twice ~2回目~…<つかつく> 8.
<一部の言葉に、不快に成るで在ろう言葉が、少し入っています。
お詫びします。>
<司side>
俺は、つくしの耳元で、囁く様に呟いて遣った。
俺の此の行動は、つくしを試す為だった。
つくしは、自分(つくし)自身の耳元で、囁かれる様に呟かれるのが好きな事を、俺は知って居るのだから…。
「つくし…?
良いよな?」
この言葉は、つくしが、NYに留学して居た頃…。
俺が、良く、つくしに囁いて居た言葉だった。
つくしは、この言葉を囁かれる様に耳元で呟かれると、いつも、ゾクゾクするのか?
モゾモゾし出し、つくしは、俺に身を任せて来ていた。
だから…。
もし、同じ様な行動をつくしが行えば…。
つくしの身体は、俺を忘れて居ねぇと言う事に成る。
俺は、強情っ張りのつくしが、口を割らないので在れば…。
つくしの身体に訊く事にして居た。
そしたら、案の定、つくしの身体は、あの頃と同じ状況と成った。
やっぱり、つくしは、俺を忘れて居ねぇという事が、確定した事に成った。
つくしは、いつまで経っても…。
幾つに成ったとしても…。
此のつくしの強情っ張りさは、永遠の様な気がして居た俺だった。
つくしは、言葉の代わりに、身体で、示してくれた事に気を良くした俺は…。
何も言わず、そのまま、つくしを堪能すべく、つくしを抱き上げて、主寝室のベッドに寝かせた。
つくしは、吃驚していたけど…。
俺は、透かさず、言って遣った。
「つくしが、何も言わねぇでも、ちゃんと、つくしの身体は、俺を覚えて居る様だな‼
俺とつくしは、また、此処から始め様…ぜ‼
俺とつくしは、『2回目(=twice)』から、また、始め様…ぜ‼」
つくしは、涙ぐみ始めて、俺に頷いてくれた。
そして、この状況に気を良くした俺は、つくしに跨った。
そして、また、俺とつくしは、一つに成った。
そして、また、俺とつくしは、此処から始める事が出来た。
俺は、つくしと、また、向き合える日々が来るとは、思わずに居た。
何故なら、諦め掛けていたからだった。
そして、俺とつくしが、恋人として付き合い始めた事が、両家にバレた。
で、婚約発表をする事に成った。
だから、俺とつくしは、恋人=婚約者と、成った。
で、其れと同時に…。
道明寺HDと牧野財閥の提携合意に関しても発表された。
此れで、俺とつくしは、切っても切れねぇ縁と成った。
だが、如何も、此の事が、F3&滋&三条にバレた。
婚約発表をして居たので、当然と言えば、当然なのだろうけど…よ。
で、あの牧野財閥の『お披露目party』の時に、俺のつくしへの想いに関して、滋には、バレて居るので、特に、滋からは、煩く訊かれていた。
其れに、F3からは、つくしとは初めて逢うので、“会わせろ‼”と、煩く言われていた。
だから、仕方なく、俺が、日本に帰国して帰って居る時のいつものF4の堪り場のメープルのラウンジのVIPルームに、F3&滋&三条を呼び出した。
勿論、俺は、つくしも一緒に連れて行った。
<つくしside>
私は、司さんに呼び出されて、司さんと一緒にメープルに来ていた。
そして、司さんから…。
「メープルのラウンジのVIPルームが、俺等 いつもの仲間の堪り場だ‼」
と、教えてくれた。
そして、着く成り、F4と呼ばれている司さんの幼馴染で親友の方々を紹介された。
皆さん、世間では、名の知れた方々…。
流石、司さんは、道明寺HDの後継者だと思った。
私は、勉強付けの学生生活を送っていたから…。
『F4』と言う言葉さえも知らなかった。
だが、唯一、吃驚した事は…?
「何故、此処(メープルのラウンジのVIPルーム)に、滋さんと桜子が居るのよ⁉」
「ああ。
言って無かったっけ?
昔…ね。
私が、高校生の頃に、司の婚約者に成り掛けたのよ‼
司が、私を嫌がったんだけど…ね(笑)。」
「はぁ~??」
「………」
司さんは、顔が引き攣って居るけど…。
私は、何も、言えずに居た。
で、桜子が言って除けていた。
「滋さん…。
先輩を虐めて楽しんでるんでしょ?
私は、英徳学園出身だから…。
F4の皆さんを存じ上げているだけです。
でも、先輩は、NYに留学して居た頃から、もう既に、道明寺さんと、お付き合いして
らっしゃったんでしょ?
滋さんからお話しは聞いて、存じ上げて居ますよ‼」
「ああ、そう言う事だ‼」
「えっ??
其れって、如何言う意味…?」
司さんと私が発した言葉は、同時だった。
そして、司さんと私の様子を見ていたF3は、同時に笑い出した。
「「「わはははははは~。」」」
花沢さんが、司さんを揶揄い出した。
「何…?
結局、また、司の勘違い…?」
「違ぇよ‼
俺とつくしは、NYの頃には、もう既に、そう言う関係、何だ‼」
私は、『目が点』に成らざるを得ない状態だった。
ううん、違うわよね。
顔が、引き攣るしかなかった。
でも、滋さんから、究極の言葉を聞かされて、唖然と、成った事は、言うまでも無かった私だった。
「あっ、そうそう。
つくし、言って無かったけど…。
私…。
司とつくしの関係は、司から聞いて居たから…。
既に、知ってたわよ。
この前のつくしの弟君の『お披露目party』の時に、私、司に逢ってたのよ‼
もう既に、桜子にも話しして居たから…。
だから、桜子も知って居たでしょ‼」
私は、溜息しか出なかった。
“はぁ~⤵。”と…。
で、私は、司さんを睨み付けた事は、言うまでも無かった。