tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  62.



実は、朝、起きた時の司とつくしにとって…。
思いも寄らない事が、起こるのだった。



実は、其の日の朝方…。
一人の人物が、日本に、帰国して帰って来たのだった。


其の人物とは…。
そうなのだ。
椿だったのだ。



実は、椿は、自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓から、日本への帰国に際して、言われて居る事が有ったのだ。


其れは、特に、椿の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、言われて居たのだった。


「幾ら、つくしさんが、見付かったと云っても…。
 まだ、つくしさんのお祖父様で在る 桃乃園総帥から、私(わたくし)も、司も…。
 認めて戴いて居ないわ。
 そんな時に、椿が、行ってご覧なさい。
 良い方に向かう事でも…。
 ダメに成る事も在るのよ。
 今は、まだ、司が、(つくしのお祖父様で在る)桃乃園総帥から、認めて戴ける為に、頑
 張って居る最中なの。
 司の姉として、司の邪魔に成る様な事だけは、避けて頂戴‼」と…。



だが、此の時の椿は、密かに、思って居たのだった。


“如何して、私が、日本に帰国すれば…。
 司の邪魔に成るのよ‼
 返って、私は、司の助けに成る筈よ。”と…。


だが、そう思って居た椿は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からも、言われてしまったのだ。


「椿…。
 楓の言う通りだ。
 今は、まだ、焦る時では無い。」と…。


そして、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からも、そう言われてしまった椿は、反論の言葉も、言えずに居たのだった。


何故なら…。
自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、歯向かう事等…。
椿には、出来なかったから…だったのだ。


なので、此の時の椿は、こういうしか無かったのだ。


「分かりましたわ。」と…。



そして、実は、其の後の椿は、タマにも、TELにて、自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓から、言われた話しの内容を話しして、意見を求めて居たのだった。


「タマさん…。
 聞いて下さるかしら…?」と、言い乍ら…。


そして、タマからの了承が得られた事で、椿は、話しし始めるのだった。


其処で、タマは、そう話しして来た椿に、言って除けるのだった。


“椿お嬢様…。
 タマからも、お伝えすると…。
 日本に居るタマでさえ…。
 まだ、坊っちゃんから、つくしに会わせてもらって居ないださね。
 だからこそ…。
 旦那様や奥様が仰る事は、当然ださね。
 坊っちゃんが、つくしのお祖父様に、認められる迄…。
 暫く、待って上げましょう。”と…。


タマからも、其処迄言われた此の時の椿は…。
仕方なく…。
待つ事にして居たのだった。


なので、椿にとっては、一年もの長い間…。
自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓から…。
待てを強いられて居た事は、事実だったのだ。



だからだったのだろう。
自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓からの解禁の言葉と共に…。
椿は、日本に、帰国して帰って来たのだった。
此の時の椿は、唯、つくしに会いたくて…。


だからだったのかも知れない。
此の時の椿は、自身のつくしへの思いが、爆発してしまって居たのだろう。


なので、此の時の椿は、タマの制止の言葉も聞く耳を持たずの状況だった事は、否めないのだ。



という訳で…。
此の時の椿は、タマの制止の言葉も、聞かず…。
司の自室で在る 東の角部屋で、まだ、眠って居るで在ろう司とつくしを、起こす為に…。
ドアのノックもせずに、司の自室で在る 東の角部屋に、入って行くのだった。


案の定…。
まだ、司とつくしは、ベッドの中…だったのだ。



実は、此の時の司は、ドアの前の廊下の時点で、既に、叫んで居る椿の声と共に…。
目が覚めて居たのだった。


だが、此の時の司は、寝たフリをして居たのだ。


しかし、其処は、椿…。
そんな事は、一切、気にして居ないのだ。


だからこそ…。
椿は、ドアのノックもせずに、司の自室で在る 東の角部屋に入って行く前に、言えた言葉だったのだ。


「司…。
 入るわよ‼
 つくしちゃんも、其処に、居るんでしょ?」と…。



なので、此の時の司は、ベッドの中で、寝たフリをし乍ら、思うのだった。


“何で、姉ちゃんが、帰って来たんだよ‼
 何時も、何時も、タイミングが悪ぃ時に、何で、部屋に入って来るんだよ?
 まだ、つくしが、寝てるんだっつーの‼
 いい加減にしろよな‼”と…。


