其の後…。
F4&T4は、集まる事と成ったのだった。
勿論、優紀には、『T4女子会』と言う事で、滋が、優紀を連れ出して来ると言う事に成った事は、事実だったのだが…。
実は、事前に、桜子から、『T4LINE』にて、連絡を入れて居たのだ。
『T4女子会…。
開催しましょ!』と…。
桜子から、『T4LINE』にて、連絡を入れて居た事は、勿論、優紀が、不審がらない様にする事が、目的だった事は事実だったのだ。
其処で、つくしも、優紀が、不審がらない様にする為に、返信を入れるのだった。
『今回の集まり場所は、私に、決めさせて…。』と…。
なので、優紀は、了承するしか無かったのだ。
何故なら…。
滋からの猛烈なプッシュが有っての事だったのだ。
という訳で…。
優紀は、完全に、T3から、包囲された状況で、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』に、参加する事と成ったのだった。
そして、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』の当日の滋は、朝から、ソワソワして居たのだ。
そして、滋は、優紀に、伝えて居たのだ。
「時間が来たら…。
会社を出るよ‼」と…。
だが、此の時の優紀は、滋のそんなソワソワ度に、不思議に思って居たのだ。
何故なら…。
普段、『T4女子会』が、開催される場合でも、其処まで、滋は、ソワソワした事が無かったのだ。
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、思って居たのだった。
“今日の滋さんは、何故?
『T4女子会』の集まりに、其処まで、ソワソワして居るんだろう?”と…。
もし、此の場に、桜子が居たとすれば…。
きっと、突っ込まれて居る事だろう。
「滋さん…。
優紀さんに、バレてるじゃ無いですか?」と…。
言う成れば…。
此の時の滋にとっては、桜子が、“此の場に居なくて、良かったね。”と、言う状況だった事は言うまでも無いのだ。
其れ程…。
此の日の滋の様子は、優紀を、不思議がらせて居たのだった。
そして、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』の当日の夜に成り…。
つくしが、予約を入れて置いたという『居酒屋』に、T4は、集合して居たのだった。
何時もの様に…。
此の日のT4の会話も、司とつくしの話しに始まり…。
桜子が、つい最近の合コンに参加した際の話しが、此の日の専らの話題だったのだ。
そんな話しをして居る間に…。
F4が、T4の隣の部屋に入って来たのだ。
云わば…。
計画通り…。
予定通りと言う事は言うまでも無いのだが…。
そして、そうこうして居る内に…。
隣のF4の居る部屋から、F4の4人の会話の声が聞こえて来たのだった。
其処で、すかさず…。
桜子が、言って除けるのだった。
「もしかして…。
隣のお部屋から聞こえて来る声…。
F4の皆さんじゃ在りません?」と…。
流石は、桜子で在る。
こういう時は、やはり、桜子の演技力に限るのだ。
そして、此処で、つくしも、桜子から言われた通りに、話しし始めるのだった。
T3に、詫びを入れるかの様に…。
「ごめん!
もしかしたら…。
私のせいかも…。
実は、司に、今日の『T4女子会』の事を話しした時…。
場所を訊かれたから…。
何気に、言っちゃったんだ。
ごめんね。」と…。
なので、此の時の滋は、そう言って来たつくしに対して、思うのだった。
“つくしも、中々、遣るなぁ~。”と…。
其処で、此の時の滋は、優紀に、促すかの様に、言い始めるのだった。
「仕方ないよね。
優紀…。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、頷く事しか出来なかったのだ。
其処で、桜子は、T3に、訊き始めるのだった。
「今から、お隣のお部屋に、突撃しません?」と…。
だからだったのだろう。
優紀は、すかさず…。
言って除けるのだった。
「じゃあ…。
私は、此れで、帰ります。
皆さんは、楽しんで下さい。」と…。
実は、此の時の優紀は、ここ最近、総二郎が、『大河原グループ』に、現れなく成った事で、“私は、嫌われたのだろう。”と、思って居たのだ。
だからこそ…。
此の時の優紀は、先に、帰る事を、選択して居たのだった。
だが、其処で、桜子は、残念そうに、優紀に、言い始めるのだった。
しかも、隣のF4の部屋まで、聞こえるかの様に…。
「えっ??
優紀さん…。
帰られるんですか?
もう少し、楽しみましょうよ!」と…。
其処で、総二郎が、驚愕顔のまま…。
部屋を仕切って居た襖を開けて、優紀に、話しし始めるのだった。
実は、総二郎も、F3から、知らされて居なかったのだ。
T4が、此の場に、来て居る事を…。
「優紀…。
来てたのか?
優紀が、帰ると言うのなら…。
俺が、帰るわ。
お前は、折角だから…。
楽しんで行けよ‼」と…。
何故なら…。
優紀が、先に、帰る事を選択した時点で、“俺は、優紀から、嫌われたのかも知れねぇな。”と、思って居たのだった。
だからこそ…。
此の時の総二郎は、先に、帰る事を選択して居たのだった。
其処で、あきらは、そう言って居る総二郎を、宥めるが如く…。
総二郎と優紀の間に、割って入る事にするのだった。
「まあまぁ~。
総二郎も、優紀ちゃんも、そう言わずに…。
二人で、話し合いしろよ‼
ちゃんと、二人で、話し出来てねぇんだろ?」と…。
だからだったのだ。
総二郎と優紀は、それぞれ、思って居たのだった。
“そう言う事か?”と…。
“やっぱり、そう言う事だったんですね。”と…。
勿論、総二郎しても、優紀にしても…。
F3&T3の気持ちは、嬉しいのだ。
しかし、“こういう話しは、二人っ切りの所で、話したい‼”と、言う思いが有った事は、事実だったのだ。
特に、優紀の方が、そう言う傾向は、強かったのだ。
だが、其処は、あきらと桜子だったのだ。
総二郎と優紀のそんな顔付きを観た事で、あきらと桜子は、総二郎と優紀を宥め始めるのだった。
先ずは、あきらが、そんな総二郎と優紀に、話しし始めるのだった。
「総二郎と優紀ちゃんの二人だけで、話ししても、纏まらねぇから…。
未だに、お前等 二人は、うじうじしたまま…何だろ?
だったら…。
此処で、ちゃんと、二人で話しろよ‼
優紀ちゃんも、総二郎に、遠慮せず…。
自分自身の本音を言って遣れ‼
って…いうか?
優紀ちゃんの場合は、滋に、遠慮してんのか?」と…。
其処で、怪訝な顔付きに成って居たのは、滋だったのだ。
「何で、私が、原因なのよ?」と…。
なので、桜子は、そう言って来た滋に、言って除けるのだった。
「優紀さんは、滋さんに、恩義を感じて居るんですよ。
其れは、滋さんも、知って居る話しでしょ?
だからこそ…。
優紀さんは、素直に、西門さんの胸に、飛び込めない。
そうですよね?
優紀さん…。」と…。
其処で、優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成るのだった。