tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

喧嘩をしてしまった…<総優>  27.



其の後…。
F4&T4は、集まる事と成ったのだった。
勿論、優紀には、『T4女子会』と言う事で、滋が、優紀を連れ出して来ると言う事に成った事は、事実だったのだが…。



実は、事前に、桜子から、『T4LINE』にて、連絡を入れて居たのだ。


『T4女子会…。
 開催しましょ!』と…。


桜子から、『T4LINE』にて、連絡を入れて居た事は、勿論、優紀が、不審がらない様にする事が、目的だった事は事実だったのだ。


其処で、つくしも、優紀が、不審がらない様にする為に、返信を入れるのだった。


『今回の集まり場所は、私に、決めさせて…。』と…。


なので、優紀は、了承するしか無かったのだ。


何故なら…。
滋からの猛烈なプッシュが有っての事だったのだ。



という訳で…。
優紀は、完全に、T3から、包囲された状況で、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』に、参加する事と成ったのだった。



そして、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』の当日の滋は、朝から、ソワソワして居たのだ。


そして、滋は、優紀に、伝えて居たのだ。


「時間が来たら…。
 会社を出るよ‼」と…。


だが、此の時の優紀は、滋のそんなソワソワ度に、不思議に思って居たのだ。


何故なら…。
普段、『T4女子会』が、開催される場合でも、其処まで、滋は、ソワソワした事が無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、思って居たのだった。


“今日の滋さんは、何故?
 『T4女子会』の集まりに、其処まで、ソワソワして居るんだろう?”と…。



もし、此の場に、桜子が居たとすれば…。
きっと、突っ込まれて居る事だろう。


「滋さん…。
 優紀さんに、バレてるじゃ無いですか?」と…。


言う成れば…。
此の時の滋にとっては、桜子が、“此の場に居なくて、良かったね。”と、言う状況だった事は言うまでも無いのだ。


其れ程…。
此の日の滋の様子は、優紀を、不思議がらせて居たのだった。



そして、『T4女子会』と言う名の『F4&T4の集まり』の当日の夜に成り…。
つくしが、予約を入れて置いたという『居酒屋』に、T4は、集合して居たのだった。


何時もの様に…。
此の日のT4の会話も、司とつくしの話しに始まり…。
桜子が、つい最近の合コンに参加した際の話しが、此の日の専らの話題だったのだ。


そんな話しをして居る間に…。
F4が、T4の隣の部屋に入って来たのだ。


云わば…。
計画通り…。
予定通りと言う事は言うまでも無いのだが…。


そして、そうこうして居る内に…。
隣のF4の居る部屋から、F4の4人の会話の声が聞こえて来たのだった。


其処で、すかさず…。
桜子が、言って除けるのだった。


「もしかして…。
 隣のお部屋から聞こえて来る声…。
 F4の皆さんじゃ在りません?」と…。


流石は、桜子で在る。
こういう時は、やはり、桜子の演技力に限るのだ。


そして、此処で、つくしも、桜子から言われた通りに、話しし始めるのだった。
T3に、詫びを入れるかの様に…。


「ごめん!
 もしかしたら…。
 私のせいかも…。
 実は、司に、今日の『T4女子会』の事を話しした時…。
 場所を訊かれたから…。
 何気に、言っちゃったんだ。
 ごめんね。」と…。


なので、此の時の滋は、そう言って来たつくしに対して、思うのだった。


“つくしも、中々、遣るなぁ~。”と…。


其処で、此の時の滋は、優紀に、促すかの様に、言い始めるのだった。


「仕方ないよね。
 優紀…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、頷く事しか出来なかったのだ。



其処で、桜子は、T3に、訊き始めるのだった。


「今から、お隣のお部屋に、突撃しません?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、すかさず…。
言って除けるのだった。


「じゃあ…。
 私は、此れで、帰ります。
 皆さんは、楽しんで下さい。」と…。


実は、此の時の優紀は、ここ最近、総二郎が、『大河原グループ』に、現れなく成った事で、“私は、嫌われたのだろう。”と、思って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、先に、帰る事を、選択して居たのだった。