司が、何故、こんな風に思って居たかというと…。
其れは、あの日、泣いて居たつくしを観た椿が、勘違いを起こして、司を殴る蹴るの状況にして居た事を、思い出したから…だったのだ。


だが、そう心の中で叫んで居る司では在ったのだが…。
自身の姉で在る 椿には、面と向かって、そう言えないのだ。


云わば…。
司にとって、椿は、『目の上のたん瘤』なのだ。


幼い頃から、司は、椿に、世話に成って来たのだ。
親代わりとして…。


云わば…。
椿は、司の親代わりとして、タマと一緒に、司を育てて来たという自負が在るのだ。


だからこそ…。
此れまでの司は、そんな椿に、逆らう事が出来ずに居たのだった。


なので、勝手に、自身の自室で在る 東の角部屋に入って来た椿に、何も言えない司が其処に居た事は、事実だったのだ。


そして、更に、寝たフリをして居た司だったので、言葉を口に出す事も出来ずに居た事は、事実だったのだ。



だが、其れでも、此の時の司は、言わずには、居られない状況だったのだ。


何故なら…。
此の時の司とつくしは、生まれたままの姿で、ベッドの中に居たのだから…。


だからだったのだろう。
司は、自身の右手の人差し指を、口元に当てて…。
自身の姉で在る 椿に、言って除けるのだった。


「姉ちゃん…。
 “シー!”
 つくしは、まだ、寝てるだろ?
 静かにして遣ってくれ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿は、司に、『ごめん』のポーズをして魅せるのだった。


そして、タマも、そんな椿を、嗜め乍ら、小声で、話しするのだった。


「椿お嬢様…。
 タマも、申しましたでしょ‼
 “まだ、坊っちゃんとつくしは、寝て居るださね。”と…。」と…。


そして、更に、司に、謝りを入れるタマだったのだ。


「坊っちゃん…。
 申し訳無かったださね。
 椿お嬢様を、制止し切れなかったさね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来たタマに、頷くのだった。


何故なら…。
此の時の司には、分かり切って居たのだ。
こういう時の椿を、誰も、制止出来ない事を…。


だからこそ…。
此の時の司は、タマに、頷いて魅せて居たのだった。



だが、間が悪い事に…。
ちょっとした騒ぎに、つくしが、目を覚ましたのだった。


そして、居る筈の無い椿とタマが、司の自室で在る 東の角部屋に居る事に、気が付き…。
叫ぶのだった。


「キャー!」と…。


何故なら…。
自身が、如何言う姿で、ベッドの中に居るのかを、思い出したから…だったのだ。


なので、慌てたつくしは、思いっ切り、上掛けを、自身の頭の上まで、引き上げて…。
何も、言えずに居たのだった。


そんなつくしの様子を観て居た司は、思い切り、笑い始めたのだった。


そんな司の様子に、実は、此の時のつくしは、上掛けの中から、司を睨み付けて居た事は言うまでも無かったのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  62.』は、一部の文面の中に、
 不快に思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

喧嘩をしてしまった…<総優>  28.



優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成るのだった。


何故なら…。
桜子の言葉の中で、優紀は、言って欲しくない言葉が有ったのだ。


「優紀さんは、素直に、西門さんの胸に、飛び込めない。」と、言う言葉は、今の優紀の中
 では、言って欲しく無い言葉の一つだったのだ。


其れに、此の時の桜子は、更に、優紀に、同意を求めて来たのだ。


「そうですよね?
 優紀さん…。」と…。


だが、此の時の優紀は、そう同意を求めて来た桜子に、如何返答して良いのか?
迷って居た事は、事実だったのだ。


否…。
返答する事が出来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、桜子の方を向いたまま、怪訝な顔付きに成る事しか出来なかったのだ。



だが、案の定…。
総二郎は、桜子の言って来た言葉を拾って、優紀に、言って来たのだ。


「優紀…。
 桜子の言って居る事は、本気なのか?」と…。


だが、此の時の優紀自身…。
『YES』とも…。
『NO』とも…言えなかったのだ。


何故なら…。
此の時の優紀にとって…。
桜子の言って居る言葉は、正解だったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、口を噤んだのだ。



