tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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懊悩(おうのう)≒ OH NO‼…<F4&T4>  12.



今度は、総二郎とあきらが、優紀と桜子を呼び出した。


そして、優紀と桜子に、類の置かれている現状の全てを話しして聞かせて居た総二郎とあきらだった。


あきらから、口火が切られていた。


「類は、親父さんから、滋との事を強要されて居たらしい。
 類は、元々、『女嫌い』何だ‼
 だから、巷では、類は、色々、噂されてたんだ。
 で、“類には、例え、偽装だろうと、女(性)と付き合って居るという噂話が欲し
 い。”と、親父さんから、言われたらしいんだ。
 で、類が、その事を反論したら…。
 親父さんの目の前に、“そういう女(性)を連れて来い‼”と、言われたらしい。
 しかも、類の親父さんは、滋の親父さんとも、協定を結んでいるらしいわ。
 で、類は、諦めて、取り敢えず、滋のほとぼりが冷めるまで、待つ事にしたらしい。
 此れは、俺の推測だけど…。
 あの時の撮影の時点では、類の様子だと、少なくとも撮影当時は、類は、牧野に、興味
 が有った事だけは、事実、何だ。
 でも、類が言うには、“今は、友人としてしか、牧野を見て居ない。”と、言ってるんだ
 よな。
 結局、類は、司の強引さに、負けた形に成ったんだろうけど…な。」
「「………」」


勿論、驚愕したのは、優紀と桜子だった。


優紀と桜子は、言葉が出せない程だった。


優紀と桜子は、思った。
“滋さんには、『一縷の望み』も、潰えた(ついえた)という事か?”と…。


そして、此の事は、優紀と桜子➡つくしに話しが伝わり…。
つくし➡司へと話しが伝わった。


勿論、優紀と桜子は、類のつくしへの想いは、言わない様にした。


その事を伝えた処で、今の、つくしは、困るだけなのは、目に見えていたからだった。


また、優紀と桜子は、滋が、以前、司に恋心を抱いて居た事も、また、つくしには、伝えない事にして居た。


優紀と桜子は、“その方が、全て、平和に収まるだろう‼”と、考えた事は、“間違い無い‼”と、思ったからだった。



唯、唯一、平和ではない人物が居る事は確かだった。


其れは、言うまでも無く、類だった。


だが、類は、其れからも、嫌味の様に、父親から、訊かれていた。


「大河原のお嬢さんとは、上手く言って居るのか?」
「………」


類は、父親に言い返そうともせず、心の中で、訴えていた。


“上手く行く訳、無いでしょ‼
 全く、逢ってないのに…。”と…。


だが、父親は、そんな類の表情にも、飄々としていた。



そんな日々が幾日も過ぎ去り…。
F4は、英徳高校を卒業して、英徳大学に入学した。


また、つくしと優紀は、高校3年に進級した。
桜子は、高校2年に進級した。


そして、滋は、英徳大学に入学して来た。
其れは、類と接点を持つ為だった。


勿論、父親の勧めが有ったという事は言うまでも無かったのだが…。



この事に、類は、疲弊するしかなかった。


何故なら、F4&滋は、全て、経営学部に在籍していたからだった。


嫌でも、毎日、類は、滋と会う事に成る。



其れこそ、類にとっては…。
OH NO‼』と、思わずには居られない状況だった。


また、類にとっては、毎日が…。
懊悩(おうのう)』だったという事は言うまでも無かった。



そして、滋は、F4からの許可を得た訳では無いのに…。
勝手に、F4ラウンジに入って来るのだった。


此れには、司が、逆上し始めた。


「おい、てめぇ…。
 誰の許可を得て、此処(F4ラウンジ)に入って来やがるんだ?」


司は、滋を睨み付ける様に威嚇するも、滋には、何も、響いて居なかった。


だから、反対に、滋は、司に文句を言って居た。


「何…よ‼
 誰の許可が必要だって言うのよ⁉
 『心の狭い男』…ね。
 つくしに鍛え直してもらいなさい‼」


司は、滋の物言いに、黙って居られない状況だった。


「はぁ~??
 てめぇは、誰に向かってほざいてんだ?」


滋も、負けては居なかった。


「誰でしょうね?」


司と滋は、一触即発しそうな勢いに、総二郎とあきらが、間に入り、抑えに掛かっていた。


類は、唯、『蚊帳の外』状態だった。


あきらは、必死で、司を取り押さえながら、言って除けていた。


「司…。
 相手は、女だろ?
 そう、熱く成るな‼」


また、女性の扱いにも手慣れて居る総二郎でさえも、熱く成って居る滋を取り押さえる事に、必死に成って居た。


だからだろうか?
総二郎は、滋を取り押さえながら、類に声を掛けていた。


「類…。
 俺と一緒に、滋を取り押さえてくれ‼」


類は、ソファに寝転びながら、顔だけ、総二郎の方を向いて、声を発していた。


「何で、俺が…?」


総二郎が、声を発したのと…。
滋が、類の言葉を聞いて、我に返ったのが同時だった。


総二郎は、言葉を発していた。


「はぁ~??」


そして、滋は、ピタッと、動きを止めていた。


そして、滋は、類の方を見ていた。


そして、類の冷ややかな目を見た滋は、速攻で、その場(F4ラウンジ)から、一目散で出て行った。


F3は、呆気に取られていた。


“一体、何が、起こったというのか?”と、F3は、叫びたく成った事は言うまでも無かった。


唯、類だけは…。
“滋という人種は、自分自身の感情のままに動けるんだ⁉”と、少し、羨ましくも成って居た。


喜怒哀楽がはっきりしていると言えば、聞こえは良いが…。
“感情をコントロール出来ないのだろう?”と、類は、滋を分析していた。


所謂、“大河原(滋)は、『女 司版』じゃん‼”と、思わずには、居られなかった類だった。


また、そう思えば思う程…。
笑いが収まらない類が、其処に居た事も、また、事実だった。


其の類の姿に、更に、呆気に取られているF3が居た事も、また、事実だった。




                <覚書…2019.5.17 4:00 『下書き保存』>

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