 此方サイドの勝手な都合に寄り、ややこしい、投稿の仕方を致して折ります事を、お詫び
 申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  23.』は、一部の
 文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  20.』のエピローグ
 <桜子の後悔  ②>】


実は、此の時の滋は、あきらからの話しを聞いて、がっかりし乍らも、或る事を思い出し乍ら、考えて居たのだ。


“桜子と知り合った当時…。
 私と桜子は、『玉砕シスターズ』…何て、つくしに言って居たけど…。
 其の桜子の裏では、そんな事が有っただ何て…知らなかった。”と…。



【そうなのだ。
 高等部当時の滋と桜子は、それぞれ、『司』の事が好きだったのだ。


 だからだったのだ。
 高等部当時の滋と桜子は、それぞれ、其の当時の『司』に、裸で体当たりして居たのだ。


 なので、高等部当時の滋は、其の時に、つくしに話しして居た程…だったのだ。


 「其れも、聞けば、どっちも、裸で特攻したって、言うじゃ無い⁉」と…。


 だからこそ…。
 其の当時のつくしが、驚愕する程…だったのだ。


 “裸で特攻…⁉
  滋さんの時は、私が、温泉で観たアレ…ね。
  桜子…お前も…か?”と…。


 実は、其の場(つくしが漁村から東京に戻った後に、滋から借りる事に成った億ション)
 に、一緒に居た其の時の優紀に至っては、目を回す程、驚愕して居たのだが…。】



だからだったのだ。
此の時の滋は、驚愕すると共に、更に、思って居たのだ。


“そんな過去が、桜子に有るので在れば…。
 今の司が、怒っても、当然だわ。
 今のつくしは、生死の境を彷徨って居るんだから…。”と…。


だが、そんな風に、此の時の滋は、思って居たのだが…。
“何か、良い案は無いだろうか?”と、考えても居たのだ。



其処で、此の時の滋は、優紀に連絡を取るのだった。


「三条邸に来てくれない?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、桜子の様子が気に成って居た事も有り、つくしの手術の事を気にし乍らも、三条邸に向かうのだった。


其処で、此の時の滋は、三条邸の桜子の自室に着いたばかりの優紀と一緒に、別の部屋に移動して、優紀に、訊き始めるのだった。


「ねぇ~、優紀…。
 桜子の過去の話し…優紀も、もう、聞いたよね?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、包み隠さず、滋に話しし始めるのだった。


「はい、道明寺さんから…。
 でも、私は、高校生だった当時のつくしから、直接、聞いた訳じゃ無いので、詳しい事
 は、良く、分からないんですけど…。
 昨日、道明寺さんが、私達に仰ったのは、かなり、酷い仕打ちを、其の当時のつくしは、
 桜子さんから受けて居た事に成ります。
 でも、実際、桜子さんの話しを、私は、聞いた訳じゃ無いし、私には、信じられないんで
 すけど…。」と…。


其処で、此の時の滋は、言い辛そうに、優紀に、話しし始めるのだった。


「そう何だよね。
 実は、私も、信じられないんだよね。
 でも、昨日、桜子は、私に、言ったんだよ。
  “道明寺さんが、怒られるのも、無理は無いんです。
   全ては、私の責任ですから…。
   自業自得です。”って…。
 って事は、司が、皆に話しした事は、きっと、本当の事…なのよね?
 残念だけど…。
 だから…って。
 此のままで良い訳無いよね?
 で、優紀に相談…何だけど…。
 優紀なら、こういう場合、如何する?」と…。


