tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Love Story~信じる事が全て~…<つかつく>  5.




つくしは、あの時…。
そう、あの先輩弁護士のお供でつくしが行って居た、レセプションパーティーで、再会したその方は…。


「Tukusi…‼」
「えっ??」


つくしは…⁉


“まさか…?
 こんな所で…?”と、思って居た。


先輩弁護士からも、首を傾げられていた。


先輩弁護士からすれば、その方は、一般庶民代表の様なつくしが、知り合いで居られる筈等無い様な人物なのだから…。


つくしは、先輩弁護士の仕草は、“無理も無い‼”と、思えていた。


其処に、先輩弁護士は、相手が、どんな人物なのかを分かって居て、つくしに訊いて来た。


「つくし…。
 此方は…?」



其の先輩弁護士の言わんとしてる事が分かったつくしだったので、先輩弁護士の問いにも、素直に返答しようとしていた。


其処に、つくしを制止して、その方から、声を発して来た。
しかも、きちんとした発音の日本語で…。


「私は、『ロバート・クラウン』と、言います。
 つくしとは、友達です。」


つくしは、“何時の間に…。”と、思って居た。


『ロバート・クラウン』…その人は…?
いつかは、つくしと日本語で話ししてみたいと思い、密かにレッスンを受けて居たのだった。


其れが、漸く、叶った形と成ったのだった。



一方、つくしは、『キア~イ』のおじさんコト、『クラウンCEO』と再会した事を嬉しく思って居た。


だが、つくしは、『キア~イ』のおじさんコト、『クラウンCEO』から、飛んでも無い話しを聞かされる羽目に成ったのだった。



『party』終了後…。
『キア~イ』のおじさんコト、『クラウンCEO』は、ホテルのレストランの個室につくしを呼び寄せた。


驚愕しているつくしに、クラウンCEOは、提案を申し出て居た。



<此処からのクラウンCEOとつくしの会話は、英語で話しして居ると見做して、ご覧下
 さいませ。
 つくしは、大学時代に、英語・フランス語・イタリア語を習得して居る設定で、ご認識
 頂けると、幸いです。>



「つくしは、このまま、日本だけの弁護士で終わるつもりかい?」
「えっ??」


つくしは、言葉に詰まっていた。


何故なら、つくしの目標は、『国際弁護士』だったからだ。



尚も、クラウンCEOは、つくしに突っ込んで来ていた。


「つくし…。
 つくしは、もっと、輝けるよ‼
 NYで、上を目指さないかい?」
「………」


つくしは、クラウンCEOの言葉は、嬉しかった。


しかし、つくしは、失業してしまって居る父親を含めた家族を、日本に放ったまま、NYに渡米出来ないと思って居た。


つくしが、渡米すれば、後で、困るのは、進だと、承知していたつくしだったのだ。


進が、困る事に成る事が分かって居たので、一人暮らしのマンション住まいから、アパートでの家族住まいにする為、実家に戻って居たつくしだったのだから…。


その為、つくしは、『クラウンCEO』からの申し出を断るつもりで居た。


「現在、父親が失業中の為…。
 家族を日本に置いたまま、NYに渡米する事は、出来ないんです。
 おじさんの厚意は、凄く嬉しいです。
 おじさんに就いて、NYに渡米出来たら、嬉しいですけど…。
 本来の私の夢は、国際弁護士に成る事、何です。
 ですから、出来たら、私は、自分自身の可能性に挑戦してみたいと思っては居るんです
 が…。」


そんなつくしの素直な思いを知ったクラウンCEOは、今後のつくしの可能性を含め、受け入れ態勢を整えようと決心していた。


だから、其のつくしの気持ちを聞き取ったクラウンCEOは、つくしの家族毎、受け入れる事を、つくしに示唆したのだった。


「つくし…。
 家族毎、NYに来たら良い‼
 後悔するより、余程、良いに決まっている。」
「えっ??」


で、クラウンCEOからの更なる申し出に驚愕して居たつくしは、家族に相談してから、クラウンCEOに報告する事にした。


そして、進も含めた牧野家は、つくしの気持ちを尊重する事にした。
今まで、つくしに苦労を掛けて来たのだから…。



そして、つくし達 牧野家は、クラウンCEOの厚意を受け取る事にした。


此のチャンスを逃して、後悔をしたく無かったつくしだった。


チャンスは、此の一度きりかも知れないと思うつくしだった。



だが、つくしは、NYへの渡米に際して、一つだけ、クラウンCEOにお願いをしていた。


其れは、司本人と、道明寺家の面々と、日本の司の幼馴染で親友(F3)と、つくしの幼馴染で親友(優紀)と、親友達(滋と桜子)には、つくしのNY渡米後は、つくしの事 及び 牧野家の事は、分からない様にして欲しいという事だった。


勿論、つくしが望む事なので在れば、約束するつもりで居たクラウンCEOだった。


「つくしが、望まない事はしたく無い。
 つくしが、“そうして欲しい‼”と、言うなら、叶えて上げよう‼」


クラウンCEOは、つくしとの約束は、しっかり、守ってくれていた。


これにより、つくしを含めた牧野家は、クラウンCEOと共に、NYに渡米した。



その後の牧野家の住まいは、クラウン邸と成った。


また、勿論の事では在るのだが…。
NYへの渡米に際して、つくしは、弁護士事務所を…。


進は、働き出して間が無かったのだが…。
入社して間がない会社を退職する事に成った。



そして、NYでのつくしは、進と共にマナーレッスンを受けたり…。
進に関しては、語学や、英才教育も受けさせてもらって居たのだった。


その後のつくしと言えば、NYの大学のロースクールで、国際弁護士の資格を取得する為、学校に通う事に成った。


此れは、つくしの気持ちを知ったクラウンCEOが、つくしに進めた事だった。



なので、進が、クラウン・コーポレーションに入社して、クラウンCEOの内勤秘書として就き、ビジネスを覚え始めていた。



そして、つくしのパパとママも、クラウン邸で、仕事をさせてもらって居た。


日本語の分かるスタッフが居る為、生活には、それ程、困って居なかった。


なので、日本語の分かる執事と共に、クラウン夫人と会話をする事も、日課にして居た。


また、つくしママが、日本食を作って、クラウンCEOとクラウン夫人 及び 邸のスタッフ達に振る舞い、スタッフ達共、打ち解けて来ていた。


英語は、何時まで経っても、喋れないつくしパパとママでは在ったのだが…。
そのうち、言わんとして居る事は、つくしのパパとママも、何と無く分かる様に成って来ていた。


昔の人は、『住めば都』とは、良く言ったモノで在った。

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