tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あきらと桜子の話し合い【喧嘩をしてしまった…<総優>】  エピローグ



【24.のエピローグ<あきらと桜子の話し合い>】


あきらは、総二郎の真意を確認した事で、或る人物に、ヘルプを求めるのだった。


あきらが、ヘルプを求めた其の人物とは…。
そうなのだ。
桜子だったのだ。


「桜子…。
 頼む。
 頼みてぇ事が有んだ。
 聞いてくれねぇか?」と…。


そうあきらから、呼び出された此の時の桜子は、取り敢えず…。
あきらの話しを聞く事にするのだった。


「分かりました。」と…。



そして、桜子から、了承の得られたあきらは、桜子を、あきら行き付けの『BAR』に、呼び出すのだった。


そして、あきらは、其処(あきら行き付けの『BAR』)で、桜子に、総二郎の現状を話しし始めるのだった。


其の話しを、あきらから聞いた桜子は、思わず、本音を口にし始めるのだった。


「それじゃあ…。
 まるで、今の西門さんは、高等部の頃の道明寺さんと、大差無いですよね?
 という寄り…。
 其の当時から、先輩の事を好きだと、自覚して居た道明寺さんの方が、マシな位ですよ
 ね?
 其れを、今頃に成って…。
 西門さんが、自覚しても遅いんじゃ無いでしょうか?」と…。


だが、あきらも、そう言って来た桜子に、言い始めるのだった。
勿論、此の時のあきら自身、総二郎だけの味方をするとかそういう訳では無かったのだが…。


「優紀ちゃんも、意外と…。
 頑固者だよな?」と…。


其処で、桜子は、そう言って来たあきらに、返答するのだった。


「そう何ですよね。
 其処何ですよ。
 私は、此れまでにも、色々と、先輩から、優紀さんの事を聞いては、居たんです。
 でも、此処迄、優紀さんが、頑固だったとは…。
 其れに、以前、優紀さんから聞いた話と…。
 今日、美作さんから聞いた話と、殆ど、変わって居ないんです。
 と言う事は…。
 其れだけ、優紀さんの気持ちは、ブレて居ないという事…。
 何ですよね。
 優紀さんの気持ちは、一貫して、全く、変わって居ない。
 其れだけ…。
 優紀さんは、滋さんに、感謝しているという事…何でしょうけど…。」と…。


其処で、あきらは、そう言って来た桜子に、訊いて視るのだった。


「優紀ちゃんが、滋に、其処まで、感謝するには…。
 何か、有ったという事か?」と…。


だからだったのかも知れない。
桜子は、クスッと、笑い乍ら…。
あきらに、言って除けるのだった。


「勿論、そんな深い話では無いですよ(笑)。
 実は、大学を卒業した頃の滋さんは、本来、先輩に、秘書をして欲しかったらしいんで
 す。
 ですが…。
 其の頃は、道明寺さんが、日本に帰国して居ましたし…。
 其れに…。
 其の頃の先輩は、既に、道明寺さんのお母様に、気に入られて居ましたから…。
 先輩が、道明寺さんの秘書に成る事は、既に、決定事項でしたし…。
 幾ら、滋さんが、反論しても、滋さんの負けは、決まって居ました。
 だからこそ…。
 滋さんは、先輩を、自ら、諦めた。
 ですが…。
 滋さんの思いとしては、気心の知れた人間が、自身の傍に居て欲しかった。
 其れで、滋さんの白羽の矢が立ったのが、『優紀さん』…だったって事です。」と…。


だが、そんな話しを桜子から聞いた此の時のあきらは、疑問を感じるのだった。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、更に、桜子に訊いたのだった。


「なぁ~、桜子…。
 俺は、桜子からの話しを聞いて…。
 ちょっと、疑問が有るんだけど…な。
 訊いて良いか?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、頷き乍らも、あきらに、返答するのだった。


「はい。
 何ですか?」と…。


なので、あきらは、桜子に、訊き始めるのだった。


「優紀ちゃんが、滋に、感謝する気持ちは、分かった。
 けど…よ。
 総二郎と、付き合う事を、其処まで、嫌がる程…。
 滋に、感謝する事か?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、あきらに、優紀の真意を話しし始めるのだった。