其処で、此の時の優紀は、滋に、話しし始めるのだった。


「私の案が、正解か如何かは、私にも、分かりません。
 ですが、道明寺さんの怒りを解けるのは、つくししか居ない様に思うんです。
 ですから、今の桜子さんが、道明寺さんの目の前に出る事が出来なくても、つくしの前な
 ら、行く事は出来ますよね?
 道明寺さんが、つくしの傍に居ない隙を狙えば…ですけど…。
 なので、其の時の為に、事前に、滋さんと私とで、お膳立てすると言うのは如何ですか?
 きっと、つくしの手術は、成功すると思います。
 なので、つくしの手術が成功して、暫くして、つくしが落ち着いたら…。
 滋さんと私とで、つくしに会いに行って、其の話しを、つくしにする。
 つくしと桜子さんとの間で、過去にそういう事が有ったとしても…。
 今と同じ様に、高校生当時から、つくしと桜子さんとは、仲が良かったですよね。
 私達が、つくしと桜子さんとの過去を気付かない位に…。
 きっと、つくしと桜子さんとの間では、もう既に、過去の事で、解決済みの話し…何だと
 思います。
 なので、つくしは、桜子さんの事は、もう既に、許して居たんだと思います。
 だからこそ…道明寺さんの怒りを買ってしまった桜子さんの事を、つくしに話しして、道
 明寺さんを宥めて貰う。
 其れしか無いと思います。
 きっと、其れでも、道明寺さんは、桜子さんの事を、許して下さらないかも知れません。
 其れでも、つくしなら、桜子さんと会う事を、拒まないと思います。」と…。


其処で、此の時の滋は、優紀の名案に、納得するかの様に、同意するのだった。


「其の優紀の案に、私も、一票‼
 そうだよ。
 其れしか無いよ。
 やっぱり、優紀は、凄いよ!
 つくしの事に関しては、流石は、幼馴染の優紀だね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、滋に、言って除けるのだった。


「もし、此の場に、何時も通りの桜子さんが居れば…。
 滋さんは、きっと、桜子さんから、怒られますよ。
 “私の方が、先輩の事は、良~く、知ってますけど…。”って…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋は、苦笑いだったのだ。



そして、其の後の優紀は、つくしの手術の事が気に成るので、三条邸を後にして、道明寺総合病院のVIP専用手術室の前に向かうのだった。
つくしの下に向かう為に…。


そして、其の後の滋は、桜子の自室に戻って、聞いて居るのか? or 聞いて居ないのか?
分からない桜子だったとしても…。
其れでも、此の時の滋は、そんな桜子に、優紀の名案の件を、話しして聞かせて居たのだ。
勿論、此の時の滋は、桜子の耳元で、話しして居た事は言うまでも無かったのだ。


其処に、滋からの話しに気が付いたのか?
此の時の桜子は、ちょっとだけ、反応したのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は、更に、突っ込んだ話しを、桜子に、話しし始めるのだった。
という寄りも、そんな桜子に、訊くかの様に…。


「桜子、優紀の名案の話し、聞いてる?
 私の声は、聞こえてる?
 先ずは、私と優紀が動くから…。
 どんなに、司が、桜子を怒って居ても、司は、つくしには、逆らえないんだから…。
 きっと、桜子は、つくしに会える様に成ると思うから…。
 だからこそ…元気を出して…。
 良い、桜子?
 絶対、変な事は、考えないでよ‼
 つくしを悲しませる様な事は、考えないでよ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時点に於いての桜子は、すっかり、気落ちして居たのだが…。
滋からのそんな話しを聞いて、気持ちを取り戻して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の桜子は、言葉を発する事は無かったのだが…涙を流し乍らも、頷いて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は、そんな桜子の様子を見た事で、漸く、ホッとして居たのだ。



そして、其の後の滋は、もう既に、道明寺総合病院のVIP専用手術室の前に着いたで在ろう 優紀に、LINEを送るのだった。


『優紀…。
 桜子が、私の話しを聞いて、頷いたよ。
 優紀、有難う!
 優紀の作戦の決行日の件、また、連絡、頂戴…ね。
 で、つくしの様子も、連絡して来て…。』と…。


なので、優紀は、滋に、返信するのだった。


『了解しました!』と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、桜子の様子を見て居た事も有り、滋からのLINEのメッセージを観た時に、ホッとして居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、思わず、呟いて居たのだ。