だが、其処で、桜子は、残念そうに、優紀に、言い始めるのだった。
しかも、隣のF4の部屋まで、聞こえるかの様に…。


「えっ??
 優紀さん…。
 帰られるんですか?
 もう少し、楽しみましょうよ!」と…。


其処で、総二郎が、驚愕顔のまま…。
部屋を仕切って居た襖を開けて、優紀に、話しし始めるのだった。


実は、総二郎も、F3から、知らされて居なかったのだ。
T4が、此の場に、来て居る事を…。


「優紀…。
 来てたのか?
 優紀が、帰ると言うのなら…。
 俺が、帰るわ。
 お前は、折角だから…。
 楽しんで行けよ‼」と…。


何故なら…。
優紀が、先に、帰る事を選択した時点で、“俺は、優紀から、嫌われたのかも知れねぇな。”と、思って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、先に、帰る事を選択して居たのだった。



其処で、あきらは、そう言って居る総二郎を、宥めるが如く…。
総二郎と優紀の間に、割って入る事にするのだった。


「まあまぁ~。
 総二郎も、優紀ちゃんも、そう言わずに…。
 二人で、話し合いしろよ‼
 ちゃんと、二人で、話し出来てねぇんだろ?」と…。


だからだったのだ。
総二郎と優紀は、それぞれ、思って居たのだった。


“そう言う事か?”と…。


“やっぱり、そう言う事だったんですね。”と…。



勿論、総二郎しても、優紀にしても…。
F3&T3の気持ちは、嬉しいのだ。


しかし、“こういう話しは、二人っ切りの所で、話したい‼”と、言う思いが有った事は、事実だったのだ。
特に、優紀の方が、そう言う傾向は、強かったのだ。



だが、其処は、あきらと桜子だったのだ。
総二郎と優紀のそんな顔付きを観た事で、あきらと桜子は、総二郎と優紀を宥め始めるのだった。


先ずは、あきらが、そんな総二郎と優紀に、話しし始めるのだった。


「総二郎と優紀ちゃんの二人だけで、話ししても、纏まらねぇから…。
 未だに、お前等 二人は、うじうじしたまま…何だろ?
 だったら…。
 此処で、ちゃんと、二人で話しろよ‼
 優紀ちゃんも、総二郎に、遠慮せず…。
 自分自身の本音を言って遣れ‼
 って…いうか?
 優紀ちゃんの場合は、滋に、遠慮してんのか?」と…。


其処で、怪訝な顔付きに成って居たのは、滋だったのだ。


「何で、私が、原因なのよ?」と…。


なので、桜子は、そう言って来た滋に、言って除けるのだった。


「優紀さんは、滋さんに、恩義を感じて居るんですよ。
 其れは、滋さんも、知って居る話しでしょ?
 だからこそ…。
 優紀さんは、素直に、西門さんの胸に、飛び込めない。
 そうですよね?
 優紀さん…。」と…。


其処で、優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成るのだった。

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  60.



という訳で…。
つくしは、再び、タマと会う事と成るのだった。


実は、其の前の日のタマとつくしは、それぞれ、興奮状態と成って居た事で…。
それぞれ、眠れる夜を過ごして居た事は言うまでも無かったのだ。


そして、其の当日のつくしは、久々に、道明寺邸に、入るのだった。



つくしは、道明寺家のリムジンから降りた時…。
まじまじと、道明寺邸を、見詰めて居たのだった。
そして、此の時のつくしは、呟いて居たのだった。


「こんなにも、桃乃園邸と道明寺邸は、近いのに…。
 あの頃から今迄、道明寺邸の前すら…。
 通った事が無かった何て…。」と…。


そんなつくしの呟きに…。
司も、つくしに、言って除けるのだった。


「そうだよな。
 こんなに、近くに、桃乃園邸と道明寺邸の両邸が在るのに…な。
 今迄、行き来してねぇ何て…な。
 勿体ねぇよな。」と…。


其処で、つくしは、クスクス、笑うのだった。
そして、つくしは、そう言って来た司に、笑い乍らも、言って除けるのだった。


「“勿体ねぇよな。”って…(笑)。
 司の口から、そんな言葉が出て来る何て…。
 笑ってしまったでしょ!」と…。


だが、『勿体無い。』と言う言葉は、つくしが、高等部の頃…。
良く言って居た言葉だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、其の頃の事を思い出したかの様に…。
言って除けて居ただけだったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、そんなつくしに、言えた言葉だったのだ。