そんな優紀の様子を観て居た桜子は、滋に、訊き始めるのだった。


「滋さん…。
 訊いても良いですか?」と…。


だからだったのだろう。
滋も、そう訊いて来た桜子に、了承の意を告げるのだった。


「うん、良いよ。
 何…?」と…。


なので、桜子は、何の躊躇も無く…。
滋に訊き始めるのだった。


「もし、西門さんと優紀さんが、付き合ったとします。
 滋さんは、優紀さんの仲間として…。
 いいえ、親友として…。
 また、優紀さんの上司の立場として…。
 それぞれの立場で、如何思いますか?」と…。


だからだったのだろう。
滋は、今の素直な気持ちを、F4&T3の前で、話しし始めるのだった。


「そうだな。
 私が、優紀の親友としてなら…。
 ニッシーと優紀の付き合いは、嬉しいかな。
 というか…。
 祝福する。
 だけど…。
 私が、優紀の上司としての立場で言うのなら…。
 ちょっと、複雑かな?」と…。


だからだったのだろう。
そう言って来た滋に対して、総二郎は、不服そうに、訊き始めるのだった。


「滋…。
 何でだよ?」と…。


なので、滋は、更に、今の素直な気持ちを、総二郎に、ぶつけるのだった。


「だって…さ。
 仲間が、部下の恋人って…。
 遣り難いでしょ⁉
 此れからも有り得そうな話だから…。
 はっきり言うと…さ。
 もし…よ。
 例えば…。
 パーティーに出席する事に成った場合…。
 優紀は、どっちの立場で、出席する訳…?
 勿論、ニッシーだって…さ。
 優紀が、恋人なら…。
 自身のパートナーとして、出席して欲しいでしょ?
 でも、私も、優紀には、私の秘書の立場として…。
 私と一緒に、パーティーには、出席して欲しいのよね。」と…。


そして、滋は、其処まで、一気に、言って魅せたのだ。



其処で、あきらは、滋に、質問するのだった。


何故なら…。
滋自身が、優紀を、秘書として、パーティーに出席させたいと思う意図は、あきらでも分かる。
だが、其処まで、滋が、強調する意図が、あきらには、分からなかったのだ。


だからこそ…。
あきらは、滋に訊き始めたのだった。


「滋…。
 訊いて良いか?」と…。


なので、滋は、あきらに、了承の意を、告げるのだった。


「うん、良いよ。
 何…?」と…。


なので、あきらは、滋に訊き始めるのだった。


「ああ。
 滋が、其処まで、秘書としての優紀ちゃんに拘る理由は、何だ?」と…。


だからだったのだろう。
滋は、話しし始めるのだった。


「優紀は、秘書として優秀なのよ。
 優紀は、一度でも、ビジネスを通じて、知り合った人物の名前は、勿論の事だけど…。
 特徴や、資料に記載されている事位は、全て、把握して居るのよ。
 其れに、優紀は…さ。
 今迄、私でも知らなかった其の企業の詳細を調べ尽くして居て…。
 私に、事前に、教えてくれるのよ。
 私が、何も、言わなくても…ね。
 云わば…。
 私が、仕事し易い様に、優紀は、事前に、配慮してくれて居るのよ。
 其れと、パーティーに出席する際にも…。
 優紀が、私と一緒に出席して居ない時は、誰彼無しに、訊かれるのよ。
 “今日は、松岡さんは、ご一緒じゃ無いんですね?”って…。
 だからこそ…。
 前にも、優紀に、或る企業の経営者の息子さんを、紹介した訳…。
 優紀の事を、気に入ったみたいだったから…さ。
 “だから…。”って、訳じゃ無いんだけど…。
 優紀が、私と一緒に、出席してくれた方が、仕事が、スムーズに、進んだりするのよね。
 だからこそ…。
 ニッシーと優紀が、付き合う事に関しては、親友として、祝福するけど…。
 上司の立場としては…。
 ちょっと、複雑かな?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、そう言って来た滋に、言って除けるのだった。


「滋さん…。
 有難う御座います。
 部下の立場としては、とても、嬉しい上司からの言葉です。
 『秘書』冥利に尽きます。」と…。


だが、此の時の総二郎は、滋からの話しも…。
優紀の言葉も、複雑だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そう言って来た滋に、訊き始めるのだった。


「だったら…よ。
 滋は、俺と優紀が、付き合う事は、反対かよ?」と…。


なので、滋は、総二郎に、返答するのだった。


「反対じゃ無いよ。
 だから…さ。
 パーティーに出席する際は、如何して行くかよね?
 だからこそ…。
 此れからは、お互い、揉めない様にする為にも、話し合いは、必要でしょ⁉
 だから…。
 今の私の素直な気持ちを言って視たの。」と…。