「良かった。」と…。



実は、そんな優紀の様子を見逃さない男が、其の場(道明寺総合病院のVIP専用手術室の前)に、一人、居たのだ。


そうなのだ。
其れは、滋から、今の桜子の様子の話しを聞いて居たあきらだったのだ。


だからだったのだ。
こっそり、優紀を呼び出したあきらは、優紀に訊くのだった。


「優紀ちゃん…。
 何が、良かったんだ?」と…。


其処で、此の時の優紀は、“仕方無いよね⁉”と、思い乍らも、あきらに、話しするのだった。


だからだったのだ。
そんな話しを、優紀から聞いた此の時のあきらは、思って居たのだ。


“成程…な。”と…。


勿論、此の時の優紀は、此の話しを、滋にも、伝えて居た事は言うまでも無かったのだ。




<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  23.』は、一部の
 文面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフを、勝手に、拝借して、記載致
 して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事をお詫び申し
 上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、
 重ねて、お詫び申し上げます。>

打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  22.



【『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  20.』のエピローグ
 <桜子の後悔  ①>】


此の時の桜子は、後悔して居たのだ。
自身の高等部当時の『黒歴史』の事を…。


そして、此の時の桜子は、足早に、其の場を立ち去る事しか出来なかったのだ。
滋が、自身の事を庇って、追い掛けてくれて居る事を分かって居乍らも…。


其処で、漸く、桜子に、追い付いた滋は、桜子に声を掛けるのだった。


「桜子…待ってよ!
 私も、一緒に、帰るよ!」と…。


だが、此の時の桜子は、綺麗な顔が、ぐちゃぐちゃに成る位に、目を真っ赤にして、泣いて居たのだ。
そして、此の時の桜子は、そんな泣き顔のまま、滋にお礼の言葉を伝えるのだった。


「滋さん…。
 私を庇って下さって、有難う御座いました。
 でも、道明寺さんが、怒られるのも、無理は無いんです。
 全て、私の責任ですから…。
 自業自得です。」と…。


其処で、滋は、今にも、泣き崩れて、倒れそうに成って居る桜子の肩を抱き締め乍ら、訊き始めるのだった。


「高等部当時のつくしと桜子との間には、一体、何が有ったの?」と…。


だが、此の時の桜子は、そう訊いて来た滋に対しても、一切、言える筈等無かったのだ。


何故なら…。
此の時の桜子の心の中は、既に、後悔で、押し潰されそうに成って居たのだから…。



だからだったのだ。
取り敢えず、此の時の滋は、大河原家のリムジンに、桜子を乗せて、三条邸に送り届けたのだ。


勿論、三条邸に着いた滋と桜子を見た桜子の祖母 と 三条邸の使用人頭は、驚愕だったのだ。


何故なら…。
つくしと知り合ってからの桜子は、明るく成り、笑顔を魅せる様に成って居たのだ。
其の桜子が、泣き崩れて、滋に寄り掛かり、今にも倒れそうに成って居たのだ。


そんな桜子の様子を驚愕し無い者が居るとする成らば、其れは、不思議な位だったのだ。
其処には、何時も通り、自信に満ち溢れた桜子の姿は、何処にも無かったのだから…。


そして、滋は、其のまま、桜子を、桜子の自室に連れて行き、ベッドに寝かせるのだった。
実は、此の時の滋にとって、三条邸の桜子の自室は、勝手知ったる場所なのだ。


云わば…。
桜子と知り合ってからの滋は、何度も、三条邸に遊びに行って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の滋にとって、三条邸の桜子の自室は、勝手知ったる場所と云えたのだ。