「お前が、高等部の頃に、良く言って居たフレーズだったろ?
 ちょっと、思い出したから…よ。
 言って視たんだ。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、司が、そう言って来た言葉の意図を知り、何も言い返せずに、居たのだった。



そして、何も言い返して来ないつくしに、痺れを切らしたかの様に…。
司は、つくしをエスコートし乍ら、道明寺邸のエントランスホールに、誘導するのだった。


「つくし…。
 じゃあ…。
 行こうか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしも、そう言って来た司に、賛同するかの様に…。
頷くのだった。


「うん。」と、言い乍ら…。



そして、道明寺邸のエントランスホールに入った司とつくしを待って居たかの様に…。
ドアの真正面には、タマが、杖を突いて、待って居たのだった。


そんなタマの姿を観たつくしは、タマの方へ駆け寄り…。
タマを抱き締めたのだ。
勿論、タマも、そんなつくしを抱き締め返して居たのだった。
そして、此の時のタマとつくしは、大泣きだったのだ。



そして、つくしが、まだ、英徳高校に通って居た頃…。
司専属の道明寺邸のメイドをして居た時…。
つくしが、お世話に成って居た其の当時の執事や使用人も、まだ、何人か?
道明寺邸の執事や使用人として残って居た為…。
タマとつくしが、其の頃から、如何言う関係で在るのか?
そんな道明寺邸の執事や使用人は、皆、知って居るのだ。


だからだったのだろう。
そんな道明寺邸の執事や使用人は、そんなタマとつくしの二人の様子を、涙を流し乍ら…。
見詰めて居たのだった。



そして、つくしは、タマに、詫びの言葉を、告げるのだった。


「タマ先輩…。
 長い間、不義理をしてすみませんでした。」と…。


だが、タマは、つくしが、不義理をして居たとは、思っても居なかったのだ。
寧ろ、タマは、“仕方無かったんださね。”と、ずーっと、思って居たのだ。


其れよりも、其の当時のタマは、自身の孫の様に、つくしに接して居たのだ。
唯、つくしと会いたくて仕方無かっただけ…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、そう言って来たつくしに、言えた言葉だったのだ。


「つくしは、仕方無かったんだろ?
 つくしも、タマに、会いたくても、会えずに居たんだろ?
 漸く、タマは、つくしに会えたださね。
 其れよりも、つくしは、もう、道明寺邸のメイドじゃ無いんだよ。
 タマは、つくしの『タマ先輩』じゃ無い。
 『タマ』と、お呼び…。
 現在のつくしは、『桃乃園財閥のお嬢様』…何だから…。
 だから…。
 タマも、つくしの事を、『つくしお嬢様』と、呼ばなくちゃ成らんだろうさね。」と…。


だが、そう言って来たタマに対して…。
此の時のつくしは、交換条件を出すのだった。


「私には、呼び捨ては出来ません。
 だから…。
 『タマさん』と、呼ばせて下さい。
 其れと…。
 私の事も、今迄通り…。
 『つくし』で、お願いします。
 了承して貰えないと…。
 今後の私は、道明寺邸に、お邪魔する事は、出来ません。」と…。


其処まで、つくしから、言われてしまっては、此の時のタマでさえも、つくしに、降参するしか無かったのだ。


だが、一応…。
タマは、司の方を観たのだった。


そして、司は、タマが、自身を見て来た事の意図が分かり、タマに、言って除けるのだった。


「タマ…。
 つくしの言う通りにして遣ってくれ‼
 今後、つくしが、道明寺邸に、現れないと成ると…。
 困る事も有るだろ?
 つくしが、言う事は、ぜってぇだから…な(笑)。」と…。


司は、タマに言い乍らも、最後の方の言葉は、笑い乍ら、タマに、伝えて居たのだった。


何故なら…。
タマの顔付きが、渋い顔付きに成って居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、納得するしか無かったのだった。


“仕方無いさね。”と、思い乍ら…。


だが、一応、此の時のタマは、つくしに、提案をして、了承を求めるのだった。


「つくし…。
 現在のつくしは、仮にも、『桃乃園財閥のお嬢様』…何だよ。
 だから…さね。
 内々には、つくしの事を、今迄通り…。
 タマは、『つくし』と呼ばせて貰うが…。
 其れ以外では…。
 『つくしお嬢様』と、呼ばせて貰う。
 其れが、『筋』というモノださね。」と…。


