喧嘩をしてしまった…<総優> 26.
桜子の作戦は、あきらも、納得した様な形で…。
あきらと桜子との間では、決行される事と成って居たのだった。
そして、其の後のあきらと桜子は、それぞれ、仲間を呼び出し…。
話しするのだった。
そして、其の後の司と類とあきらのF3は、話し合いの結果…。
桜子の作戦に、乗っかる事にしたのだった。
そして、一方の桜子は、滋とつくしを呼び出して居たのだった。
其処で、桜子は、自身が立てた作戦について…。
滋とつくしに、話しし始めるのだった。
勿論、滋とつくしは、直ぐに、其の桜子が立てたという作戦について…。
賛成した訳では無かったのだ。
特に、つくしに関しては、幼馴染で親友で在る 優紀の事なのだ。
そう簡単に、納得等…出来なかったのだ。
だが、其処は、桜子…。
つくしを説得し始めるのだった。
「ねぇ~、先輩…。
私…思うんですよね。
優紀さんは、きっと、まだ、西門さんの事が好きだと思いますよ。
でも…。
優紀さんは、滋さんに恩義を感じて居る。
だからこそ…。
優紀さんは、自身の想いのままに、西門さんの胸に飛び込む事が出来ない。
優紀さんは、自身の想いを、セイブして居る様に…。
私には、見えるんですよね。」と…。
其処で、滋は、そう言って来た桜子に、反論の様な言葉を投げ掛けるのだった。
「其れって…。
もしかして…。
桜子は、私のせい…だと言いたいの?」と…。
だからだったのだ。
桜子は、そんな風に、反論して来た滋に、言って除けるのだった。
「そうじゃ在りませんよ。
唯、私から見た優紀さんの見解です。」と…。
だからだったのだ。
滋は、桜子に、更に、訊き始めるのだった。
「じゃあ…。
優紀は、ニッシーに、虚勢を張ってるって事…?」と…。
だが、桜子は、滋に、言って除けるのだった。
「そうじゃ在りません。
寧ろ…。
優紀さんは、自分自身の気持ちを、押さえて居るんだと思います。
西門さんには、言えない部分を、優紀さんは、自分自身の心の中に、隠して居るだと思い
ます。
其れは、『好き』という想いだと、私は、思いますけど…。」と…。
其処で、つくしは、桜子に、言って除けるのだった。
「だとしても…。
優紀が、自ら、動こうとし無いなら…。
私は、其のままにして置いた方が良いと思うけど…。」と…。
だが、桜子は、更に、つくしを説得し始めるのだった。
「其れは、そうだと思います。
でも、其れじゃあ…。
“総二郎の身が持たない。”と、美作さんが、心配して居るんです。
だからこそ…。
私は、西門さんと優紀さんの二人だけで、話し合いして貰った方が、良いと思うんで
すよね。」と…。
其処で、滋は、そう言って来た桜子の意見に、賛同するかの様に…。
話しし始めるのだった。
「其れは、そうかも…。
此のままだったら…。
ニッシーにしても…。
優紀にしても…。
“良い結果は、生まれて来ない。”と、私も、思うわ。
だったら…。
ニッシーと優紀の二人を、殴り合いさせるのも、良いんじゃ無い?」と…。
其処で、つくしと桜子は、同時に、言って除けるのだった。
「「殴り合いって…。」」と…。
だが、殴り合いと云わない迄も…。
総二郎と優紀の二人だけで、“話し合いさせる事は、必要じゃ無いか?”と…。
此の時の滋は、思って居たのだ。
だからこそ…。
此の時の滋にとっては、比喩として、『殴り合いさせるのも、良いんじゃ無い?』と、言えた言葉だけだったのだ。
勿論、此の時のつくしと桜子にしても、其の事に関して、滋の言い分は、分かり切って居たのだった。
だが、此の時のつくしと桜子には、“もう少し、言い方が有るだろう。”と、思えて居ただけ…だったのだ。
其処で、つくしは、滋と桜子に、話しし始めるのだった。
「何方にしても…。
今の優紀なら…。
きっと、西門さんとは、言い合いに成らないと思うけど…。
今迄の優紀なら…。
きっと、自分自身の想いを、唯、封印させ様と、思うだけだと、私は、思うけど…。」と…。
其処で、桜子は、今迄の優紀を、総合的に見て来て、桜子成りの思いを、話しし始めるのだった。
「其れは、今迄の優紀さんですよね。
でも、今の優紀さんは、確実に変わって居ます。
今の優紀さんには、何事に対しても、動じない精神力が兼ね備わって居ます。
だからこそ…。
あの西門さんが、優紀さんに、苦戦して居るんですから…。
あの『女たらし』だった西門さんが、優紀さんに、太刀打ち出来無いんですよ。
女性に対して、苦労した事の無い西門さんが、優紀さん一人に、苦労して居らっしゃるん
ですよ。
優紀さんって…。
凄い女性だと思いませんか?
だからこそ…。
私は、そんな優紀さんの幸せを願って居るんです。」と…。
なので、桜子の思いを知ったつくしは、桜子に、詫びの様な話しをし始めるのだった。
「そうだったんだぁ~。
私…。
てっきり、桜子は、“美作さんに、感化されてしまった。”って…思って居たんだよね。
だったら…。
私は、桜子の意見に、従うよ。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の桜子は、そう言って来たつくしに、呆れ乍らも、言って除けるのだった。
「あのですね。
先輩…。
私も、優紀さんの親友の一人…何ですよ。
優紀さんの幸せを願わない訳無いですよね?
ほんとに、もうぉ~。」と…。
此の時の桜子の顔付きは、頬を膨らせて、怒って魅せて居たのだった。
だからだったのかも知れない。
此の時の滋とつくしは、それぞれ、思って居たのだった。
“桜子でも、こんな顔をするんだぁ~。”と…。
そして、T3で、相談した結果…。
此の時の滋とつくしは、桜子の作戦に、賛同する事と成ったのだった。
そして、其の後…。
F4&T4で、集まる事と成ったのだ。
勿論、優紀には、『T4女子会』という事で、滋が、優紀を、連れ出した事は、言うまでも無かったのだが…。