tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  3.




<優紀side>


私は、T3から、言われたからという訳では無かったが…。
花沢物産の就職試験を受けて、花沢物産から内定を貰えた事で、4月から、新入社員として、研修に参加していた。


花沢物産に入社してから、研修を受けて約2週間後…。
それぞれ、新入社員は、配属先の発表が在った。


私は、“如何言う意図なのか?”と、悩みたく成る程…。
其れに、“此の人事には、裏が有るんじゃ無いか?”と、悩んでしまう程…だった事は言うまでも無い。


実は、私の配属先は…。
花沢さん=花沢専務の第2秘書だった。


だって…。
幾ら、花沢さん=花沢専務と私は、“F4&T4の仲間だ‼”と、言っても…。
花沢さん=花沢専務と私の間には、今までに、何の接点も無かった筈なのだ。


所謂、つくしを通して、花沢さん=花沢専務の事を知って居る程度だったのだから。


唯一、接点が在るとする成らば…。
其の当時、私が、お付き合いしていた西門さんの幼馴染で親友なのが、花沢さん=花沢専務という以外、接点が無かった。


なのに…。
行き成り、花沢さん=花沢専務の第2秘書に配属されるとは、ハードルが高過ぎるでしょ‼


だから、其れ程までに、私にとっては、不思議な人事だった。


同期の女子からは、羨ましがられたけど…。
其れって、“本当の花沢さん(=花沢専務)を知らなさ過ぎる故の言葉だ‼”と、私は、思ってしまった。



勿論、私は、大学時代に秘書検定1級は、取得していた。


つくしから、「弁護士資格だけじゃ無く、秘書検定1級を取得して居たんだ。」と、聞いたので…。
私も、“何かの訳に立つかも知れない。”と、思い、秘書検定1級を取って於いたのだった。


だからって…。
まさかの花沢さん=花沢専務の第2秘書だ、何て…。


私にとって、此の人事だけじゃ無く、私が、花沢物産の内定を貰えた事は、“つくしを通してのコネじゃ無いか?”と、思う様に成って居た。



だから、私にとって、何も、分からない花沢さん=花沢専務の第2秘書を務める前に…。
何か、情報が欲しい私は、つくしを呼び出して、花沢さん=花沢専務の情報を訊き出す事にした。


道明寺さんが、つくしを日本に残して、4年間、NYに渡米して居る間…。


「類(花沢さん)が、牧野(つくし)を守ってる。」と…。


其の当時の私達が、まだ、大学生時代に、西門さんから聞いた事が有ったからだった。


なので…。
“此れって、何か、有るの?”と、疑いたく無くても、疑ってしまいそうに成り、其の事を払拭したくて、つくしに確認する事も考えて居た。


「ねぇ、つくし…?
 此の人事って、意図的なのかな?」


つくしに、状況を説明した私は、つくしが、私からの話しを聞いても至って冷静な事に、私は、驚愕して居た。


そして、つくしにしては、かなり、冷静に答えてくれてるので、返って、私には違和感が在ったのだが…。
つくしの話しを聞く事にした私だった。


「私には、良くは分からないけど…。
 私達は、仲間だから…ね。
 女性の秘書を入れるにしても、“気心が知れた人…。”って、成ったんじゃないかな?
 私も、西田さんに訊いたら、同じ様な事を言われたし…。」


私は、つくしから、話しを聞いて、疑問に思った事を訊いて視た。


「でも、私は、仲間だと言っても、花沢さんとは、顔見知り程度だよ?
 殆んど、接点が無いんだけど…なぁ~?」


つくしの顔を窺いながら、私は、話しして居た。


其れでも、つくしは、至って冷静だった。


“つくしは、流石、タマさんや西田さんから、鍛え上げられて居るだけの事は有る。”と、私は、思ってしまった。


そんな時、つくしが、私に声を掛けて来た。


「類にしたら、仲間って言うだけで、安心、何じゃないかな?
 優紀だと、類に悪影響が有る訳ないじゃない。
 類だけじゃ無く、司も、美作さんもそうらしいんだけど…。
 下手に、女性秘書を就けると、ややこしいんだって‼
 無理矢理、傍に居ようとするらしいよ‼
 で、噂に成る様に仕向けようとしたりするらしいよ。
 だから…でしょ?」
「そういう事、何だ‼」


私は、つくしの言葉に、思わず、納得してしまった。



唯、其の後のつくしの言葉には、“大変そう…。”と、思った事は、伏せて於いた。


「なんせ、類の瞳(め)は、『ビー玉の澄んだ瞳』で、見た目は『生粋の王子様』だか
 らね。
 世間の女性は、類の見た目に、騙されてるよね。
 類の本性を知ったら、優紀も吃驚するんじゃない?
 中身は、『策士 類』だから‼」


つくしは、一応、私の顔色を見乍ら、伝えて来ていた。


だからだろうか?
つくしは、続けて、話しして来た。


「其れに…ね。
 類は、良く、F4ラウンジで、寝てたのよね。
 本当に寝てる事も有ったけど…。
 唯、目を閉じて、寝転んでいるだけの時も有ったりして…。
 だから、話しは、ちゃんと、聞いてるのよね。
 結構、面倒臭いと感じる事も有ったんだよ。」


つくしの話しを聞いて、私は、また、疑問が出来た。


だから、私は、つくしに確認していた。


私は、此れからの事も有るので、花沢さん=花沢専務の情報を得たかったと言う事も有り、つくしの言葉に、真剣に、耳を傾けて居た。


「そんな時は、如何したら良いの?」


つくしは、首を捻りながら…。
答えてくれた。


「そんな時は、私は、放って置いたけど…。
 下手したら、置いたまま、バイトに行ってたりして居たけど…ね。
 仕事じゃあ、そうは、行かないもんね。」
「うん。」


私は、返事だけして於いた。


つくしは、花沢さんの対策方法は見付けられないみたいだった。


だから、“後は、私で、何とかしなきゃね。”と、思った事は、言うまでも無かった。



だが、其れも、入社して、丸2年も経てば…。
花沢専務の扱い方(?)は、手慣れたモノだった。


最近では、つくしから、言われていた。


「類には、最強の秘書が就いてるね。」と…。



私は、つくしの言葉を聞いて、反対に思っていた。


“つくしだって…。
 道明寺さんには、つくしと言う最強の秘書が、就いてるでしょ‼
 しかも、道明寺さんに就いて居るのは、つくしと言う婚約者で、弁護士資格を持つ秘書
 だもんね。”と…。


そして、更に、私は、思っていた。


“私は、唯の秘書だよ‼
 だから、最強は、つくしの方だよ‼”と…。

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