Again and again…<つかつく>・<総優> 18.
<一部の文面の表現に、不快に成るやも知れない表現が入って居ます。
お詫びします。>
<総二郎side>
優紀が、俺のkissを受け入れてくれて居る事が、嬉しくて堪らなかった。
だからだろうか?
俺は、優紀に、上から目線で、言って居た。
「司と牧野は、2ヶ月のお試し期間を設けて、付き合い出したらしい。」
「はい。
私も、つくしから、聞いて居ます。
先日、道明寺さんのお姉さんと会ったらしくて、そう言う事に成ったみたいですね。」
“優紀が、知ってんなら、話しは早い‼”と、俺は、優紀に突っ込む事にした。
「だから…よ。
俺と優紀も、先ずは、2ヶ月のお試し期間を設けて、付き合わねぇか?」
優紀は、一瞬、躊躇って居る様にも見えたが…。
俺に、嬉しい返事をしてくれた。
「分かりました。
先ずは、2ヶ月間、宜しくお願いします。」
「よっしゃー!」
と、俺は、叫んでしまった。
で、序でに、優紀の身体を持ち上げてしまった。
嬉しさの余り、咄嗟にした俺の行動だったんだが…。
優紀は、顔からデコルテまで、真っ赤かにして、赤く染めていた。
また、其の姿が、艶っぽくて、俺の理性に、揺さ振りを掛けて来やがる。
だから、俺は思わず、言ってしまった。
「優紀…?
今から、ベッドルームに行っても良いか?」
優紀は、返事はしねぇまでも、首を縦に振って、頷いてくれた。
一応、“話しだけだ…。”と、言って居た手前…優紀には、訊いて於いた。
優紀が頷いてくれたから、良しとするか?
で、俺は、今日一、絶好調な気分に成っていた。
俺は、久し振りの優紀を堪能すべく…。
次の日の朝まで、優紀を離して遣る事が出来なかった。
優紀から、訊いた処に寄ると…。
優紀の次の日の出勤が、夜勤で良かったと思わずには、居られねぇ俺だった。
勿論、優紀が夜勤に向かう際は、英徳大学付属病院の『病院関係者通用口』まで、俺が送り届けた事は、言うまでも無かった。
俺と言えば、次の日のスケジュールを変更させた事は、勿論、言うまでも無かった。
其れに、此れからの俺は、優紀に合わせて、スケジュールを調整する様、伝えた事は、言うまでも無かった。
で、この日から、数週間後…。
俺と優紀の付き合いが、兄貴にバレた。
如何も、優紀が、義姉さんに、バレたらしい。
俺と優紀の間では、当分の間…。
兄貴と義姉さんには、まだ、伝えねぇ様にして居た。
2ヶ月のお試し期間を経て、正式に、付き合う様に成ってから、伝えるつもりだったんだけど…よ。
バレたんなら、仕方ねぇ。
兄貴に怒られ様が、俺は、優紀に惚れてしまったんだから…。
“仕方ねぇだろう‼”と、答えるつもりだった。
だが、観念したのか?
兄貴から、言われた言葉は…。
「総二郎…?
優紀ちゃんは、俺にとって、俺の可愛い義妹、何だ‼
優紀ちゃんを不幸にしたら、俺が許さないから…な。
分かったな、総二郎…?」
俺は、兄貴に言いたかった。
“誰に、その言葉、言ってんだ?
此の俺が、惚れた女(優紀)を、不幸にする訳ねぇだろ?”と…。
だが、俺は、兄貴には、了承の言葉しか言えなかった。
俺にとっては、愛しの恋人でも…。
兄貴にとっても、義妹に変わりねぇから…だ。
「ああ。
分かってる。
優紀の事は、任せとけ‼」
兄貴は、苦笑いだったが…。
<優紀side>
総二郎さんとの付き合いが、まさかのお姉ちゃんにバレてしまった。
如何やら、総二郎さんが『病院関係者通用口』の前で、私を迎えに来てくれて居て、一緒に、私が、総二郎さんの愛車に乗って居る所を、お姉ちゃんに見られたみたいだった。
次の日…。
私は、お姉ちゃんから、呼び出されていた。
其処で、しっかり、説教を受けていた。
「優紀…?
総二郎君と、お付き合いしてるの?」
「えっ??」
私は、面食らってしまった。
だから、それ以上の言葉が、出て来なかった。
だからだろうか?
お姉ちゃんに、更に、突っ込まれていた。
「良い、優紀…?
総二郎君は、私の夫の弟なのよ。
分かってるの?」
「うん、勿論…。」
「だったら…。
普通、姉の夫の弟と、お付き合いする…?」
「だって…?
一番最初に、総二郎さんと私が、知り合ったのは、高校生の頃だよ。
しかも、総二郎さんは、私の高校生の頃の茶道部の一つ上の先輩の幼馴染だったの?
だから、お義兄さんとお姉ちゃんの披露宴会場で知り合った訳じゃないよ。
其処では、再々会しただけだったんだよ。」
「………」
私は、過去の苦い思い出を思い出したかの様に、姉に話しして居た。
そんな私の顔を見た姉は、何も言えずに居た様子だった。
だが、姉として、忠告だけは私にして来た。
「総二郎君の過去の事は、知って居るの?」
「まあ、其れなりには…。」
「そう…。
私は、優紀が後悔しないなら、其れで良いわ‼」
私は、姉の言葉に、何処か?
ホッとして居る自分(優紀)自身が居る事に気付いて居た。
「うん、お姉ちゃん…。
有難う‼
後悔しない様に、総二郎さんと頑張るね‼」
「ええ。」
其れでも、姉は、何処か?
不安な顔付きをして居た。
“やっぱり、何歳に成っても、私にとって、お姉ちゃんは、お姉ちゃん何だ‼”と、思えていた。
“お姉ちゃん…。
身重のお姉ちゃんに心配ばかり掛ける妹で、ごめんなさい。”と、心の中で、謝って於いた。