tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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母の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編




<此の二次小説『母の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>』は、『泣かず
 に居られるのなら…<つかつく>』の番外編として、お送りします。
 『泣かずに居られるのなら…<つかつく>  16.』の続きの様に、続けて綴ってお
 ります。
 宜しければ、合わせてご覧下されば幸いです。
 宜しくお願いします。>



5月の第2日曜日の5月12日は、母の日…。


つくしにとって、実の母親以外に、今年から、夫(司)の母親にも、母の日の感謝を伝えられる。
つくしには、その事が、本当に心の底から素直に嬉しかった。


司から、言わせれば、“有り得ないっつーの‼”と、言われそうだが…。


司を産んで下さった方だから、其の事の感謝の意を示したかった。
つくしは、心底、そう思って居た。


で、つくしは、夫(司)の母親に、カーネーションの花束とメッセージを送った。


【~~つくしが、楓に送ったメッセージ


  『お義母様へ
   司さんを産んで下さって、有難う御座いました。
   そして、司さんと私の事を許して下さって、有難う御座いました。
   そして、航が、こんなに立派に育って居た事を感謝申し上げます。
   私一人では、航をこんなに立派に育てられたか如何か、分かりませんでした。
   心を鬼にして、私に向かって下さって居た事を感謝申し上げます。
                              つくしより』~~】


そして、つくしは、司にも、メッセージを書いてもらっていた。
唯、『有難う‼』と…。


楓からは、つくしに、カーネーションの花束とメッセージのお礼メールが入って来た。
唯、一言…。
『つくしさん、有難う‼』と…。
   


そんな或る日の4月の『GW』前…。
つくしが忙しくして居た或る日…。
航が、初等部からの『お手紙』を持って帰って来た。



実は、つくしは、道明寺HDの法務部で国際弁護士として、日本支社専属で、日本支社
支社長専任に成って居た。


だから、出来るだけ、航が、学校から帰宅する時間には、帰宅する様にして居たつくしだった。


だが、その日は忙しくして居た為…。
航から、初等部の『お手紙』を受け取る時間が、夕食の時間後に成ってしまって居た。


其処に書いて在る文言に、つくしは、涙していた。


いつもより早めに、道明寺邸に帰宅して帰って来た司に、つくしは、航が、持って帰って来た初等部からの『お手紙』を見せた時…。
司も、ニコっと、笑って、言って来た。


「つくし…?
 航の『母の日参観』に、一緒に行こう‼」


司は、つくしを抱き締めて、涙で溢れ返って居るつくしの目を、そーっと、拭き取って遣って居た。


つくしは、嬉しさを隠さず、司に縋り付いて居た。
司も、つくしの気持ちが分かるから、何も言わず、つくしを抱き締めて遣って居た。



そして、『母の日参観』の当日 5月12日に成った。


司とつくしは、入籍はして居るが、発表している訳じゃ無かった。


だから、英徳学園関係者以外、知られて居る事は無かった。


だが、司は、態と、つくしと一緒に、英徳学園に現れたので在った。


公にした事で、司とつくしが、『航の両親』で在るという事を知ら占める形と成った。


で、司とつくしは、航のクラスの授業内容を、『国語』と言うだけで、航からは、詳しくは、教えてもらえなかった。


司とつくしは、航からも、言われていた。


「楽しみにしててね。」


だから、司とつくしは、楽しみにしているつもりだった。


其れが…だ。


司とつくしは、驚愕するより他無かったのだった。



其の、航の授業内容は…?
勿論の『国語』だったのは、言うまでも無かった。


しかし、其の詳細は…?


『ぼくのお母様(ママ)』というタイトルの付いた作文だった。 ←ベタだった…?


で、クラス内で、児童が読み上げると言うモノだった。 ←尚、ベタ…? by 天の声


で、教室の後ろから、司とつくしは、授業を見ていた。


航の担任が、恐縮して居る事は、言うまでも無かった。


で、航の順番が来た。


航は、前の黒板の所…。
所謂、一番前の教卓の所に出て来た。


思わず、司が拍手した事は、言うまでも無かった。
つくしは、そんな司を窘める一幕もあったのだが…。


で、航は、航自身が綴った作文を読み出した。



「【 『ぼくのママ』
                           どうみょうじ わたる


    ぼくは、小さいころから、パパとママは、ぼくのそば(傍)に、い(居)なかっ
    た。
    それは、パパとママは、ごびょうき(病気)だったから。
    パパのごびょうき(病気)が、なおった(治った)とき、ぼくのところに、も
    どってきてくれました。
    そのとき、ぼくにも、ママがいる(居る)ことを、パパに教えてもらいました。
    「ねぇ、パパ…?
     ぼくにも、ママがいる(居る)の?」
    「ああ。
     わたるにも、ママはいる(居る)ぞ‼
     でもな、パパも、きおくをなくす(失くす)というびょうき(病気)で、わた
     るとは、いっしょにいられ(居られ)なかったが…。
     ママも、今は、まだ、びょうき(病気)でにゅういん(入院)してるからな。
     ママのびょうき(病気)がなおった(治った)ら、パパといっしょ(一緒)
     に、むかえ(迎え)に行こうな‼」
    「うん、パパ。
     やくそく(約束)だから…ね。」
    ぼくはパパとやくそく(約束)して、パパは、ぼくとのやくそく(約束)を
    まもって(守って)くれました。
    だから、ぼくは、今、とっても、しあわせです。
    ぼくも、早く、弟か妹が、ほしい(欲しい)と、そうじろうくんとあきらくん
    と、お話ししていた(居た)ら、ぼくが、早く、夜、ねたら(寝たら)、「わた
    るの弟か妹が、生まれて来るぞ。」って、教えてもらったので、早くねる(寝
    る)ように、今は、がんばっています。
    ママに、にた(似た)、かわいい妹が早くほしい(欲しい)と思います。】
                                 おわり。」



航が、航の作文を読み終わった後…。
司とつくしは、お互いの顔を見合わせて居た。


司は、つくしに、ニヤッと、笑って見せて居たが…。
つくしは、心の声がダダ洩れに成る程、怒り狂って居た様子だった。


“西門、美作…‼
 子供に、何を教えてんだぁ~‼
 あいつ等、締め上げなきゃね‼”


其の言葉もそうだが…。
怒り狂って居る真っ赤かに染まったつくしの顔を見た司は、驚愕よりも、“可愛い‼”と、思うのだから…。
“ちょっと、イカれてるのは、司自身かも…。”と、F3が、思うだろう事は、言うまでも無かった。


そんなこんなで、家族として、違和感なく、司とつくしと航の生活は、続いて行くのだった。



PS. 


後で、航の担任から、つくしが言われた言葉は…?


「あの時の航君のお母様のお怒り振りは、驚愕致しておりました。」との事だった。


つくしは、恥ずかしさで、打ち拉がれて居た事は言うまでも無かった。



fin



<最近の母の日の参観は、『日曜参観』と言うらしいのですが…。
 此の二次小説『母の日参観【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>』では、『日曜
 参観』では無く、『母の日参観』として、綴って居る事をお詫びします。>


<また、此の1話分を2話分に分けると…。
 かなり、1話毎が短くなる恐れが有り、そのまま、1話に纏めました。
 長々に成ってしまい申し訳御座いません。>

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