実は、T4の中でも、お洒落番長で在る 桜子は、お肌の事に関しても、人一倍、気を使って居る女性なのだ。


云わば…。
スキンケア(=お手入れ)オタクと言っても過言じゃ無い程…。
此れ迄の桜子は、色々なスキンケアを試して来た人物なのだ。


其の桜子が、メイクを落とす事もせず…。
滋に寄って、ベッドに寝かせられたまま、眠った程…だったのだ。


云わば…。
此の時の桜子は、自身が高等部当時に犯してしまったつくしへの後悔と自責の念に駆られて居たのだ。


其れ程、此の時の桜子の心の中は、後悔で、押し潰されそうに成って居たという訳…だったのだ。


云わば…。
此の時の桜子は、『後悔先に立たず』の状況と云えたのだ。


なので、其の後の滋は、何も言わず、桜子の部屋から出たという訳…だったのだ。



そして、桜子の部屋から出て来た滋は、桜子の祖母から声を掛けられて居たのだ。


「桜子に、一体、何が有ったの?」と…。


其処で、此の時の滋は、こういうしか無かったのだ。


「私の口からは、何も申し上げる事は出来ません。
 桜子さんが落ち着いたら…其の時に、桜子さんから、聞いて下さい。
 実は、私も、まだ、詳しくは分からないんです。
 なので、明日、また、お邪魔します。」と、声を掛け乍ら…。


そして、其の日の滋は、三条邸を、後にするのだった。



実は、翌日の桜子は、未だ、ベッドから起き上がる事も出来ず…。
目は覚めて居ても、ボーっと、唯、一点を、見詰めて居るだけだったのだ。


そんな桜子の様子に、此の時の桜子の祖母 と 三条邸の使用人頭は、更に、驚愕するのだった。


何故なら…。
此の時の桜子の祖母 と 三条邸の使用人頭が、それぞれ、そんな桜子に声を掛けても、一切、返答の言葉も無かったのだ。



其処に、滋が、三条邸に現れたのだ。


今の此の状況の意味が、全く、分からない此の時の桜子の祖母 と 三条邸の使用人頭は、滋の登場に、ホッとするのだった。


だからだったのだろう。
此の時の桜子の祖母は、滋に、声を掛けるのだった。


「滋さん…いらっしゃい!
 (翌)朝に成っても、桜子の様子が可笑しいの。
 滋さんに、桜子を、お任せしても、宜しいのかしら?」と…。


だからだったのだ。
滋は、桜子の祖母に、返答するのだった。


「はい、其のつもりで、此方(三条邸)にお邪魔しましたので…。」と…。


なので、滋は、勝手知ったる桜子の自室に向かうのだった。



そして、桜子の自室に、ノックもせずに入った此の時の滋は、驚愕するのだった。
唯、一点を、ボーっと、見詰めて居るだけの桜子に…。


実は、此の時の滋には、分かって居たのだ。


“きっと、桜子は、未だ、ベッドに、寝転んで居るだけだろう。”と…。


だからこそ…。
此の時の滋は、ノックもせずに、「桜子、入るわよ‼」と、勝手に、桜子の自室に入って居たのだ。
だが、此の時の滋が、予想して居た桜子の状況よりも、もっと、酷い状況と云えたのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、そんな状況の桜子に、驚愕して居たという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋は、そんな状況の桜子を見て、思って居たのだ。


“こんな状況の桜子なら…。
(桜子の)祖母様も、(三条邸の)使用人頭も、驚愕しても仕方無いわ。”と…。


だが、其れでも、滋は、そんな状況の桜子に、声を掛けるのだった。


「桜子…お早う!
 朝だよ!
 ぐっすり、眠れた?」と…。


だが、此の時の桜子の瞳(め)は、何処を観て居るのか?
一切、滋を見て居なかったのだ。
所謂、此の時の桜子の耳には、誰の話し声も、聞こえて居る様子さえ、無かったのだ。


そんな桜子の様子に、此の時の滋は、如何して上げたら良いのか?
全く、分からない程…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の滋は、あきらに、連絡を入れるのだった。



