初めての喧嘩…<あき桜> 後編
<桜子side>
取り敢えず、呼び出されたので、先輩と優紀さんと私はメープルに向かった。
正直、あきらさんと会うのは気拙い⤵。
“今日の一件は今日中に解決した方が拗れなくて良い。”って、言う先輩の意見も一理ある。
でも、どんな顔をしてあきらさんと会えば良いのよ…。
あぁ~~⤵。
最悪~⤵。
<あきらside>
もう直ぐしたら、桜子が牧野と優紀ちゃんと一緒に来る…。
俺がヤキモチを焼いたって、成ったら引くよな?
あぁ~~、引くなよ、桜子…。
司がT3に声を掛けた。
「やっと、来たか?」
牧野は司の傍に、優紀ちゃんも総二郎の傍に…。
で、桜子も俺の傍に来てくれた。
で、俺から、桜子に口火を切った。
「ごめん、ヤキモチ焼いてた。」
「………、ヤキモチ??」
普通、そうなるわな…。
「桜子が俺に向いてくれて無かったのが、腹立ったんだ⤵。」
「………、うふふ。
そうだったんですか?
私、てっきり、何か怒らせるような事を言ったと、思って、不安だったんです。
な~んだ、良かったです。
安心しました。」
桜子はこんな俺でも良いってか?
「良いのか、こんな俺で…?」
「えっ、どうしてですか?」
「否、もう良いわ。
桜子、ごめんな、有難う‼」
「………えっ、うふふ。
はい‼」
で、俺達は仲直り(?)出来た。
まあ、今回はこいつらの気遣いに感謝だな‼
初めての喧嘩(?)も悪くねぇな‼