tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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priority…<つかつく>  12.




<司side>


俺とつくしは、『新春party』に出席していた。


勿論、俺が『party』に出席する事も、今までは、ほぼ無かった事なので…。
俺に挨拶でもしてぇのか?
俺とつくしの周りに、出席者が集まり始めて居た。


老若男女問わず、『party』の出席者の中には、つくしを凝視して居る者が、此の場(『party』会場)に居る事が、俺には、気に成って居た。



俺が、そう思って居る処に、俺とつくしが居る場所まで、親父とババアが、来て居た。


そして、俺とつくしに声を掛けて来た。


普通、親父から、身内以外に声を掛ける事も、稀な事なので…。
親父と話しが出来るという事は、つくしが、道明寺家にとって、如何いう存在かという事を、公に、知ら占めた事に成った。


先ずは、親父から…つくしに声を掛けて居た。


「つくしさん…。
 司が、世話に成ってる様だね?」


つくしも、笑顔を絶やさず、親父に話しし始めて居た。


しかも、親父の事を崇める様に、世間では、観て来る奴等ばかりだというのに…。
つくしは、臆する事無く、親父と会話して居る姿に、『party』の出席者の中には、度肝が抜かれた様に成って居る者も居たらしい。


「いいえ、飛んでもございません。
 お義父様…。
 新年、明けまして、御目出とう御座います。
 お初にお目に掛かります。
 『牧野つくし』と申します。
 宜しくお願い申し上げます。」


つくしは、頭を下げていた。


其の様子に、親父は、笑顔をつくしに向けていた。


そんな親父を見た事のねぇだろう出席者は、俺等の様子を凝視して居る様にも、俺には、見えていた。


そして、今度は、ババアが、つくしに声を掛けていた。


「其の『Dress』…。
 つくしさんに、お似合いよ‼
 椿も、中々、良い見立てね‼」


つくしは、照れ乍ら、ババアに、礼を言って居た。


「お義母様…。
 お褒め頂き、有難う御座います。」


つくしが、照れ乍らで在っても、素直に、他人(ひと)の気持ちを受け入れる等…。
俺が、身近で見て居た頃のつくしには無かった事だ。


“つくしも、色々、経験して、大人に成ったと言う事だろう‼”と、俺は、思っていた。



其処に、姉ちゃんが、俺とつくしの背後から、声を掛けて来た。


ババアと姉ちゃんとは、対面する様な状況だった。


「あら、お母様…。
 当り前じゃ、御座いません事…。
 私は、何年、つくしちゃんを見続けて居ると、思っていらっしゃるのかしら?」


そう言い乍らも…。
姉ちゃんは、つくしに、『hug』をする事は、忘れて居なかった。


勿論、つくしに、言葉を掛け乍ら…。


「つくしちゃん…。
 本当に、有難う‼
 如何しようも無い『弟』だけど…。
 つくしちゃんだったら、安心して、司を任せられるわ‼
 司を宜しくお願いね‼」


つくしは、姉ちゃんから、抱き締められた事で、少し、苦しそうにして居たが…。
俺は、姉ちゃんを止める程でもねぇと、姉ちゃんとつくしの様子を、じーっと、観ていた。


で、案の定、姉ちゃんは、つくしを直ぐに離して遣って居た。


「椿お姉様…。
 新年、明けまして、御目出とう御座います。
 此方こそ、此れからも、宜しくお願い致します。」


つくしは、満面の笑みを姉ちゃんに向けて挨拶して居た。



道明寺sideで、繰り広げられている此の状況に、日本語の分かる出席者は、つくしが道明寺家から、受け入れられて居る事を知った様子だった。


俺は、出席者のそんな様子を観て居て、して遣ったりだった。


で、俺は、親父とババアに、言わなければいけねぇ事を、此の場(『party』会場)で、伝えていた。


今、言って於かねぇと、言いそびれる事に成るからだった。


「明日の昼頃…。
 俺とつくしは、日本に飛ぶわ‼
 で、つくしの両親に会って来る。
 俺とつくしの結婚の承諾を得る為に…。」


で、親父は、俺とつくしに了承の言葉をくれた。


「そうだな。
 そうしなさい。
 また、日本で、“両家の家族揃って、食事会でも…。”と、つくしさんのご両親に伝えて
 於いてくれ‼」


俺は、親父に、しっかり、伝えて於いた。


「賜わった。
 伝えて於くよ‼」
「ああ。」



俺と俺の両親が、話しし終わった所を見計らったかの様に…。
F3と、総二郎の嫁と、あきらの嫁と、滋が、俺とつくしの傍まで、遣って来た。


で、つくしが、其の事に気が付いて、F3&T3に声を掛けて居た。


「えっ、皆も来てたの?」
「「「「「「………」」」」」」


俺からすれば、当然、F3&T3は、呼ばれてるだろう事は分かり切って居るのだが…。


其処に、俺が、“つくしは、何を言って居るんだか?”と、思って居る処に、突拍子もねぇ事を言い出した。


「あっ、そうだ。
 新年、明けまして、御目出とう御座います。」


つくしは、完璧に、こいつ等 F3&T3と、何年も会って居なかった事を忘れているかの様な振る舞いだった。


だからだろうか?
つくしは、F3&T3を、驚愕させていた。


まあ、こういう奴、何だよな…。
『つくし』っていう『女』は…。


こっちが、拍子抜けする様な言葉を、平気で、言うんだよ‼


俺にとってのそんなつくしは、まあ、其処が、可愛いんだけど…な。


けど…よ。
“こんな時は、俺とつくしだけで居させろよ‼”と、俺は、F3に言いたかったのだが…。


『つくし』という『女』は、俺だけじゃ無く、ダチも大切にしてるんだよな‼


だから、『来る者拒まず』…何だよ。


其処は、警戒心が無いっていうか?
危機管理能力に掛けてるというか?


“流石、お人好しの父ちゃんの娘だ‼”と、言いたく成る位ぇ、他人(ひと)に騙されるし…よ。


まあ、此れからは、其処の所は、俺がフォローすれば良い事だけど…よ。


此れからは、つくしにSPを付けなくては…な。


そう思って居ると…。
T4で、“わぁ~、わぁ~。”と、騒いでやがる。


煩いの、何のって…。
総二郎とあきらに、“嫁の管理をしっかりしろ‼”と、吠えたかったが…。


良~く観てたら…。
ダントツで、完璧、煩ぇのは、滋だった。


“お前は、姉ちゃんか?”と、俺は、滋に訊きたく成る位ぇ、つくしをしっかり、『fold』するかの様に、『hug』してやがった。
直ぐには、つくしを離して遣って居た滋だったのだが…。


で、滋は、つくしに文句を言って居た。


「つくし…。
 寂しかったんだから…ね。
 もう、戻ってお出でよ‼」


俺は、思った。
“何で、滋の所に、つくしが、戻らねぇといけねぇんだよ‼”と…。


否、俺は、心の中では、既に、叫んでいた。

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