実は、あきらは、類と総二郎と優紀と共に、一旦、それぞれの自邸(自宅)に戻って居たのだ。
勿論、司は、道明寺総合病院のVIP専用手術室の前に、経った一人で、残って居たのだが…。


だからだったのだ。
自邸(美作邸)の自室に居るあきらは、滋からのビデオ通話に出る事が出来て居たのだ。


其処で、ビデオ通話に出たあきらに、滋は、声を掛けるのだった。


「あきら君…。
 今、何処に居るの?」と…。


其処で、あきらは、そう訊いて来た滋に、返答するのだった。


「今か?
 自邸(美作邸)の俺の自室…。」と…。


だからだったのだ。
其処で、滋は、気安く、あきらに、話しし始めるのだった。


何故なら…。
此の時の滋にとって、司を怒らせてしまった手前、思って居た事が有ったのだ。


“もし、其の場(あきらが居る場所)に、司が居れば、話しし辛い。”と…。


なので、此の時の滋は、あからさまに、ホッとして居たという訳…だったのだ。



という訳で、此の時の滋は、ビデオ通話にて、あきらに、現在の桜子の様子を話しし始めるのだった。
道明寺総合病院を出る前からの桜子の様子を…。


だが、此の時のあきらにとって、例え、滋から、現在の桜子の様子を聞かされた所で、“俺には、如何する事も出来ねぇ‼”と、言う思いが有った事も、事実…だったのだ。


何故なら…。
事が事だけに、司を、あれだけ、怒らせたのだ。


“もし、桜子の自責の念を解ける人間が居るとする成らば…。
 其れは、牧野しか居ねぇだろうな。”と、此の時のあきらは、思って居たのだ。



だが、此の時の滋は、そんな風に、あきらが思って居るとは知らずに、あきらに、訊き始めるのだった。


「ねぇ~、あきら君…。
 英徳高校時代のつくしと桜子との間には、一体、何が有ったの?
 私にも、教えてくれない?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、考えて居たのだ。


“例え、滋が、俺から聞かなくても、此の件に関して、滋は、牧野 or 桜子から、何れ、聞
 く事に成るんだろう。
 本人達からだったら、言い難いだろうから…。
 俺から、滋に話しして遣るべき…何だろうな。”と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、道明寺総合病院のVIP専用手術室の前で、司から聞いた話しを、滋に、話しして聞かせるのだった。


だが、其の上で、此の時のあきらが、更に、滋に、言える言葉が有るとする成らば…。
こういうしか無かったのだ。


「滋…。
 悪ぃが、今の俺でも、桜子を、如何して遣る事も出来ねぇだろうな。
 あれだけ、司が、桜子に怒ったんだ‼
 司にとって、牧野は、唯一無二の存在だろ。
 例え、過去の事とは云え…。
 其の牧野を、桜子が、罠に嵌めた事は、間違いねぇんだ。
 遣っちゃあいけねぇ事を、桜子は、牧野に遣っちまった。
 其れは、今の司にとって、許される話しじゃねぇだろ。
 だから…な。
 此の俺でも、今の司を、如何こう出来る道理がねぇって話し…だ。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の滋は、がっかりだったのだ。


実は、此の時の滋は、甘い考えが有っての事で、あきらに連絡を入れて居たのだ。


“あきら君なら、司の怒りを鎮める事が出来るかも…。”と…。


だが、其の考えも、泡と消えたのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、がっかりだったという訳…だったのだ。

打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  21.



