tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Again and again…<つかつく>・<総優>  20.




<総二郎side>


優紀とのお試し期間の2ヶ月が経った事で…。
俺は、優紀に確認するつもりで、優紀を迎えに行く事を伝えていた。


「優紀…?
 俺とのお試し期間の2ヶ月が経った。
 これからは、俺と如何したい?」
「………」


優紀は、都合が悪く成ったり、言い返せないと分かると、黙る傾向が在った。


だから、俺は、優紀を焦らせねぇ様に、優紀の顔を覗き込んで居た。


いつも、優紀は、答えられなく成ると、顔を俯かせて、俺の視界から、見え無くしてしまう。


そんな優紀に、俺は、堪らなく成る。


俺は、こんな優紀が、こんなに愛おしく成る事に、此の2か月間の優紀とのお試し期間で気付けた。


だが、優紀を覗き込んで見ている俺に、ハッとした様に顔を上げて、俺をじーっと、見上げて来た。


其の赤らめた優紀の顔付きに、また、遣られてしまう俺が居る等と、誰が思うよ。


ほんと、人間って、面白れぇよな‼


あんなにクールと言われた此の俺が…だぞ。


人は、恋愛で変わるって意味が、俺にも、漸く、分かった。



で、やっと、優紀は、俺が欲しかった言葉を言ってくれた。


「本当に、私で、大丈夫ですか?
 姉夫婦と同じ、婚家同士の付き合いに、反対されるのでは…?」
「俺達が、知り合ったのは、高校の頃だろ‼
 だから、兄貴達の結婚とは、全く、関係ねぇだろ?
 だから、其処をきちんと、伝えて行けば良い。
 偶々、婚家が、同じだったってだけの事だろ?」
「そうですね。
 分かりました。
 此れからも、宜しくお願いします。」


俺にとっては、やっと、だった。


思わず、声が出てしまった。


「よっしゃー!」


で、俺と優紀の付き合いは、お試し期間の2ヶ月を経て、漸く、本当の恋人同士に成れた。


この事は、俺は、兄貴に…。
優紀は、義姉に…。
それぞれ、伝えた。


まあ、俺は、説教紛いの事を言われたが…。
嬉しさの方が勝ってしまって、兄貴に言われた言葉も、それ程、嫌じゃ無かった。


「総二郎…?
 分かって居ると思うが…?
 総二郎が、付き合う相手は、俺の妻の妹だ‼
 という事は、総二郎の行動次第で、俺にも、影響して来るという事を肝に銘じて於け
 よ‼
 良いな‼」
「ああ。
 分かってる。」


で、聞く処に寄ると、優紀も、義姉から、言われていたらしい。


「優紀…?
 本気で、総二郎君とお付き合いをするの?
 まさか、姉妹で、同じ婚家に成る何て…。
 思ってもみなかったわ⁉
 だからこそ、慎重にお付き合いなさいよ‼
 良いわね、優紀…?」
「はい。
 肝に銘じて於きます。」



で、俺と優紀の付き合いは、兄弟姉妹、同じ婚家という事も在ったのだが…。
俺が、何よりも、優紀のお陰で変われた様子に、両家の許しを得ていた。



で、その後、俺と優紀の恋人としての付き合いは1年経った。


その後、婚約発表して、半年後には、結婚式を執り行った。


で、其の2年後には、俺と優紀のガキが産まれた。


男の子だった。


名前は、『優一郎』と、懐けた。


俺は、如何やら、愛妻家の子煩悩だったらしい。


で、意外だったのが…。
親父とお袋だった。


あれだけ、子育てして居なかった親父とお袋だったのだが…。
子供のあやし方が上手い様子だった。


此れには、俺は、面食らってしまった。


しかも、優一郎は、俺にそっくりの瓜二つだからか?
お袋は、優一郎を離せねぇで居るみてぇだった。


其の後、3年後には、娘が産まれた。


名前は、『光紀』と懐けた。


光紀には、俺もだが、親父も、メロメロだった。


親父と俺とで、取り合いに成る。


光紀は優紀にそっくりだが…。
“笑う姿は、総二郎さん似だ‼”と、優紀は、言って居る。
俺には、分からねぇんだが…。



優紀とこう成るまでは、俺には、こんな日が来るとは、思わずに居た。



俺と優紀は、幾度も(Again and again)巡り会い…。
そして、今日の様な幸せに巡り会えた。


この幸せを、もう、二度と、逃がさねぇ為にも…。
俺は、優紀だけを愛し続けると誓って居た。




fin

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