「今から、お話しする事は、大学当時の優紀さんが、仰って居たお話しなので…。
 現在の優紀さんが、其処まで、考えて居らっしゃるか如何かは、私にも、分かりません
 が…。
 其の当時の優紀さんは、自身が、私達と一緒に、仲間として居られる事自体…。
 先輩のお陰だと、認識して居たそう何です。
 云わば…。
 優紀さんは、先輩のバーターで、私達と、一緒に居られるんだ。
 みたいなぁ~。
 そんな感じで、思って居たそうです。
 だからこそ…。
 其の当時の優紀さんも、知って居たんです。
 滋さんが、本当は、先輩に、“傍に居て欲しい。”と、思って居た事は…。
 其れに、現実的に、其れは、難しいだろうと言う事も…。
 だからこそ…。
 滋さんが、優紀さん自身に、其の話しを為さった時…。
 優紀さんは、嬉しかったそうです。
 “私も、仲間として認めて貰えた。”と…。
 だから…だったじゃ無いでしょうか?
 優紀さんは、“滋さんに、感謝の意を表したい。”と、思ったんだと、私は、思います。
 なので、優紀さんにとっては、滋さんが、一番で…。
 西門さんは、二の次と成るんだと思います。」と…。


という訳で、漸く、あきらにも、優紀の真意が、何処に有るのか?
分かった様な気がして居たのだった。


だが、其れでは、総二郎の優紀への想いは、一生、報われないのだ。


だからだったのだろう。
あきらは、其の事を、桜子に、訊き始めるのだった。


「けど…な。
 其れじゃあ…。
 何時迄経っても、総二郎の優紀ちゃんへの想いは、達成されねぇままだろ?
 桜子…。
 優紀ちゃんの気持ちを動かすには、何が必要だ?」と…。


なので、桜子は、そう訊いて来たあきらに、話しし始めるのだった。


「其れは…。
 優紀さんに、滋さんの本当の思いを、聞かせる事だと思います。
 其の上で、西門さんと優紀さんの二人だけで、話し合いさせるべきだと思います。
 勿論、滋さんは、今でも、仕事を円滑に遂行する為には、優紀さんが必要だと思って居ま
 す。
 でも、其れは、優紀さんの幸せを奪って迄…。
 とは、思って居ないと思うんです。
 だからこそ…。
 話し合いが必要だと思いますよ。」と…。


だからだったのだ。
あきらは、桜子に、提案し始めるのだった。


「だったら…よ。
 F4&T4で、集まろうぜ‼
 其の方が、総二郎と優紀ちゃんの差しで、話しし易いだろ?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、呆れ顔と共に…。
溜息しか出なかったのだ。


“はぁ~。”と…。


何故なら…。
優紀が、喜んで、F4&T4の集まりに来るとは、此の時の桜子とて、とても、思えなかったからなのだ。


だからこそ…。
此の時の桜子は、溜息しか出て来なかったのだ。


其れでも、此の時の桜子は、あきらに、言って除けるのだった。


「優紀さんが、喜んで、F4&T4の集まりに、参加するとは思わないですが…。
 出来れば…。
 優紀さんは、避けたいと思うでしょうね?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、悩むのだった。


“だったら…。
 如何すれば…。
 良いんだよ?”と…。


其の時のそんなあきらの顔付きを観た桜子は、そんなあきらに、提案し始めるのだった。


「私に、良い考えが有るんですが…。」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、そんな桜子からの言葉を、興味深く、訊き始めるのだった。

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  57.



【『初午【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編のエピローグ<会食>』


つくしの祖父で在る 桃乃園総帥…。
そして、司とつくし…。
そして、司の秘書で在る 西田が、関西の大手企業の社長より、連れて来られた料亭は…。宛ら、会食の場と成って居たのだった。


実は、此の場には、此の関西の大手企業の社長の娘も、同席して居たのだ。


云わば…。
関西の大手企業の社長は、自身の娘を、司の婚約者にしたいが為に…。
此の場を、司と自身の娘とのお見合いの場に、利用し様として居たのだ。
だが、其処には、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と つくしが、同席して居たのだ。


なので、此の関西の大手企業の社長は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、此の場に居様とも、話しを進める事にして居たのだった。


だからだったのだ。
『いなり寿司』を、食して、満足して居たつくしの祖父で在る 桃乃園総帥とは、対照的に…、此の時の司の顔付きは、引き攣って居たのだから…。


だからだったのかも知れない。
そんな様子の司を、一人、心配する西田が、其の場に居た事も、また、事実だったのだ。


だが、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、飄々として居たのだ。
なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、コトを仕掛けるつもりで居たのだった。



