tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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priority…<つかつく>  11.




Happy New Year 2020!
新年、明けまして、御目出とう御座います‼
 旧年中は、何かと、お騒がせ致しました。
 本年も、相変わらず、宜しくお願い申し上げます。



<司side>


(日本でいう所の)大晦日 12月31日の夜(NY時間)は、つくしを翻弄し捲り、目を覚ましたら、正月の朝に成って居た。



俺は、ババアが呼んで居ると、内線で執事から聞いて、隣で寝て居たつくしを起こし、つくしと一緒に(否、無理矢理、連れ込んで)シャワーを浴びて、つくしを引き連れて、リビングルームに向かった。



そして、俺とつくしが手を繋ぎ乍ら、リビングルームに入った途端…。
つくしは、俺と繋いでいた手を解き、先ずは、つくしから、ババアに挨拶し始めた。


「新年、明けまして、御目出とう御座います‼
 大変、ご無沙汰致しておりました。
 此の度は、勝手致しまして、申し訳御座いません。
 お忙しい所、お時間を作って下さって、有難う御座います。」


ババアは、ニコっと、笑い乍ら、俺とつくしを見ていた。


こんなババアを見た事のねぇ俺は、背中に虫唾が走った様に感じられていた。


だが、怖いモノ知らずなのか?
つくしは、ババアに、笑い返していた。


いつも思う事だけど…よ。
“お前って、凄ぇよな‼
 物怖じしねぇ所は、尊敬に値するよな‼”と、思うばかりだった。


そして、ババアも、つくしに声を掛けていた。


「つくしさん…。
 明けまして、御目出とう‼
 ほんとに、ご無沙汰だったわね。
 貴女のお噂は、色々聞いてるわよ‼
 其の若さで、藤堂商事の課長らしいわね。
 何れ、イギリス支社の支社長候補と目されて居るらしいわね。
 頑張ってるんじゃ無くて…‼」


で、ババアは、目線で、ソファーに座る様に、俺とつくしに指示していた。


其処で、つくしは、ババアの言葉を謙遜する様に、思いっ切り、否定していた。


「いいえ、そんな大それた事は…。
 私は、まだまだです。」


そんな話しをちんたら遣ってても、如何かと思い、俺は、つくしを引き連れて渡米して来た理由を、ババアに伝えていた。


所謂、ババアに、此の状況の話しをして居た。


「あの…よ。
 もう、良いか?
 年末のTELでも言ったけど…よ。
 俺とつくしは、寄りを戻した。
 もう、離れるつもりもねぇ‼
 俺は、つくしと結婚する‼
 ババア…。
 了承してくれ‼」


そして、日本に帰国した時に、取り寄せて於いた婚姻届…。
所謂、俺のサインだけ書いて於いた婚姻届を、ババアの目の前に置いて遣った。


そして、一言、付け加えて遣った。


「了承してくれんだったら、此処の証人の欄に、サインを書いてくれ‼」


つくしは、此の状況に、驚愕してんのか?
目が見開いたまま、じーっと、此の光景を見て居た。


元々、大きい目が、余計、大きく成ってやがった。


つくしは、驚愕して居る事は言うまでもねぇ。



だが、ババアは、飄々と、言って除けて来た。


「此方に、サインをすれば良いのね。」


そして、すらすらと、サインしていた。


此れには、俺も、驚愕して居た。


唯、ババアは、書き終えてから、つくしにダメ押しの様に言って除けて来た。


「つくしさん…。
 私(わたくし)が、証人の欄にサインをしたという事は、司の返品は利きませんけ
 ど…。
 其れでも、宜しかったのかしら…?」


笑い乍ら言ってるババアを、俺は、更に、驚愕するしかなかった。
否、こういう事を、絶句と言うのだろうか?


だが、俺は、更に、つくしの言葉に絶句するしか無かったのだった。


「はい、大丈夫です。
 ですが…。
 もし、司さんが、他人様(ひとさま)にご迷惑をお掛けする様な事が有りましたら…。
 其の時は…。
 私の鉄拳が飛ぶかも知れませんけど…。
 宜しかったでしょうか?」
「あら、頼もしい事ね‼
 司を宜しく頼みます。」
「はい。
 お任せ下さい。」



其処で…ババアは⁉


「冗談はさて置いて…。」と、言い乍ら、本題に移ったババアだった。


「ところで、司とつくしさんは、何時(いつ)籍を入れるおつもりなのかしら?」


俺は、間髪入れずに言って遣った。


「俺の誕生日に入籍するつもりだ‼」


で、ババアは、ニヤッと、笑った様に、俺には、見えた。


嫌な気しかしねぇ‼


だが、ババアは、飄々と言って除けていた。


「宜しくてよ‼
 そうなさい。
 で、入籍の日も決まって、つくしさんの此れからは、如何為さるのかしら?
 何れは、司と結婚するという事は、日本に帰国する意思が在ると思って良いのかしら?
 だとするなら、道明寺HDで、つくしさんの才能を生かしてくれるのよね?」
「………」


つくしは、返答に困って居るのか?
俺を見て来た。


だから、此処は、俺かと思って…。
俺が、ババアの問いに答えて遣った。


「まだ、つくしとは、其処までの話しには至ってねぇ。
 何れは、俺も、つくしを説得するつもりで居た。
 下手すれば、静にも、相談し様と思って居た。
 だから、取り敢えずは、まだ、此のままで、良いんじゃねぇか?」


だが、ババアは、正論を俺にぶつけて来た。


「では、『party』のパートナーの時は、如何為さるおつもりなの?
 貴方は、今まで、アラスカだったから、『party』に出席する機会も、殆んどという寄
 り、全く無かったけれど…。
 此れからは、そうは言って居られないのよ‼
 貴方が、日本に帰国した事で、貴方に『party』のパートナーの打診が、数限りなく来
 て居るの。
 今は、全て、此方で、お断りして居るけれど…。
 何れは、そうはいかなく成る。
 だから、貴方には、つくしさんというパートナーが居る事を、公に示さなければ…。
 何方も、納得為さいませんでしょ‼
 つくしさんは、如何為さるおつもりかしら…?」
「「………」」


俺とつくしは、同時に、口を閉ざしてしまった。


何故なら、其処まで、考えて居なかったという事が、正解だった。


で、ババアから、『party』の打診が有った。


「取り敢えず、今日の『新春party』には、司は、つくしさんをパートナーにして、出席
 して頂戴‼
 其の為に、私(わたくし)は、此の時間を空ける様にしたんですから…。
 つくしさん…。
 其れで、宜しかったかしら?
 其れと、此の度の『party』の件は、藤堂社長には、了承を得てるわ‼
 つくしさん…。
 安心して、出席為さい。」
「承知しました。」


俺は、肝心な事を、ババアに訊き出して居た。


「つくしの『Dress』は、如何成ってんだ?」
「椿が、用意してくれて居るわ。
 何着か、用意してくれて居る筈だから…。
 今から、選んで於いて頂戴‼
 『party』の開始時間は、19:00~よ‼
 椿も、出席するから…。」
「承知しました。」


つくしは、面食らって居たが…。
ババアに了承していた。


姉ちゃんも一緒という事は、何か、嫌な予感しかしねぇ…俺だった。

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