tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  57.



【『初午【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編のエピローグ<会食>』


つくしの祖父で在る 桃乃園総帥…。
そして、司とつくし…。
そして、司の秘書で在る 西田が、関西の大手企業の社長より、連れて来られた料亭は…。宛ら、会食の場と成って居たのだった。


実は、此の場には、此の関西の大手企業の社長の娘も、同席して居たのだ。


云わば…。
関西の大手企業の社長は、自身の娘を、司の婚約者にしたいが為に…。
此の場を、司と自身の娘とのお見合いの場に、利用し様として居たのだ。
だが、其処には、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と つくしが、同席して居たのだ。


なので、此の関西の大手企業の社長は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、此の場に居様とも、話しを進める事にして居たのだった。


だからだったのだ。
『いなり寿司』を、食して、満足して居たつくしの祖父で在る 桃乃園総帥とは、対照的に…、此の時の司の顔付きは、引き攣って居たのだから…。


だからだったのかも知れない。
そんな様子の司を、一人、心配する西田が、其の場に居た事も、また、事実だったのだ。


だが、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、飄々として居たのだ。
なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、コトを仕掛けるつもりで居たのだった。



先ずは、関西の大手企業の社長から、声を掛けて来たのだった。


「此方は、私の娘で、御座います。
 以後、お見知り置きを…。」と…。


だが、此の関西の大手企業の社長の娘の顔付きが、司にとっては、鬱陶しかったのだ。


何故なら…。
食事をする事無く…。
唯、司だけを、じーっと、観て居たり…。
司に色目を使って来たり…。


此の時の司にとっては、鬱陶しい事…。
此の上無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、此の関西の大手企業の社長の娘とは、一切、目を合わせ様とし無かったのだ。


だが、そんな司に対して…。
此の関西の大手企業の社長の娘は、司が、照れていると思って居たのだ。
有り得ない事なのだが…。


其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、仕掛け始めるのだった。


実は、挨拶の折、つくしが、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の秘書という話しを、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、話しして居たのだ。


だが、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、つくしに、指示をするのだった。
自身と司との間に、座る様に…。


「つくし…。
 此方に、座りなさい。」と…。


今迄は、態と、『牧野』と、呼んで居たつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、『つくし』呼びをしたのだ。


実は、つくしは、司共々、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から…。
つくしの事を、「『牧野』と、呼ぶ。」と、事前に、伝えられて居たのだ。


だが、此の時のつくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から、『つくし』と、呼ばれたのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな自身の祖父で在る 桃乃園総帥の自身への呼び方に、思うのだった。


“此処からは、仕事の様で、仕事では無いと言う事なのだろう。”と…。


なので、此の時のつくしは、そんな自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、返答するのだった。


「はい。」と…。


そして、また、司も、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥のつくしへの呼び方に、つくしと同じ事を思うのだった。



其処で、そんな様子に、驚愕したのは、他でも無い関西の大手企業の社長 父娘(おやこ)だったのだ。


何故なら…。
今の今迄…。
つくしは、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の秘書と言う事で、西田と一緒に、隅の方で、控えて居たのだ。


だからこそ…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、気安く、つくしを呼んだ事に、此の関西の大手企業の社長 父娘(おやこ)は、驚愕するしか無かったのだった。



其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、そんな風に、驚愕して居る此の関西の大手企業の社長に、声を掛けたのだった。


「君は、司君を、君の娘と婚約させたがって居ったそうじゃな?
 楓さんから、聞かされたよ。」と…。
「………」


其処で、此の関西の大手企業の社長は、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
言葉を発する事も出来ずに居たのだった。


何故なら…。
更に、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との繋がりを、此の関西の大手企業の社長に、アピールした様なモノだったのだから…。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長は、言葉を発する事も出来ずに居たのだった。



其処で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、追い打ちを掛けるかの如く…。
更に、言って除けるのだった。


