tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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懊悩(おうのう)≒ OH NO‼…<F4&T4>  10.




T3は、悩んで居た。


“花沢さんという人は…。
 そう簡単に、T3の話しを聞いてくれる様な人じゃないよね⁉”と…。


だから、F3に相談するT3だった。



先ずは、つくしが、司に、相談を入れた。


「滋さんが…ね。
 如何も、花沢さんの事を好きに成ったらしいの⁉
 で…ね。
 “協力して欲しい‼”って、言われてるんだけど…?
 如何したら良いと、思う?」


司は、単なる噂話に過ぎないと思っていただけに…。
滋が、類の事を好きに成って居るとは思いもして居ない様子だった。


「はぁ~??
 マジか?」


つくしは、神妙な顔付きで、返答していた。


「其れが、マジらしいのよね⁉」


司という人間は、ストレートな考えの持ち主で在る。


司の中には、『YES』か? or 『NO』か? しか無いのだ。


だから、司の考え方も、有るか? or 無しか? しかなかった。


「じゃあ、類に、直接、訊けば良いんじゃねぇの?
 其れしかねぇだろ?」


だが、つくしの心の中は…。
“其れは無いでしょ?”と、思って居た。



また、桜子は、『F2&T2LINE』に、相談を入れていた。


『滋さんが、花沢さんの事を好きに成ったみたい何です。
 相談に乗ってもらえますか?』


で、F2&T2で、集まる事に成った。


そして、桜子が、滋の事を相談し始めた。


「滋さんの件、何ですが…。
 如何したら良いと思いますか?」


総二郎とあきらは、何と無く、分かって居た。


勿論、滋が、最初は、司を好きに成って居た事も含めて、分かって居たのだった。


流石、『女たらし』と、言われているだけ在る総二郎…と。
『マダムキラー』・『年上キラー』と、言われているだけ在るあきらだった。


女性の見る目は、F4随一で在った。


だからだろうか?


あきらは、確認して於きたい事を桜子に訊いて居た。


「滋って、言えば…。
 最初は、『司押し』じゃ無かったんか?」


優紀は、驚愕気味だったが…。
桜子は、飄々と、返答していた。


「滋さんは、『熱し易くて、冷め易い』性格、何です。
 多分、道明寺さんが、先輩に夢中に成って居たので…。
 滋さん自身には、脈が無いとでも思ったんだと思います。
 其処に、『party』で、花沢さんを見掛けて…。
 滋さんは、花沢さんに一目惚れをしたんじゃないかと思うんです。」


総二郎とあきらは、納得していた。


「「成程…な。」」


そして、桜子が、付け加える様に、続きを話し始めた。


「ところが、今回は、如何も、今までと、滋さんの様子が違うみたい何です。
 普段の滋さんなら、気に入った男性には、責めて責めて、押しの一手で向かおうとする
 んですけど…。
 今回は、本気みたい何です。
 普段なら、私達 T3にも、相談、何てして来ない人、何です。
 其れが、今回は、私達 T3に相談というか?
 “(滋さんの)良い所を、(私達)T3から、花沢さんに話しして欲しい‼”って、言って
 来たんです。
 こんな事、今まで、無かったので、吃驚して居るんです。」


桜子は、優紀の方を向いて、お互い顔を見合わせ、頷いて居た。


その仕草に、総二郎とあきらは、桜子からの話しに納得していた。



其処で、優紀は、桜子の言葉に付け加える様に、話しし始めた。


「何時も、滋さんは、桜子さんを呼び出して、合コンに言って居るんです。
 で、目星を付けた相手に、滋さんは、向かうらしいですけど…。
 一目惚れはするけど、相手に振り向かれると、醒めてしまう傾向が在るんです。
 じゃ無ければ、滋さんが、一目惚れしても、相手に無視されれば、押しの一手で、振り
 向かそうとするんです。
 その時も、桜子さんは、振り回され続けて居るんです。
 何時も、滋さんの処理班みたいな形で居るのが、桜子さん何です。
 つくしと私では、処理も出来ませんから…。」
「「………」」


総二郎とあきらは、何も、言えなかった。


なので、優紀は、続きを言って居た。


「其れが、今回は、道明寺さんは、つくしに夢中に成った。
 で、花沢さんに一目惚れしたけれど、相手にもしてもらえない。
 だから、“私達 T3に…。”って、事だと思うんです。
 ですが…。
 このまま、話しを進めても良いのか?
 私達 T3も、迷って居るんです。」
「「………(苦笑)」」


総二郎とあきらは、更に、何も、言い出せなかった。


総二郎とあきらは、顔を見合わせて、苦笑いをするしかない状態だった。



だが、総二郎とあきらは、類を呼び出す事にした。


類の気持ちを訊く方が一番だと思ったからだった。


だから、あきらは、優紀と桜子に提案する事にしたのだった。


「此の件は、総二郎と俺に任せてくれねぇか?
 先ずは、類に確認しねぇといけねぇだろうし…。
 それに、滋の気持ちばかり、類に追及しても、何も、始まらねぇだろ?
 下手すりゃあ、相手は、類だ‼
 取り返しの付かねぇ事に成るんじゃねぇ?」


総二郎も、あきらの言葉に頷いて見せて、付け加える様に言って来た。


「類の警戒心は、半端ねぇから…な。」


だからだろうか?


優紀と桜子は、納得したかの様に、総二郎とあきらに頷いて見せていた。

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