tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Single again…<総優>  4.




あきらは、桜子にLINEを送っていた。


『桜子に、頼みが有んだけど…よ。
 今度のF3&T3で集まる時…。
 優紀ちゃんを連れて来てくれねぇか?』


桜子は、あきらが、『優紀狙い』だと、勘違いを起こしていた。


『美作さんって、優紀さん狙いだったんですね?』


あきらは、桜子の返答に脱力しかなかった。


『はぁ~??
 違ぇよ‼
 総二郎だよ‼』


あきらは、LINEを送信してから、後悔していた。


相手は、『策士 桜子』だ‼


何を、企てるやも分からない。


あきらは、心の中で、思って居た。


“しまった‼”と…。


だが、『後の祭り』状態だった。


既に、桜子は、何かを感じ取っていた。


で、桜子は、あきらにLINEを送っていた。


『美作さん…。
 明日、お会い出来ますか?
 其のお話し…。
 詳しく教えて下さいますぅ~?』


あきらの頭の中は、桜子のニヤニヤしている姿が、浮かんでいた。


あきらは、“こういう時の桜子からは、もう、逃げられねぇだろうな‼”と、悟って居た。


だから、次の日…。
あきらは、桜子と会って、総二郎の優紀に対する気持ちの変化が有った事を伝えて居た。


勿論、あきらは、総二郎から、詳しく聞いた訳じゃ無い事も、前置きして於いた。


だから、その上で、あきらは…。
美作邸での集まりにしようと、桜子に打ち明けていた。


「今度の集まりは、うち(美作邸)は、如何かと思ってよ。
 その方が、総二郎も、優紀ちゃんと接し易いだろ?」


桜子は、賛成の様でも、内心、心配にも成って居た。


「如何でしょうか?
 私から見て居ても、優紀さんは、多分、今でも、西門さんの事が、好きだと思います
 よ。
 高校卒業してから、既に、西門さんと西門さんの幼馴染の方が別れた事を、先輩が、優
 紀さんにお伝えして居た時…。
 優紀さんが、少し、動揺して居る様に、私には、見えましたから…。」


あきらは、桜子の其の話しは、初めて聞いた話しだったので…。
少し、驚愕気味だった。


だから、あきらは、前のめりで、桜子に訊き出していた。


「其れは、何時の話しだ?」


其のあきらの驚愕して居る姿に、桜子は、身体を仰け反って居る状態で、答えていた。


「優紀さんの受験が合格して、直ぐの頃だったと思いますけど…。」


あきらは、驚愕して居た。


あきらは、総二郎と更が別れた事を、てっきり、優紀は、まだ、知らないのだとばかり、思って居たからだった。


其れが、優紀は、知って居た。


だからだろう?
あきらは、桜子に、確認し始めて居た。


「優紀ちゃんは、知ってるんだよな?
 総二郎は、また、一人に返った事を…。
 じゃあ、何故、優紀ちゃんは、集まりに参加しねぇんだ?」


桜子は、首を傾げて居た。


其処は、桜子とて、優紀本人ではないので、分からないと言いた気だった。


「其れは、優紀さんに、直接、聞かなければ、分からないと思いますけど…?
 唯、申し訳無いとでも思って居るんじゃないでしょうか?
 先輩には、仰って居た様ですから…。
 “西門さんに、後押ししてしまった事を謝って於いて欲しい‼”と…。」


桜子も、そうだが…。
あきらも、何の事を言って居るのか?
分からずに居た。


唯、あきらは、更と付き合い始めた頃の総二郎から…。


「俺と更が、付き合えたのは、優紀ちゃんのお陰、何だ‼」


と、聞いて居ただけだった。


其の総二郎の言葉と、桜子の話しが、如何、繋がるかは分からないが…。
“其処に、何か、隠されて居る。”と…あきらは、踏んで居たのだった。


あきらは、桜子から訊き出した話しが…。
今後、総二郎と優紀を結び付けるヒントに成るやも知れないと悟るのだった。


また、実際、あきらは、総二郎と優紀を結び付け様として居たのだった。


その為には、桜子とタッグを組む事が、重要と成ると考えて居たあきらだった。



だが、未だ、桜子は、優紀が、何を思って、つくしに、伝えたのか?
総二郎に、“謝って於いて欲しい‼”と、言う言葉の真意は何処に在るのか?
考えあぐねて居たのだった。



あきらと桜子は、お互い、思う所は違えど…。


あきらは、総二郎の気持ちを理解しているし…。


桜子自身、優紀から、直接、訊き出した訳では無いが…。
つくしの会話からすれば…。
桜子も、“多分、優紀さんの西門さんへの想いは、間違い無いだろう‼”と、確信していた。



だから、あきらと桜子のそれぞれは、総二郎と優紀の想いを成就させて上げたかったのだった。

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