其処で、優紀は、滋に、話しし始めるのだった。


「私は、此れからも、滋さんに、就いて行くつもりです。
 勿論、秘書として…。
 部下として…。
 なので、滋さん…。
 此れからも、宜しくお願いします。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、すかさず…。
そう言い始めた優紀に、声を掛けるのだった。


「おい…?
 優紀…。
 如何言うつもりだ⁉
 話し合いで、決めれば、良いだろ?」と…。


だが、此の時の優紀の決心は、変わる事は無かったのだった。

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.



<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.』は、2021.2.8に、時
 間差は有ったとしても、二話連続投稿して居るかの様に、投稿しておりますが…。
 2021.2.9の投稿分と成っております。
 此方サイドの勝手な都合に寄り…。
 此の様な時間に、投稿しております事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



此の時の司は、“久し振りに、再会したタマとつくしには、積もる話も有るだろうから…。”と…。
再会したタマとつくしから、そーっと、離れて、自身の自室に、向かって居たのだった。


だが、此の時のつくしは、薄情にも…。
そんな司の事を、すっかり、忘れて居たのだった。



其処で、つくしは、慌てるかの様に…。
タマに、声を掛けて、司の自室に向かう事にしたのだった。


「タマさん…。
 司の自室は、何処ですか?
 今から、司の自室に向かいたいんですけど…。」と…。


だからだったのだ。
タマは、クスクス、笑うかの如く…。
そんなつくしに、言って除けるのだった。


「東の角部屋…だよ(笑)。
 つくしも、覚えて居るだろ?
 坊っちゃんとの思い出のあの東の角部屋…だよ。」と…。


なので、つくしは、タマに、返答するのだった。


「はい、覚えて居ます。
 タマさん…。
 今から、司の所に、行って来ます。
 また、タマさんの所に、遊びに来ますね。
 今日は、有難う御座いました」と…。


だからだったのだ。
タマも、快く、つくしを、司の所に、送り出すのだった。


「そうして、上げな‼
 坊っちゃんも、つくしが来る事を待って居るだろうから…さね。」と…。



だからだったのだ。
タマから送り出された其の後のつくしは、司が待って居るだろう現在の司の自室で在る 東の角部屋に、向かうまでの間に、或る事を思い出して居たのだった。


其の或る事とは、司との思い出のあの東の角部屋の事だったのだ。


【SPから逃れる為に、匍匐(ほふく)前進して、服を汚して、お風呂に入り直しして…。
 そして、司の服を借りて…。
 其れから…。】



そして、其れだけでは無く…。
つくしは、其の当時の自分自身の司への想いを思い出して居たのだった。


何時(いつ)、壊れるか?
分からない様な、そんな危うい司とつくしの関係だった高等部の頃…。
漸く、其の当時のつくしは、司の想いを受け入れ様として居たのだった。


其れでも、自分自身を求めて来る『男』の顔付きに成った司が、怖くて…。
泣き出したつくし…。


其れが、今では、そんな司も、愛おしいと思える様に成った今の自分自身…。
唯単に、今の自分自身は、大人に成ったからだけじゃ無い。


其の頃には無かった決意みたいな物が、遅れ馳せ乍ら…。
漸く、つくし自身にも、芽生え始めたからなのかも知れない。


あの頃のつくしは、司と自身との将来を、見据えて居なかったのだ。
寧ろ、其の頃のつくしには、“有り得ない。”と、思って居た位だったのだ。


だが、今のつくしは、此れからの司との将来を、既に、見据えて居る。
其れは、つくしが、『桃乃園財閥のお嬢様』だったからだけでは無い。


つくし自身…。
司との空白の時間の間に、失われた司との時間を、後悔して居たのだ。
云わば…。
あの頃の司との時間の有難さみたいな物を、つくし自身、実感して居たからだったのだ。


大人に成った今のつくしには、司との将来を、失いたく無かったのだ。
云わば…。
此の時のつくしは、もう、『司自身』を失いたくは無かったのだ。


だからこそ…。
司の思い遣りに気が付く事が出来なかった自分自身を、悔やんで居たのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の心の中で、詫びて居たのだった。


