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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  18.




桜子の其れからの行動は…?
総二郎が、驚愕する程、早かった。


桜子は、優紀にも、恋愛の楽しさを知って欲しかったのだ。


此のままだと、優紀は、恋愛をしないまま、自身の祖母で在る 『花咲流 家元』に寄って、“お見合いで、結婚させられるのがオチだ‼”と、桜子は、危惧していた。


“優紀の将来は、決まったも当然‼”と、桜子は、悲観していた。


其の事を、桜子は、自身の祖母に話しした事も在った。


だが、桜子の祖母は、優紀の祖母の妹…なのだ。


だから、桜子の祖母は、優紀の祖母に、何も、申し伝えられない立場だった。


其の事は、痛い程、理解していた桜子だったが…。
桜子は、優紀の将来が、不憫だったのだ。


だから、優紀が、男性に対して、『恋愛感情を持つ』という経験が出来るので在れば…。
“女性として生まれて来た意味を見出せるのに…。”と、桜子が、思って居た事は、事実だった。


其の対象者が、“総二郎だ‼”と、言う事は、些か不安では在る桜子だったのだが…。
同じ、伝統の継承者同士なら…。


“お互いを分かち合い、支え合う事も出来るのではないか?”と、桜子は、総二郎の優紀への想いに期待して居たのだった。


だから、動く事にした桜子だった。



先ずは、つくしに、此の件を相談した。


そして、桜子は、つくしに協力を仰ぐのだった。



だが、つくしに相談を掛ける事に関して、不安が残らない訳等無い桜子だった。


何故なら、つくしは…。
つくし自身、『鈍感』な上…。
恋愛経験が、『0(ZERO)』だったのだ‼


だが、つくしの恋愛経験が、『0(ZERO)』だった事は、致し方なかった。


日本で言う処の小学生当初から、イギリスの女学院に通い…。
其の当時のつくしの住まいも、其のイギリスの女学院の寄宿舎だったのだ。


なので、つくしにとって、恋愛経験が、『0(ZERO)』だとしても、無理も無いとも言えた。


だが、“私(桜子)だけでは、無理が生じる。”と、考えていた桜子だった。


だから、桜子にとっては、頼りない相棒では在るのだが…。
桜子にとっては、“相棒が居ないよりマシ‼”と、いう訳だったのだ。


だから、つくしに相談を掛ける事にした桜子だったという訳なのだ。


桜子にとっては、苦渋の選択と言えよう‼



だが、つくしは、桜子が、つくしに相談を掛けてくれた事を嬉しく思って居た。


もう、既に、親友と言っても過言じゃないつくしと優紀と桜子だったのだ。


如何いう理由で在ろう…とも。
頼られる事に、親友として、認められた様な気がして居たつくしだった。



だが、優紀の恋の対象者は、総二郎…だった。


誤魔化しが利く相手とは、とても思えないつくしだった。


だから、つくしは、桜子に訊いて視る事にしたのだった。


「ねぇ~、桜子…。
 お兄ちゃまに、相談してみない?
 お兄ちゃまは、西門さんの幼馴染で親友…でしょ?
 だったら、適任者じゃない?
 まあ、実の処、私は、西門さんが、優紀の相手と言うのは、如何(いかが)なモノかと
 思っているけど…。
 桜子が、言って居る意味も分かるし…ね。
 其れに…ね。
 妹の私が言うのも、如何かと思うんだけど…。
 本当は、お兄ちゃまに相談する事も、如何(いかが)なモノかと思っているよね。
 でも、恋に関して言えば、お兄ちゃまは、上級者だと思うし…。
 何か、ヒントをくれそうな気がするのよね?」


桜子も、其れは、そうかも知れないと思うのだった。


だから、つくしの意見に了承する桜子だった。


「其れは、そうかも知れません。
 『三人寄れば文殊の知恵』とも、言いますし…ね。」


つくしも、納得していた。


「でしょ‼
 じゃあ、今日は、(美作)邸に来ない?」


桜子は、“突然、お邪魔しても良いのだろうか?”と、思っていた。


だが、つくしは、桜子を美作邸に連れて帰る気、満々だった。


だから、つくしは、『グループLINE』のページから、『家族LINE』をクリックして、LINEを入れていた。


『ママ…?
 今から、桜子を連れて帰るね。』
『桜子ちゃんが、来てくれるの?
 “楽しみにして居るわ‼”って、桜子ちゃんに伝えて於いて頂戴ね。』
『了解‼』


で、つくしは、続けて、あきらにLINEを入れていた。


『お兄ちゃま…。
 相談が有るから、(美作)邸に、早く帰って来てくれる?』
『はぁ~??
 相談って、何だよ?』
『私と桜子からの相談、何だけど…。
 だから、桜子も、(美作)邸に来るんだけど…。
 お兄ちゃま…?
 帰って来てくれないかな?』


あきらは、類と一緒に居たのだが…。
即答していた。


『分かった。
 直ぐ、帰る。』


此れで、つくしは、“お兄ちゃま(あきら)の弱味を握れた‼”と、思っていた。


実は、つくし自身、鈍感の筈なのに…。
つくしは、ここ最近のあきらの異変を感じ取って居たのだった。


だから、つくしは、桜子に、“お兄ちゃま(あきら)に相談しよう‼”と打診したのだった。


で、つくしは、桜子に言って除けていた。


「今から、お兄ちゃまが、(美作)邸に帰って来るって…。
 其れに、ママも、歓迎ムードだったよ。
 桜子に伝えって、言われたよ。
 “楽しみにして居るわ‼”だって…。」


桜子は、つくしの言葉に驚愕して居た。


“何か?
 私って、美作家から歓迎されてるの?”と…。



で、つくしは、何故か?
ウキウキしていた。

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