tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Again and again…<つかつく>・<総優>  17.




<優紀side>


私は、“逃げていても仕方ない。”と、思い、西門さんに就いて行く事にした。


西門さんの事だから、話しだけで終わるかは、不透明だったけど…。


でも、話しを聞かないと始まらない様な気がしていた。


そして、西門さんと私が、お部屋に入って、ドアが閉まったと同時に、西門さんは、私を抱き締めて来た。


私は、西門さんの抱き締めて来る力強さに、苦しくて、藻掻いて居た。


けれど、西門さんの力が緩む事は無かった。


そんな事を思っている処に、西門さんから、声を掛けられた。



<総二郎side>


俺は、優紀を抱き締めながら、優紀に声を掛けて居た。


「なぁ~、優紀…?
 俺は、ずーっと、優紀と、こうしたかった。
 俺は、優紀と逢えなかった此の3年間、一切、遊んでねぇ。
 あんなに、遊んでた俺が…だぞ。
 俺は、優紀以外は、もう、抱けねぇ事が分かったからだけど…な。」
「………」


優紀は、俺に抱き締められながら、俺の肩に顔を埋めたまま、何も、言葉を発しなかった。


「それに、兄貴と義姉さんの結婚式の後…。
 俺を避けてただろ?
 兄貴と義姉さんの結婚式の後…。
 俺は、どんなに、優紀と一緒に居たかったか?
 優紀に分かるか?
 優紀に避けられてる俺の気持ち…。
 優紀に分かるのか?」


優紀は、最初、言葉を発する事は無かったが…。
小声で、俺に返事をしてくれた。


「………。
 ごめんなさい。


優紀は、やっと、俺と言葉を交わしてくれた。


だから、俺は、此処だとばかり…に。
優紀に、迫っていた。


「なぁ~、優紀…?
 俺と付き合わねぇか?」
「えっ??」


俺は、優紀の驚愕した声に、俺の方が、驚愕していた。


此処まで来て、如何して、俺の気持ちが理解出来ねぇのか?
その方が、俺は、優紀に驚愕だった。


「勿論、兄貴と義姉さんが結婚した事で…。
 もし、俺と優紀が、付き合う事に成れば…。
 色々、問題視しねぇと行けねぇ事も在るのは、事実だ‼
 けど…。
 俺は、そんな事より、俺と優紀の気持ちの方が大切だと、思ってる。
 そうだろ、優紀…?」
「………」


優紀は、顔を上げて来て、上目遣いで、俺の顔を見て来た。


俺は、こんなに背の高さが違う女と、今まで、接した事は無かった。


多分、牧野と優紀とでは、そんな背の高さは変わらねぇ筈だから…。
司は、“牧野との背の高さは、頭から顎先位ぇ、違う‼”って、言ってたから…。
俺も、優紀との背の高さの違ぇは、そんなもんだと思うんだが…?


司は、185㎝で…。
俺は、181㎝…。



司は、牧野の上目遣いで、下から見上げて来る牧野の姿に…。
“あいつの上目遣いで、俺を見て来るあいつの顔付きに遣られた。”と、言って居た事を思い出した。


“確かにそうかも知れねぇ‼”と、俺も思えていた。


優紀の上目遣いで、下から俺を見上げて来る姿に…。
俺も遣られたらしい。


まあ、司との背の高さの分位ぇは、俺は、下を向かなくて良いって事か…?


けど…。
俺も、優紀の上目遣いに、遣られたらしい事は、事実だった。


だからだろうな。
俺は、優紀の顔を直視出来ねぇ位ぇ、動揺して来ていた。


“俺は、幾つだ‼”って、いうんだ…?
“俺は、思春期か?”って…。
俺自身が、自分自身に、心の中で、突っ込んでしまった。


“参ったよなぁ~‼
 如何すっか?”と…。
俺は、優紀に訊きたく成っていた。



<優紀side>


私は、西門さんの目が、動揺して居る事に、気が付いた。


かなり、西門さんの瞳(め)の位置が定まって居ない様に、私には、感じられて居た。


如何すれば、良いのか?
悩み始めた私だった。


このままだと…。
気持ちが、西門さんに、持って行かれそうな気がしていた。


だって…。
今でも、私は、西門さんが、好き、何だもの…。


其れに西門さんから、あんな事を言われてしまって、私自身も、動揺し無い訳無かったのだから…。


~~【西門さんに言われた言葉】


   『なぁ~、優紀…?
    俺は、ずーっと、優紀と、こうしたかった。
    俺は、優紀と逢えなかった此の3年間、一切、遊んでねぇ。
    あんなに、遊んでた俺がだぞ。
    俺は、優紀以外は、もう、抱けねぇ事が分かったからだけど…な。』 ~~



そう思って居た時…。
私は、西門さんに、kissをされて居た。


私が、気を緩めていたふとした瞬間だった。


始めは、軽く唇を合わせるだけの軽~いkissだったけど…。
その内、西門さんに深く成るkissを施されていた。


私は、こう成る事を、心の何処かで、待って居たのかも知れなかった。


その事を、漸く、気付いてしまった私だった。

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