tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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イケナイ夏…<総優>  3.




<総二郎side>


俺は、あいつの背後から抱き締めた相手が、俺だという事を、瞬時に、あいつが、見抜いてくれた事が嬉しくて仕方なかった。


だが、あいつの隣で、驚愕して、言葉も出せず、動く事も出来ねぇで居る、あいつの彼氏という奴を、俺は、如何にかしたくて堪らなかった。


だが、先に声を発して来たのは、我に返ったので在ろう其のあいつの彼氏という奴だった。


「優紀…?
 お前を背後から抱き締めて居る奴は、優紀とは、如何言う関係、何だ?」
「………」


現在の優紀の彼氏だと言うなら、“当然の言葉だよな?”と、俺は、思って居た。


そんな時、優紀の彼氏という奴は、俺を優紀から引き剥がそうとして来やがる。
が、俺は、しっかり、優紀に纏わり付いて居た。


所謂、俺は、優紀をホールドしたまま、離さなかった。


そんな俺と優紀の彼氏という奴との二人の駆け引きに、優紀自身は、如何答えたら良いのか…?
迷って居たらしい事は、優紀の微妙な身体の動きで、読み取れた俺だった。
俺は、未だ、優紀の背後から、俺の腕を優紀から離せずに居たのだから…。


だから、俺には、分かった。
こいつ等には、まだ、身体の関係は無いという事を…。


其処は、俺の方が、優位に立っていた。


だから、俺は、こいつの代わりに、其の彼氏という奴に言って遣った。


「俺は、優紀の『初めての男』‼」


優紀だけじゃ無く、其の彼氏という奴も、驚愕していた様子だった。


特に、優紀は、俺の言葉に驚愕して居たのだろう?


俺の方に向けた顔が、俺の顔の超至近距離に在る状態に成っていた。


何時でも、唇と唇が、触れ合える距離と言えば、分かるだろう状態だった。


そして、また、優紀の身体は、固まったまま、動かなく成ってしまった。
序でに、顔を赤く赤らめた状態で…。


其の優紀の姿に、更に、驚愕顔で、優紀を見詰めていた彼氏と言う奴の姿が、其処には在ったのだった。


俺は、優越感バリバリの状態と成っていた。



そして、彼氏という奴は、俺に言って来やがった。


「何時までも、優紀にしがみ付いてんじゃねぇよ‼」


そう言いながら、また、俺を優紀から引き剥がそうとして来やがった。


だから、俺は、彼氏という奴に言い返して遣った。


「こいつは、俺のん(女)だから…。」


其れには、彼氏という奴だけじゃ無く、優紀までもが、驚愕の言葉を言って来た。


「えっ??」
「はぁ~??」


だから、俺は、優紀に分かる様に言って遣った。


「優紀…?
 背後から抱き締められた男が、俺だと、何故、分かった?
 其れは、俺に抱き締められた事が有るからだろ?
 優紀の身体は、俺の身体を覚えてるって事だろ?
 だから、優紀は、俺を拒否出来ねぇんだよな?」
「………」


優紀は、固まったまま、如何して良いのか?
悩んで居る様子だった。


だから、続けて俺は、言って遣った。


「優紀は、やっぱり、俺しか反応出来ねぇんだよ?
 他の男だと、拒否る事に何だよ?
 だから、俺にしとけ‼」


もう、其処に居た彼氏という奴は、言葉も出て来ねぇ様子だった。


で、俺は、決定的な言葉を言って遣った。


「なぁ、其処のあんた…?
 『英徳のF4』って知ってるよな?
 俺の顔に覚えはねぇか?
 俺は、其の『F4の西門総二郎』って、言うだけど…よ。」


此れで決まりだよな‼


その男は、俺の顔をじーっと、見て来て…。
思い出したんだろうな?


何か、悪態を突き出した。


「『F4の西門総二郎』って言えば、『女たらし』で、有名らしいよな?
 優紀も、遊びの相手にするつもりかよ?」


だが、俺は、優紀を背後から抱き締めて居る状態のままで、上から、優紀に問い掛けていた。


「其れは、優紀が決める事だろ?
 因みに、俺は、もう、優紀だけだよ‼
 遊びの時間は終わったんだ‼
 優紀…?
 俺にしとけ‼」


こんな言葉を、見ず知らずの男の前で言う言葉でもねぇけど…。
俺の決意表明と受け取ってもらえる様に、優紀と其の男の前で言って遣った。


優紀は、一瞬、ぴくっと、成ってたけど…。


其の男に、言葉を発していた。


「先輩…?
 今更で、申し訳無いんですが…?
 本当は、西門さんに振られた時、いつまでも、西門さんに依存して居たら、良い恋愛が
 出来ないと、西門さんの事を忘れ様と、努力して居たんです。
 だから、先輩に告白された時…。
 私自身を試そうと思って居たのは事実です。
 騙すつもりは無かったんですが…。
 結局、騙す様な事をしてしまって、すみません。
 私の心は、まだ、西門さんが居る事は否めません。
 先輩…?
 申し訳在りません。」


俺にとっては、優紀の言葉は、嬉しい言葉だったが…?


優紀の苦しそうな声を聴いて、ちょっと、俺も、此の男に謝罪するべきかと思えた。


「あんたには、悪ぃとは思ってるよ。
 けど、ねぇ気持ちを隠して、付き合われても、お互い、気拙いだけだろ?
 だったら、此処で、びしっと、踏ん切りを付けた方が、男の株は上がるんじゃねぇ
 の?」


こう、俺に言われた此の男は、諦めた様に、自称的な笑いを浮かべながら…。
優紀に言葉を発して来た。


「優紀…?
 俺は、優紀にとって、お呼びじゃないって訳だよな?
 正直に答えてくれ‼」


優紀は、俯いたまま、此の男に答えていた。


「先輩…。
 申し訳在りません。」
「分かった。
 俺から、優紀を解放して遣るよ‼
 これからは、職場の先輩として、また、宜しくな‼」
「先輩…。
 有難う御座います。
 これからも、宜しくお願いします。」


優紀は、辛そうな顔付きで、此の男に答えていた。


俺は、優紀と此の男の会話を聞いて、優紀の身体から、腕を離したと同時に、優紀の腕を掴んで、引き摺る様に、その場を後にした。


良~く見ると、遠巻きながら、ギャラリーが居る様子だった。


其れには、俺も、驚愕しか無かったのだが…。

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