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  21.』の一部の文
 面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 また、現代の社会に於いて、相応しくない言葉 や 表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



其処で、司は、過去(高等部当時)の桜子が、つくしに、何をしたのか?
F3&優紀に、話しし始めるのだった。


「高等部当時の三条は、つくしを嵌めたんだよ。」と…。


其れでも、あきらは、司に、訊き始めるのだった。


「桜子が、牧野を嵌めた?
 高等部当時に、そんな事が有ったか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、煙たそうにし乍らも、また、話しし始めるのだった。


「総二郎とあきらは、覚えてねぇのか?
 (高等部当時の)三条は、バツキン(桜子の知り合いのトーマス)を使って、つくしを嵌
 めやがったんだ。
 で、其の当時の俺も、三条から、写真を見せられ、騙された。
 だからだったんだよ。
 俺は、つくしの涙の訴えを無視して、其の場から、離れた。
 其の後のつくしは、其の間に、英徳(高校)の奴等に、殴る蹴るの暴行を受けてた。
 と言う事は、あの時の俺は、つくしを見捨てた。
 否…。
 あの当時の俺は、つくしを見殺しにした。
 “道明寺…。
  あんたに信じて貰えれば良いの。”と、涙を流し乍ら、言ったつくしを…だぞ。
 だからこそ…。
 俺は、三条を許せねぇ‼
 今のつくしは、生きるか死ぬかの瀬戸際に居んだぞ‼
 しかも、其の原因が、其の当時に、つくしが、英徳(高校)の奴等から受けた殴る蹴るの
 暴行のせいだというんだよ‼
 如何考えても、三条を許せる要素は、何処にもねぇだろ⁉」と…。


其処で、此の時の司は、一拍置いてから、総二郎とあきらに、訊き始めたのだ。


「確か、其の当時、総二郎とあきらも、あの時のBARに居たんじゃ無かったのか?」と…。


実は、其の時に、放心状態だった司でも、総二郎とあきらの声は、微かに、聞こえて居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、“(此の場に)総二郎とあきらが居るのだろう。”と、理解して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、総二郎とあきらに、聞けた言葉だったのだ。


そして、アルコールを摂取し過ぎた其の当時の其の後の司は、潰れてしまった事で、桜子に寄って、ホテルに拉致られて居たという訳…だったのだ。



そうなのだ。
アルコールを摂取し過ぎた其の当時の司が、桜子に騙されて居た間に、其の当時のつくしは、英徳高校の男子生徒に寄って、殴る蹴るの暴行を受けて居たのだ。


そして、其処迄、つくしを痛め付けて居た男子生徒に、或る男子生徒は、言って居た程…だったのだ。


「おい、其の位にしとけよ。
 死ぬぞ‼
 そいつ…。
 休憩、入れろ‼
 休憩…。」と…。


実は、其の当時のつくしは、其れだけでは、済まなかったのだ。
反撃に出たつくしのお腹を、或る英徳高校の男子生徒から、膝蹴りされても居たのだ。


此の当時のつくしは、其の時点で、英徳高校の男子生徒に寄って、其れ位、痛め付けられて居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
と言う事は、其の時点で、つくしの内臓は、悲鳴を上げ始めて居ても、可笑しくないと言えたのだ。



だからこそ…。
此の時の司は、桜子が許せなかったのだ。


何故なら…。
司には、確信して居たのだ。


“(高等部当時の)三条は、分かって居た筈だ。
 (高等部当時の)つくしを嵌めれば…。
 あの当時の英徳(高校)の奴等が、ざわつき始める事位は…。”と…。


だからこそ…。
此の時の司は、桜子の事が、許せなかったという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
其処迄、司から話しを聞いた総二郎とあきらは、思い出して居たのだ。


高等部当時の桜子が、如何いう風に、つくしを嵌めたのか?
其の当時の司から聞いた話しだったので、何と無くでは有ったのだが…。
此の時の総二郎とあきらは、思い出して居たという訳…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎とあきらは、同時に言えた言葉だったのだ。


「「ああ~、あの頃の事か…。」」と…。



だが、類には、全く、覚えが無いのだ。


実は、此の事件は、其の当時の類が、フランスから帰国する寸前(類は、其の日の夜に、日本に帰国して居たのだ。)の頃の事だったので、類に、覚えが無くても、当然の話しだったし、仕方無い話しと云えたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の類には、聞けた言葉だったのだ。