“司…。
 ごめんなさい。”と…。


そして、此の時のつくしは、大慌てで、司とつくしとのあの思い出の東の角部屋に、向かって居たという訳だったのだ。



そして、東の角部屋に着いた時のつくしは、遠慮がちに、ドアをノックするのだった。


其処に、司は、ドアを開ける為…。
立ち上がるのだった。


何故なら…。
つくしが、自身の自室のドアをノックして居る事は、間違い無いから…だったのだ。


そして、司は、ドアを開ける成り、つくしの顔付きを観て、つくしが、何を思って居るのか?
悟るのだった。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしを、自身の自室に、招き入れた後…。
そんなつくしに、言えた言葉だったのだ。


「如何した?
 つくし…。」と…。


此の時の司は、態と、つくしに、言わせる為…。
訊く方に、徹するのだった。


だからだったのだろう。
つくしは、俯き加減で、司に、詫びの言葉を告げるのだった。


「ごめん。
 司…。」と…。


其処で、司は、笑いたい気持ちを押さえ乍ら、其れでも、司は、態と、つくしに、訊くのだった。


「つくしは、何で、俺に、謝ってんだ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そう訊いて来た司に、更に、謝る様な素振りを魅せるのだった。


「えっ??
 司は、怒って無いの?
 司は、私に、怒ってると思ってた。」と…。


だからだったのかも知れない。
司は、其れでも、まだ、つくしに、態と、訊くのだった。


「何で、俺がつくしの事を、怒るんだ?
 怒ってねぇけど…。
 つくしは、俺に、怒られる様な事を、何か、遣ったのか?
 其れとも、タマから、何か、聞いたのか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、驚愕顔を顔に張り付かせたまま、自身の顔を上に向かせて、言って除けるのだった。


「えっ??
 だって…。
 司は私の知らない間に、此処(司の自室で在る 東の角部屋)に向かって居たんでしょ‼
 だから…。
 私は、司に、謝ったの。」と…。


なので、司は、嫌味たっぷりに、そんなつくしに、言って除けるのだった。


「ああ。
 つくしが、タマとの再会に、夢中に成って居る間に…。
 薄情にも、俺は、放って置かれたから…な。
 “仕方ねぇ…な。”と、思って…よ。
 自室に、戻って来たんだ。」と…。


“だからこそ…。”と、つくしは、云わんばかりに…。
更に、司に、謝りを入れるのだった。


「だからこそ…。
 “ごめん…。”って…謝ったの。
 タマさんとは、久し振りだったし…。
 私は、タマさんと会えて嬉しかったの。
 司を放って置いたつもりは、無かったんだけど…。」と…。


此の時のつくしは、恐縮するかの様に…。
更に、司に謝りを入れて居たのだった。


だからだったのだろう。
司は、等々、笑いが込み上げて来て…。
そんなつくしに、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「ああ、分~ってるよ(笑)。
 其れ位ぇは…。
 つくしのタマへの気持ちも…含めて。
 だけど…よ。
 ちょっと、嫌味を言いたかっただけだ。」と…。


なので、此の時のつくしは、あから様に、ホッとして魅せるのだった。



そして、此の時のつくしは、話しを逸らすかの様に…。
次の話題に、話しをシフトするのだった。


「此の部屋…。
 あの部屋だよね?」と…。


だからこそ…。
此の時の司には、つくしが、何の事を言って居るのか?
分かるだけに…。
即答するのだった。


「ああ。
 そうだ。」と…。


そして、司は、続け様に、或る提案を、つくしに、し始めるのだった。


「何なら…。
 此の(司の自室で在る)東の角部屋で、あの当時のリベンジでもするか?
 つくし…。
 今日は、此処(司の自室で在る 東の角部屋)に、泊ってけよ‼」と…。


此の時のつくしとて、司が、何の事を言って居るのか位は、分かって居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、“何のリベンジ…?”とは、司に、訊かなかったのだ。


否…。
訊けなかったのだ。


何故なら…。
そんな事を、司に、訊けば…。
間違い無く、つくしは、司から、呆れられる事は、分かって居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、司に、頷いて魅せて居たのだった。


そして、其の日のつくしは、司の自室で在る 東の角部屋に泊り、司とつくしの二人だけの時間を過ごして居たのだった。



だが、そんな司とつくしにも思いも寄らない事が、此の後、起こる事と成るのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  61.』は、一部の文面に、不快
 に思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>