先ずは、関西の大手企業の社長から、声を掛けて来たのだった。


「此方は、私の娘で、御座います。
 以後、お見知り置きを…。」と…。


だが、此の関西の大手企業の社長の娘の顔付きが、司にとっては、鬱陶しかったのだ。


何故なら…。
食事をする事無く…。
唯、司だけを、じーっと、観て居たり…。
司に色目を使って来たり…。


此の時の司にとっては、鬱陶しい事…。
此の上無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、此の関西の大手企業の社長の娘とは、一切、目を合わせ様とし無かったのだ。


だが、そんな司に対して…。
此の関西の大手企業の社長の娘は、司が、照れていると思って居たのだ。
有り得ない事なのだが…。


其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、仕掛け始めるのだった。


実は、挨拶の折、つくしが、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の秘書という話しを、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、話しして居たのだ。


だが、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、つくしに、指示をするのだった。
自身と司との間に、座る様に…。


「つくし…。
 此方に、座りなさい。」と…。


今迄は、態と、『牧野』と、呼んで居たつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、『つくし』呼びをしたのだ。


実は、つくしは、司共々、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から…。
つくしの事を、「『牧野』と、呼ぶ。」と、事前に、伝えられて居たのだ。


だが、此の時のつくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から、『つくし』と、呼ばれたのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな自身の祖父で在る 桃乃園総帥の自身への呼び方に、思うのだった。


“此処からは、仕事の様で、仕事では無いと言う事なのだろう。”と…。


なので、此の時のつくしは、そんな自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、返答するのだった。


「はい。」と…。


そして、また、司も、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥のつくしへの呼び方に、つくしと同じ事を思うのだった。



其処で、そんな様子に、驚愕したのは、他でも無い関西の大手企業の社長 父娘(おやこ)だったのだ。


何故なら…。
今の今迄…。
つくしは、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の秘書と言う事で、西田と一緒に、隅の方で、控えて居たのだ。


だからこそ…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、気安く、つくしを呼んだ事に、此の関西の大手企業の社長 父娘(おやこ)は、驚愕するしか無かったのだった。



其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、そんな風に、驚愕して居る此の関西の大手企業の社長に、声を掛けたのだった。


「君は、司君を、君の娘と婚約させたがって居ったそうじゃな?
 楓さんから、聞かされたよ。」と…。
「………」


其処で、此の関西の大手企業の社長は、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
言葉を発する事も出来ずに居たのだった。


何故なら…。
更に、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との繋がりを、此の関西の大手企業の社長に、アピールした様なモノだったのだから…。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長は、言葉を発する事も出来ずに居たのだった。



其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、追い打ちを掛けるかの如く…。
更に、言って除けるのだった。


「まだ、公表して居らんが…。
 実は、桃乃園家と道明寺家との話し合いが整えば…。
 司君とつくしは、近々、婚約する予定じゃが…。
 其れでも、君は、司君を、君の娘と婚約させたいのかね?」と…。


つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の其の話し振りに、此の時の関西の大手企業の社長は、更に、驚愕するのだった。



だが、其処で、如何しても、納得出来ない此の関西の大手企業の社長の娘は、聞かなくても良い事を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、訊き始めるのだった。


「ですが…。
 確か…。
 道明寺様は、高等部の頃…。
 一般家庭出身の方と、お付き合いされて居たと、報道で、知りました。
 其の方とは、終わられたのですか?
 今回の婚約は、政略結婚なのですか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「あははは!
 成程…な。
 其の高等部の頃からの司君の相手の女性が、儂の孫娘のつくしじゃよ‼
 今迄は、儂の息子で在る 次男家族を、息子の嫁の旧姓で在る 『牧野』姓として名乗ら
 せて、一般家庭に溶け込ませて、生活させて居った。
 儂の息子で在る 次男家族を、『行方不明』と言う事にして…じゃな。
 じゃから…な。
 此の儂の孫娘のつくしでさえ、自身が、『桃乃園家』の娘で在るという事を、知らんかっ
 た様だ。
 6年程前に、“後継者を育てる。”と、いう名目で、儂の息子で在る 次男家族を、『桃乃園
 家』に、戻したんじゃよ。
 つくしは、儂の息子で在る 次男の娘…じゃからな。
 じゃから…な。
 桃乃園家と道明寺家の両家は、司君とつくしの婚約を認めたのじゃ…。
 じゃからこそ…。
 司君とつくしは、『政略結婚』では無い。」と…。