つくしとて、タマから、『筋』と言われてしまえば…。
了承しなくては成らないのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、タマからの言い分に、了承するのだった。


「承知しました。
 タマさん…。
 此れからも、宜しくお願いします。」と…。


なので、此の時のタマは、そう言って来たつくしに、返答するのだった。


「あいよ。
 此方こそ…。
 宜しく頼むさね。」と…。


そして、其の後のタマとつくしは、積もる話も有ると言う事で…。
タマの自室に、向かうのだった。



そして、其のタマの自室に入った時のつくしは、懐かしさの余り…。
号泣し始めるのだった。


そして、タマの自室に入った時のつくしは、まだ、タマの部屋に、『炬燵』が在る事に感動して、更に、つくしは、号泣し始めるのだった。


そして、漸く、涙も、落ち着きを取り戻したつくしは、『炬燵』に入り乍ら…。
暫くの間、タマと此れまでの話しをして居たのだった。


そして、つくしは、タマに、お礼の言葉を伝えるのだった。
此の時のつくしは、首に付けていた『土星のネックレス』を、タマに、魅せ乍ら…。


「タマさん…。
 此の『(土星の)ネックレス』と『ウサギのぬいぐるみ』…。
 見付けて下さって、有難う御座いました。」と…。


だからだったのだろう。
タマは、頷くのだった。
そして、タマは、つくしに、言って除けるのだった。


「良かったさね。
 見付けたのが、タマで…。」と…。


そして、つくしは、タマに、返答するのだった。


唯、「はい。」と…。



そして、此の時のつくしは、漸く、気が付いたのだった。
司が、タマの自室に居ない事を…。
なので、此の時のつくしは、タマに、訊き始めるのだった。


「えっ??
 タマさん…。
 司が、居ないんですが…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、呆れ顔に成り乍らも、つくしに、話しするのだった。


「坊っちゃんなら…。
 自身の自室に行かれたよ。
 つくしは、気が付いて居なかったのかね?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、薄情にも、気が付いて居なかったと言う事も有り、頷く事しか出来無かったのだ。


なので、此の時のタマは、そんなつくしに、思うのだった。


“つくしは、相変わらずの様ださね。”と…。



実は、此の時の司は、“久し振りに、再会したタマとつくしには、積もる話も有るだろうから…。”と…。
再会したタマとつくしから、そーっと、離れて、自身の自室に、向かって居たのだった。


だが、薄情にも…。
つくしは、そんな司の事を、すっかり、忘れて居たのだった。

喧嘩をしてしまった…<総優>  26.



桜子の作戦は、あきらも、納得した様な形で…。
あきらと桜子との間では、決行される事と成って居たのだった。



そして、其の後のあきらと桜子は、それぞれ、仲間を呼び出し…。
話しするのだった。


そして、其の後の司と類とあきらのF3は、話し合いの結果…。
桜子の作戦に、乗っかる事にしたのだった。



そして、一方の桜子は、滋とつくしを呼び出して居たのだった。


其処で、桜子は、自身が立てた作戦について…。
滋とつくしに、話しし始めるのだった。


勿論、滋とつくしは、直ぐに、其の桜子が立てたという作戦について…。
賛成した訳では無かったのだ。


特に、つくしに関しては、幼馴染で親友で在る 優紀の事なのだ。
そう簡単に、納得等…出来なかったのだ。


だが、其処は、桜子…。
つくしを説得し始めるのだった。


「ねぇ~、先輩…。
 私…思うんですよね。
 優紀さんは、きっと、まだ、西門さんの事が好きだと思いますよ。
 でも…。
 優紀さんは、滋さんに恩義を感じて居る。
 だからこそ…。
 優紀さんは、自身の想いのままに、西門さんの胸に飛び込む事が出来ない。
 優紀さんは、自身の想いを、セイブして居る様に…。
 私には、見えるんですよね。」と…。


其処で、滋は、そう言って来た桜子に、反論の様な言葉を投げ掛けるのだった。


「其れって…。
 もしかして…。
 桜子は、私のせい…だと言いたいの?」と…。


だからだったのだ。
桜子は、そんな風に、反論して来た滋に、言って除けるのだった。


「そうじゃ在りませんよ。
 唯、私から見た優紀さんの見解です。」と…。


だからだったのだ。
滋は、桜子に、更に、訊き始めるのだった。


「じゃあ…。
 優紀は、ニッシーに、虚勢を張ってるって事…?」と…。


だが、桜子は、滋に、言って除けるのだった。


「そうじゃ在りません。
 寧ろ…。
 優紀さんは、自分自身の気持ちを、押さえて居るんだと思います。
 西門さんには、言えない部分を、優紀さんは、自分自身の心の中に、隠して居るだと思い
 ます。
 其れは、『好き』という想いだと、私は、思いますけど…。」と…。


