tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの時と変わらない君へ…<つかつく>  4.




NYに渡米した、丁度、其の頃の司は、憔悴し切っていた。


司は、“何故、つくしが道明寺邸を出なければいけなかったのか?”と、何時(いつ)も、自問自答していた。


勿論、其の理由をタマから聞かされていた司だった。
だが、司の気持ちは晴れる事は無かった。


勿論、タマから聞かされ、つくしの思いは知っていた司では在ったのだが…。
司は、『つくしに捨てられた』と、言う気持ちが日に日に増し、司の心の中は、遣る瀬無い思いで一杯だった。


また、つくしを道明寺邸から追い出した楓に対しての司の気持ちは憎しみしかなく…。
日に日に、楓を憎く思う事で、自分自身が崩れない様に保って居る事しか出来ずに居た。



楓は、司の行動を嗜めるも、司は、楓の言葉とは、反対の行動をする事で、楓に復讐をし掛ける様に成っていた。


司が渡米して、1年も経てば、司の口癖は…。


「道明寺HDをぜってぇ、叩き潰して遣る‼」


と、謂わしめるまでに成っていた。



楓に至っては…。


「現在の司は、司の在るべき姿ではない。
 あの『牧野つくし』が、司に近付いて来たせいだ‼」


と、重役達に豪語するまでに成っていた。



まるで、自分がした行いを忘れているかの様に振舞う楓だった。
そうしないと、楓自身、崩れてしまいそうに成っていた。



この頃に成ると、最愛の娘で在る椿さえも、楓には近付かなく成ってしまっていた。


椿が楓の傍に居た最後の日の去り際に、椿は楓に言葉を残して…去った。


「自業自得ですわ、お母様‼」



楓は、自分自身のエゴで、つくしを司から引き剥がした事の罪を理解して居なかった。


あくまでも、楓は、“将来の司を思えば…こそ、司が可愛いからしたまでの事。”と、楓自身の罪を、楓自身の中で、摩り替えていた。


“何故、その事を誰も、認めてくれないのか⁉”と、独り言の様に、毎夜、“つくしが司に近付いたから悪いのだ‼”と、楓は、楓自身を正当化する毎日だった。



この状況が続けば、道明寺HDの母体が持たないと認識した西田は、心労で倒れた事に寄り、現在、病床に居る会長で在る司の父親 保に、此の状況を相談した。


病床に居る会長に話しする必要性は、本来なら無い筈の事案である。


また、保は、心労に響くと、楓より、仕事に関しての情報は、一切、伝えられていなかった。


司の状況を保に知られる事で、楓は、保より咎められる事が分かって居たからで在った。



しかしながら、このままでは、道明寺HDの将来が危ぶまれる。


“此処は、立ち上がらなくてはいけない時だろう⁉”と、思い、会長に聞かせなくても良い事案を伝えた西田だったのだ。


西田は、心が締め付けられる思いで居た。



そして、丁度、その頃、あきらの父親 たかしは、あきらの母親 夢子の言葉も有り、つくしの事を、再度、裏の力を使って、調べ出して居た。


「パパ、つくしちゃんを探し出して上げて…‼
 私(わたくし)…。
 つくしちゃんの笑顔が、大好きなの‼
 思い遣りが在って、優しいお嬢さんよ。
 司君の彼女じゃ無ければ、“あきら君に…‼”って、思ってた位…よ。」


その夢子の言葉で、たかしは動き出して居た。


何か、裏が有ると悟ったのだった。


調べた結果、やはり、楓が絡んでいた事が分かった。


この事は、あきら そして、西田にも伝えられた。


たかしは、あきらから、“西田にも伝える様に…。”と、言われて居たからだった。



そして、この事は、西田から、会長である司の父親 保にも、伝えられたのだった。




<此の二次小説『あの時と変わらない君へ…<つかつく>』は、『あの時と変わらない君
 へ…<つかつく>  まえがき』に記載させて頂いて折りました通り…。
 楓の罪の詳細は、此処(『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  4.』)から、
 発覚して行きます。
 なので、2018.11.18 20:51に『下書き保存』して居ました<4.>から、楓の話し
 が進んで行きます。>


 <詳細は、下記をご覧下さいました成らば、幸いです。>


 

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