其処で、其れでも、納得出来ない此の関西の大手企業の社長の娘は、密かに、思うのだった。


“有り得ない。”と…。


何故なら…。
此の関西の大手企業の社長の娘は、今までに、司に会った事は無かったのだが…。
司の『fan』から、本気で、好きに成って居たのだ。


そして、実は、此の時の関西の大手企業の社長の娘は、密かに、思って居たのだ。


“漸く、其のチャンスが訪れた。”と…。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長の娘は、諦めが付かなかったのだ。


だが、此の時の関西の大手企業の社長は、そんな自身の娘の火消しに躍起に成って居たのだ。


何故なら…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥を怒らせれば…。
此の世界では、生きてはいけないのだ。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、詫びを入れて居たのだった。


「桃乃園総帥…。
 娘が、大変、無礼を致しました事を、お詫び申し上げます。
 私の方から、後程…。
 今後、無礼を致さぬ様…話し致します。
 如何か、私に、免じて、お許し頂けませんでしょうか?」と…。


実は、此の関西の大手企業の社長からの詫びの言葉を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、密かに、待って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、言って除けるのだった。


「まぁ~。
 君の娘も、まだ、若い。
 前途在る人間を潰す事は、儂の性に合って居ない。
 じゃからこそ…。
 許して遣っても良いだろう。
 じゃが…な。
 其れなら…。
 此方にも、条件が有る。
 此のプロジェクトは、此方の主導権で、進めさせて貰う事とし様‼
 如何(いかが)かな?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の関西の大手企業の社長は、此のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの提案に、同意するしか無かったのだ。


なので、此の時の関西の大手企業の社長は、了承の言葉を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、告げるのだった。


「承知致しました。」と…。


そして、此の時の司とつくしは、思って居たのだった。


“流石は、桃乃園総帥(お祖父様)…。”と…。



という訳で…。
此の時の此のプロジェクトは、当初、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、考えて居た思惑通りに、コトが動いたのだった。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思うのだった。


“桃乃園総帥に、お願いして良かったわ。”と…。


なので、全ては、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の思惑通りに、成ったという訳だったのだ。

喧嘩をしてしまった…<総優>  24.



此の時点での総二郎は、完全に、滋への嫉妬が、勝って(まさって)居たのだ。


勿論、総二郎とて、自身の嫉妬の対象者が、自身の仲間で在り、女性で在ると言う事に、戸惑いが無い訳では無い。


だが、総二郎は、如何しても、優紀への想いを捨てられないのだ。


成らば…。
総二郎は、“仕方ない。”と、思って居たのだ。


何故なら…。
優紀の自身への想いが、仲間でも無く…。
友達でも無く…。
彼氏として、自身を見てくれる事を…“待つしかねぇのだろう。”と、総二郎は、思って居たからだったのだ。


なので、此の時の総二郎は、そう成る日を待つ事にしたのだった。


実は、総二郎が、そう思えた事は、優紀の顔付きを観たから…だったのだ。
総二郎が、優紀へ訴えた話しを、優紀が聞いた事で、優紀の顔付きが困り顔に成って居たから…だったのだ。



なので、総二郎は、そんな優紀に、更に、言って除けるのだった。


「けど…よ。
 優紀は、今は、まだ、俺を、仲間として…?
 ダチとして…?
 そうとしか、見れねぇんだよな?
 だったら…。
 俺は、そんな優紀を、待つしかねぇんだよな?
 なぁ~、優紀…。
 優紀が、判断してくれ‼」と…。


なので、優紀は、そう言って来た総二郎の顔を、唯、じーっと、見詰めて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎の名前を呼ぶ事しか出来なかったのだ。


「西門さん…?」と…。


なので、総二郎は、そう言って来た優紀に、にこっと、笑い掛けて居たのだった。


所謂、此の時の総二郎は、優紀に、此れ以上…。
言葉を発し無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな総二郎を、少し、不安な顔付きで、観て居たのだった。


