Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく> 5.
実は、つくしが、司を追い掛けてNYに渡米した頃…。
一時、クラウン・コーポレーションと道明寺HDとの取引が、提携決裂していた。
其の事を後悔していたクラウンCEOと、偶然、つくしは、セントラルパークで再会して居た。
実は、再会と言うのは…。
つくしは、トーマスに寄って、NYの道明寺邸に連れて行ってもらう前に、セントラルパークにも、連れて行ってもらって居た。
其の時に初めて、クラウンCEOとつくしは、出会って居たのだった。
そして、あの後、つくしは、類とのディナー後に、セントラルパークを散歩していた。
其の時に、クラウンCEOとつくしは、再会したのだった。
元々、クラウンCEOと、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓とは、仲が悪く、上手く行って居なかった。
其の為に、道明寺HDは、クラウン・コーポレーションとの取引が、提携決裂して居たのだった。
だから、つくしが、其の事を後悔して居るクラウンCEOに『魔法の言葉』を教えて上げた。
<言うまでも無く、英語の喋れなかった此の当時のつくしは、類に通訳してもらって居
た。>
「『ごめんなさい』と『有難う』は、『魔法の言葉』なの。
後は、その人を知るの。
そうすれば、その人を嫌いに成らなく成る。
しかも、此の『魔法』はタダよ。」
其の時、クラウンCEOは、つくしを気に入った。
「君は、良い生き方をしてるんだね。
見習いたい。」
そして、クラウンCEOの落ち込みを直す為に…と、あのホームランボールで、つくしは、クラウンCEOとのキャッチボールを始めた。
其の後、クラウンCEOの会社で在る クラウン・コーポレーションの会社内で、再会した司の母親の道明寺楓とつくし…。
そして、提携決裂を後悔していたクラウン・コーポレーションのCEOで在る クラウンCEOと道明寺HDの社長で在る 道明寺楓…。
クラウン・コーポレーションの会社内で、それぞれ、会ってしまった。
仲が悪く、上手く言って居なかった其の二人(クラウン・コーポレーションのCEOで在る クラウンCEOと道明寺HDの社長で在る 道明寺楓)を結び付けたのは、つくしだった。
しかも、結び付けた人間は、道明寺楓が、毛嫌いしていた『牧野つくし』だったのだ。
そんなつくしは、クラウンCEOと道明寺楓に向かって、言って除けて居た。
「会社の事は、私が、口出す事じゃないけど…。
取り敢えず、さっ…‼」
つくしは、クラウンCEOと道明寺楓の腕を、それぞれ掴んで、行動に移した。
其れは、つくしが掴んでいたクラウンCEOと道明寺楓の腕を、つくしは、それぞれ、真ん中に差し出して…握手させたのだった。
「握手して、仲直りっ‼」
其の事が切っ掛けでは有ったのだが…。
つくしの其の優しさに、クラウンCEOは、道明寺HDと、再び、提携合意した事は、言うまでも無い。
此の時の道明寺楓は、不服だった。
だが、其れからのクラウンCEOは、つくしの言った【『ごめんなさい』と『有難う』は、『魔法の言葉』】を、何年も大切に守っていたのだった。
<此処までのクラウンCEOとつくしの会話は、英語と日本語の通訳を介しての会話だと
見做してご覧下さいませ。
また、此処から後は、クラウンCEOとつくしの会話は、英語で行って居ると見做して
ご覧下さいませ。>
其の後、NYで就職活動をして居たつくしは、自分を試す為、つくしが、嘗て、セントラルパークで、知り合ったキア~イのおじさんこと、クラウンCEOの経営企業で在る クラウン・コーポレーションの試験を受け、見事合格して、入社したのだった。
そして、其の後、クラウン・コーポレーションに入社したつくしは…。
『Overseas Division(=海外事業部)』に在籍して居た。
つくしが、担当して仕事内容は、主に、アジア拠点を担当していた。
そして、つくしは、クラウン・コーポレーションに入社して、1年が経っていた。
そんな時…。
つくしは、会社内で、クラウンCEOと再会してしまった。
まさかの再会に驚愕したのは、クラウンCEOだった。
「tukushi‼」
「えっ‼」
「何故、つくしが此処(クラウン・コーポレーション)に居るんだ?」
クラウンCEOの秘書は、通訳しようとして居たのだが…。
其れを制止して、つくしは、クラウンCEOと英語で、会話していた。
「現在の私は、此処(クラウン・コーポレーション)の社員です。
今は、『Overseas Division(=海外事業部)』に在籍して居ます。」
クラウンCEOは、驚愕顔で、つくしに話しして居た。
「私は、ずーっと、tukushiを探していた。
私は、『tukushi』という名前しか知らなかったから…。
楓に訊いても、教えてはくれなかった。
こんな近くに居たとは…。」
思わず、つくしは、クラウンCEOに対して、心の中で呟いて居た。
“こういう状況の事を、日本では、『灯台下暗し』と、言う…。”と…。
また、楓が、クラウンCEOに、つくしの情報を教えなかったのは…楓にとっては、当然だった。
司に、つくしを追い出させていたのだ。
否、楓が、司とつくしを引き剥がして居たのだ。
また、楓には、其の当時のつくしの連絡先は、知る由も無かった。
否、司や、西田に訊けば分かるだろうが…。
其れは、楓の『PRIDE』が、許さなかった。
秘書に、調べさせる事も、また、楓の『PRIDE』が、許さなかったのだ。
そして、クラウンCEOは、やっと、見付け出したつくしを、其の場から連れ出そうとしていた。
「tukushi…。
今から、私と一緒に来なさい‼
良いね、tukushi?」
つくしは、驚愕していた。
何故なら、今はまだ、始業中だから…だった。
そして、つくしは、クラウンCEOに伝えていた。
「今から、打ち合わせが有ります。
終わってからでも、宜しかったでしょうか?」
其れでも、クラウンCEOは、つくしの言葉はスルーして、無言で、つくしを、其の場から連れ出したのだった。
そして、クラウンCEOは秘書に、伝えていた。
「tukushiの打ち合わせは、“tukushi不在で進める様に…。”と、伝えて於きなさい。」と…。
此れには、つくしは、驚愕して居た。
“何を…?”と、訊かれれば、つくしは、答えるで在ろう。
「私が、知っている優しいクラウンCEOでは無く…。
クラウンCEOが、こんなに強引な方だったとは…。
私は、全く、知らなかったぁ~⁉」
と、驚愕して居たつくしだったのだ。
<此の二次小説『Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく> 5.』は、一部
の言葉に、神尾葉子先生の『花より男子』の花男メンバーのセリフを、勝手に引用させ
て頂いて折ります。
勝手致しております事をお詫び申し上げます。
関係者各位 様、勝手致しております事を、重ねて、お詫び申し上げます。>