「まだ、公表して居らんが…。
 実は、桃乃園家と道明寺家との話し合いが整えば…。
 司君とつくしは、近々、婚約する予定じゃが…。
 其れでも、君は、司君を、君の娘と婚約させたいのかね?」と…。


つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の其の話し振りに、此の時の関西の大手企業の社長は、更に、驚愕するのだった。



だが、其処で、如何しても、納得出来ない此の関西の大手企業の社長の娘は、聞かなくても良い事を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、訊き始めるのだった。


「ですが…。
 確か…。
 道明寺様は、高等部の頃…。
 一般家庭出身の方と、お付き合いされて居たと、報道で、知りました。
 其の方とは、終わられたのですか?
 今回の婚約は、政略結婚なのですか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「あははは!
 成程…な。
 其の高等部の頃からの司君の相手の女性が、儂の孫娘のつくしじゃよ‼
 今迄は、儂の息子で在る 次男家族を、息子の嫁の旧姓で在る 『牧野』姓として名乗ら
 せて、一般家庭に溶け込ませて、生活させて居った。
 儂の息子で在る 次男家族を、『行方不明』と言う事にして…じゃな。
 じゃから…な。
 此の儂の孫娘のつくしでさえ、自身が、『桃乃園家』の娘で在るという事を、知らんかっ
 た様だ。
 6年程前に、“後継者を育てる。”と、いう名目で、儂の息子で在る 次男家族を、『桃乃園
 家』に、戻したんじゃよ。
 つくしは、儂の息子で在る 次男の娘…じゃからな。
 じゃから…な。
 桃乃園家と道明寺家の両家は、司君とつくしの婚約を認めたのじゃ…。
 じゃからこそ…。
 司君とつくしは、『政略結婚』では無い。」と…。


其処で、其れでも、納得出来ない此の関西の大手企業の社長の娘は、密かに、思うのだった。


“有り得ない。”と…。


何故なら…。
此の関西の大手企業の社長の娘は、今までに、司に会った事は無かったのだが…。
司の『fan』から、本気で、好きに成って居たのだ。


そして、実は、此の時の関西の大手企業の社長の娘は、密かに、思って居たのだ。


“漸く、其のチャンスが訪れた。”と…。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長の娘は、諦めが付かなかったのだ。


だが、此の時の関西の大手企業の社長は、そんな自身の娘の火消しに躍起に成って居たのだ。


何故なら…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥を怒らせれば…。
此の世界では、生きてはいけないのだ。


だからこそ…。
此の時の関西の大手企業の社長は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、詫びを入れて居たのだった。


「桃乃園総帥…。
 娘が、大変、無礼を致しました事を、お詫び申し上げます。
 私の方から、後程…。
 今後、無礼を致さぬ様…話し致します。
 如何か、私に、免じて、お許し頂けませんでしょうか?」と…。


実は、此の関西の大手企業の社長からの詫びの言葉を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、密かに、待って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、此の関西の大手企業の社長に、言って除けるのだった。


「まぁ~。
 君の娘も、まだ、若い。
 前途在る人間を潰す事は、儂の性に合って居ない。
 じゃからこそ…。
 許して遣っても良いだろう。
 じゃが…な。
 其れなら…。
 此方にも、条件が有る。
 此のプロジェクトは、此方の主導権で、進めさせて貰う事とし様‼
 如何(いかが)かな?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の関西の大手企業の社長は、此のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの提案に、同意するしか無かったのだ。


なので、此の時の関西の大手企業の社長は、了承の言葉を、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、告げるのだった。


「承知致しました。」と…。


そして、此の時の司とつくしは、思って居たのだった。


“流石は、桃乃園総帥(お祖父様)…。”と…。



という訳で…。
此の時の此のプロジェクトは、当初、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、考えて居た思惑通りに、コトが動いたのだった。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思うのだった。


“桃乃園総帥に、お願いして良かったわ。”と…。


なので、全ては、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の思惑通りに、成ったという訳だったのだ。

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