其処で、つくしは、桜子に、言って除けるのだった。


「だとしても…。
 優紀が、自ら、動こうとし無いなら…。
 私は、其のままにして置いた方が良いと思うけど…。」と…。


だが、桜子は、更に、つくしを説得し始めるのだった。


「其れは、そうだと思います。
 でも、其れじゃあ…。
 “総二郎の身が持たない。”と、美作さんが、心配して居るんです。
 だからこそ…。
 私は、西門さんと優紀さんの二人だけで、話し合いして貰った方が、良いと思うんで
 すよね。」と…。


其処で、滋は、そう言って来た桜子の意見に、賛同するかの様に…。
話しし始めるのだった。


「其れは、そうかも…。
 此のままだったら…。
 ニッシーにしても…。
 優紀にしても…。
 “良い結果は、生まれて来ない。”と、私も、思うわ。
 だったら…。
 ニッシーと優紀の二人を、殴り合いさせるのも、良いんじゃ無い?」と…。


其処で、つくしと桜子は、同時に、言って除けるのだった。


「「殴り合いって…。」」と…。


だが、殴り合いと云わない迄も…。
総二郎と優紀の二人だけで、“話し合いさせる事は、必要じゃ無いか?”と…。
此の時の滋は、思って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の滋にとっては、比喩として、『殴り合いさせるのも、良いんじゃ無い?』と、言えた言葉だけだったのだ。


勿論、此の時のつくしと桜子にしても、其の事に関して、滋の言い分は、分かり切って居たのだった。


だが、此の時のつくしと桜子には、“もう少し、言い方が有るだろう。”と、思えて居ただけ…だったのだ。



其処で、つくしは、滋と桜子に、話しし始めるのだった。


「何方にしても…。
 今の優紀なら…。
 きっと、西門さんとは、言い合いに成らないと思うけど…。
 今迄の優紀なら…。
 きっと、自分自身の想いを、唯、封印させ様と、思うだけだと、私は、思うけど…。」と…。


其処で、桜子は、今迄の優紀を、総合的に見て来て、桜子成りの思いを、話しし始めるのだった。


「其れは、今迄の優紀さんですよね。
 でも、今の優紀さんは、確実に変わって居ます。
 今の優紀さんには、何事に対しても、動じない精神力が兼ね備わって居ます。
 だからこそ…。
 あの西門さんが、優紀さんに、苦戦して居るんですから…。
 あの『女たらし』だった西門さんが、優紀さんに、太刀打ち出来無いんですよ。
 女性に対して、苦労した事の無い西門さんが、優紀さん一人に、苦労して居らっしゃるん
 ですよ。
 優紀さんって…。
 凄い女性だと思いませんか?
 だからこそ…。
 私は、そんな優紀さんの幸せを願って居るんです。」と…。


なので、桜子の思いを知ったつくしは、桜子に、詫びの様な話しをし始めるのだった。


「そうだったんだぁ~。
 私…。
 てっきり、桜子は、“美作さんに、感化されてしまった。”って…思って居たんだよね。
 だったら…。
 私は、桜子の意見に、従うよ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、そう言って来たつくしに、呆れ乍らも、言って除けるのだった。


「あのですね。
 先輩…。
 私も、優紀さんの親友の一人…何ですよ。
 優紀さんの幸せを願わない訳無いですよね?
 ほんとに、もうぉ~。」と…。


此の時の桜子の顔付きは、頬を膨らせて、怒って魅せて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋とつくしは、それぞれ、思って居たのだった。


“桜子でも、こんな顔をするんだぁ~。”と…。



そして、T3で、相談した結果…。
此の時の滋とつくしは、桜子の作戦に、賛同する事と成ったのだった。



そして、其の後…。
F4&T4で、集まる事と成ったのだ。
勿論、優紀には、『T4女子会』という事で、滋が、優紀を、連れ出した事は、言うまでも無かったのだが…。