そして、此の時の優紀は、思うのだった。


“一体、西門さんは、何を考えて居るのだろうか?”と…。


そして、其の後の総二郎は、『大河原グループ』に、現れなく成って居たのだった。



此れには、実は、カラクリが有ったのだ。
総二郎は、あきらに、相談して居たのだ。


あきら自身も、まさか、総二郎から、『恋の相談』を受けるとは、思っても視なかったのだ。


何故なら…。
総二郎は、過去に、『女たらし』の異名を取って居たのだ。


あきらは、其の男から、再び、『恋の相談』を受けて居たのだ。


だからこそ…。
此の時点でのあきらは、驚愕するしか無かったのだ。



という訳で…。
あきらは、総二郎には、あきら行き付けの『BAR』に、呼び出すのだった。


そして、総二郎は、あきらに、此れまでの優紀との事を、話しし始めるのだった。
其の上で、此の時のあきらは、総二郎に、話しし始めるのだった。


「へぇ~、総二郎が…ね。
 優紀ちゃんに、本気に成るとは…。
 俺は、思わなかったわ。
 で、優紀ちゃんは、滋の傍を離れねぇ‼
 まぁ~。
 其れは、滋の秘書としてだろうけど…よ。
 総二郎にとっては、複雑…何だな。
 否…。
 総二郎は、滋に、嫉妬してる。
 まぁ~。
 其処が、総二郎にとっては、きついんだろ?
 総二郎の嫉妬の対象者が、男では無く…。
 女…。
 しかも、総二郎にとっての其の女で在る 滋は、仲間…だ。
 総二郎は、優紀ちゃんには、滋に、嫉妬して居る事を、悟られたくねぇんだろ?
 違ぇか?
 総二郎…。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、あきらに、言って除けるのだった。


「ああ。
 そうかも…な。
 けど…よ。
 其れだけじゃねぇんだよ。
 あきらも、知ってる通り…。
 今迄の俺は、此方から、女に、アプローチし無くても、女から、寄って来た。
 けど…な。
 優紀は、違ぇ。
 高校のガキの頃から、優紀は、他の女とは、違ってた。
 俺のポーカーフェイスを外したのも…。
 優紀が、初めて…だった。
 しかも、俺が、本気(マジ)で、怒っても、一切、動じねぇのも、優紀が、初めて…だっ
 た。
 だからこそ…。
 高校のガキの頃の俺は、優紀から、逃げたのかも知れねぇな。
 俺の中に、どんどん、入って来る優紀の事が、其の頃の俺は、怖く成ったのかも知れね
 ぇ。
 なぁ~、あきら…。
 俺は、気が付く事が、遅かったと思うか?」と…。


だからだったのだ。
あきらは、そんな総二郎に、思うのだった。


“本気で、総二郎は、優紀ちゃんに、惚れたのか?
 否…。
 惚れてたんだな。”と…。


なので、あきらは、そう思うも、総二郎に、話しし始めるのだった。


「否…。
 遅ぇとは、思わねぇよ。
 けど…な。
 今の優紀ちゃんに、其処まで、突っ突くなよ。
 優紀ちゃんを、追い込めば…。
 追い込む程…。
 きっと、優紀ちゃんは、総二郎から、逃げたく成るんじゃねぇか?
 もしかしたら…。
 今の優紀ちゃんは、滋に、逃げてるのかも…な。
 まぁ~。
 どっちにしても、今の総二郎は、滋を怒らせねぇ事だ。」と…。


其れは、総二郎にも、感じて居た事だったのだ。


滋が、優紀の事で、怒れば…。
きっと、総二郎は、『大河原グループ』から、出禁に成るかも知れない。


だからだったのだろう。
総二郎は、あきらに、返答するのだった。


「ああ。
 分かってる。」と…。


其処で、あきらは、総二郎に提案するのだった。


「取り敢えず…。
 総二郎は、優紀ちゃんの様子を視る為に…。
 暫く、『大河原グループ』への出入りを止めて視ろよ‼
 其れで、優紀ちゃんが、如何、動くか?
 試して視る事も、良いんじゃねぇか?」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、『大河原グループ』への出入りを止めて居たのだ。


だが、其の間の総二郎は、実は、後悔して居たのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎は、優紀に会いたくて、仕方なかったのだ。


だからこそ…。
総二郎は、あきらに、助けを求めるのだった。


「俺は、此れから、如何したら良い?」と…。


此の時のあきらは、そんな総二郎を、唯、じーっと、観て居たのだった。


何故なら…。
総二郎の真意が、何処に有るのか?
確かめる為だったのだ。


其の上で、あきらは、或る人物に、ヘルプを求めるのだった。



<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  24.』は、少し、短めに成っておりま
 す事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>