「其れって…。
 何時(いつ)の頃の事…?」と…。


だからだったのだ。
あきらが、類に、返答するのだった。


「類が、フランスから帰って来たろ?
 其の頃の事…。」と…。


だからだったのだ。
類は、思い出したかの様に、司に訊き始めるのだった。


「ああ~、もしかして…。
 其れって、俺が、フランスから戻って来た翌朝、英徳(高校)に行った時に、皆で、屋上
 に居た時の事…?」と…。


だからだったのだろう。
再び、司が、吠え始めたのだ。


「類…。
 変な事、思い出させてんじゃねぇよ‼」と…。



実は、司にとって、過去も現在も、類が、フランスから帰国した当時の事は、鬼門なのだ。


何故なら…。
一瞬でも、つくしが、類に、気持ちを持って行かれて居た頃の事だったのだから…。


云わば…。
つくしの初恋が、『類』と言う事に、司自身、類に、負けを感じて居たから…だったのだ。



だからだったのだ。
類は、司を諫めるかの様に、言って除けるのだった。


「良いじゃん!
 司…。
 だって、今では、牧野は、司の恋人で婚約者でしょ!
 其れに、司は、牧野から、愛されてるじゃん!
 きっと、牧野は、此の事で、司に、後悔させたく無くて…。
 自ら、身を隠したんでしょ⁉
 其れは、牧野が、司の事を愛してるっていう証拠じゃん!」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、類からの言葉に、嬉しそうに、返答するのだった。


「おぉ~、ったりめぇだろ‼
 俺は、つくしから、愛されてんだよ‼」と…。


だからだったのだ。
一瞬、此の場が、和やかな雰囲気に成り掛けたのだが…。
其の状況は、ほんの一瞬で、司の顔付きは、また、元に戻って居たのだ。



実は、此の時の類は、司の心を和ますつもりで、つくしの話しを切り出して居たのだ。
だが、如何やら、失敗に終わった様子だったのだ。


何故なら…。
其れは、司からの話し振りで、分かったのだ。


「けど…な。
 俺は、三条の事を、ぜってぇ、許さねぇ‼
 其れは、つくしの手術が、成功しても…だ。」と…。



そして、此の時の優紀は、唯、F4の会話を、黙ったまま、聞いて居たのだ。


実は、此の時の優紀は、つくしの事が心配で、桜子を追い掛けた滋と一緒に、行動する事無く、此の場に、留まって居たのだ。


其れに、自分自身が、此処(道明寺総合病院のVIP専用手術室の前)に残る事で、“(其の後の)つくしの様子を、滋さんと桜子さんに、報告する事も出来る。”と、思っての事だったのだ。



だが、此の時の優紀は、F4の会話を聞いて居て、密かに、思って居たのだ。


“高校生だったつくしは、英徳高校で、そんな虐めに遭って居ただ何て…。
 英徳高校での事は、其の当時に、つくしからも、色々、聞いて居たけど…。
 其処迄、酷いとは、其の当時の私も、知らなかった。
 そんな辛い事が遭ったのなら…。
 私に、話ししてくれても、良かったのに…。
 私に、何が、出来るって訳じゃ無かったとは思うけど…。
 話しを聞く事は出来たと思う。”と…。



だが、そう思って居た優紀だったのだが…。
我に返って居たのだ。


何故なら…。
此の時の優紀の頭の中は、少しだけ、過去の自分自身に戻って居たのだ。
だから、漸く、我に返った優紀は、思って居たという訳…だったのだ。


“そんな過去の事を思っても、もう、如何にも成らない。
 今は、つくしの手術が成功する事だけを、考え様…。”と…。



そして、其の後のF4&優紀は、つくしの手術が、無事に、終わる事を、誰一人、声を発する事無く、見守り続けて居たのだ。



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  21.』の一部の文
 面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフ や シーンを、勝手に、拝借し
 て、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事をお詫び申し
 上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、
 重ねて、お詫び申し上げます。>