tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  23.




あきらは、桜子を、庭に在る、美作兄妹の母親で在る 夢子ご自慢の『温室兼東屋』に連れて行った。


実は、其の庭に在る『温室兼東屋』の中では、夢子が、薔薇を育てている。


あきらは、桜子に、薔薇の香りで、癒されて欲しかったのだ。


其処(夢子ご自慢の薔薇を育てている『温室兼東屋』)は、美作邸の本邸とは、『離れ』に成って居た。


其の夢子ご自慢の薔薇を育てている『温室兼東屋』の見た目の雰囲気は、『赤毛のアン』をモチーフにした様な『離れ』だった。


其処で、偶に、つくしも、寝泊まりする事も有った。


つくしも気に入って居る場所の一つだった。



あきらは、桜子に話しして居た。


「此の事は、つくしは、知らねぇと思うから、つくしには、言わねぇで欲しいんだが…。
 此の間…。
 約束をしていた『マダム』にも、旦那が海外赴任から帰国するという事だけで、俺は振
 られ、現在の俺は一人(フリー)という訳、何だ。
 其れに、俺が、其の当時、付き合って居た別の『マダム』の時は、俺と『マダム』との
 付き合いが、『マダム』の旦那にバレて、真剣、刺されそうに成ったんだ‼
 其の時は、真剣、“殺される‼”って、思ったんだよ…な‼
 だから、桜子…。
 俺な、本気で、“『マダム』遊びは、もう、終わりにしよう‼”と、思ってるんだ‼
 こんな俺でも、良いなら、俺と付き合わねぇか?」
「………」


桜子は、“其れって、本気ですか?”と、言わんばかりの顔付きで、驚愕して居た。


桜子は、思っていた。


“美作さんって…。
 本来、年下は、『No thank you…‼』じゃ無かったのかしら?”と…。


だからこそ、何故、あきらが、桜子なのか?
桜子は、不思議で仕方なかったのだ。


だから、そんな風に考えて居る桜子は、あきらに返答出来ずに居たのだった。



其れに、桜子は、今までのあきらからの対応に、あきらから、“嫌われている(避けられている)。”と、思っていたのだ。


だから、桜子は、そんな時、あきらに如何対応したら良いのか?
分からずに居たのだった。


あきらは、あきらで、何故か、桜子を意識する様に成って居ただけだった。


其の結果、あきらと桜子は、ちぐはぐな様相を呈して居たのだった。


だから、あきらは、何時の日にか?
其の状況を打破する為…。


意図的に、あきらは、桜子に話しする様にして居たのだ。



だからこそ、あきらは、“桜子には、自分自身の想いが通じている。”と、勝手に、思って居る所も有ったのだ。


あきらのそう言う処は、流石、自信家ならではのF4の一員だったという訳なのだ。


だが、桜子には、あきらの想いは、未だ、通じて居ない事は、明白だったのだ。


なので、あきらは、桜子のそんな顔の表情を見て、口説き始めたのだった。


「俺な、桜子…。
 桜子も、知っての通り…。
 年下は、『No thank you…‼』だった。
 でも、桜子が、つくしや優紀ちゃんに接してる姿を見て居て…。
 “つくしより、1歳年下には、とても、見えねぇ‼”って、いつも、思ってたんだわ‼
 其の位ぇ、桜子は、歳の割には、しっかりしてるよ。
 其れに、俺は、桜子と話しして居も、年下に感じた事がねぇんだよな‼
 よっぽど、つくしの方が、子供っぽいだろ(笑)⁉」


桜子は、敢えて、あきらに言葉を投げ掛けて居た。


「其れは、美作さんが、先輩のお兄様だからじゃ御座いませんか?」


あきらも、“兄妹だから…。”と、いう理由は、頷ける処では有るのだが…。


其れでも、あきらの目からすれば、つくしは、しっかりして居る様で、同世代の女性にしては、子供っぽく感じて居たのだった。


あきらにとっては、其れが、兄妹の成す技かも知れないという事も、理解して居たのだが…。


手が掛かる処は、未だ、健在のつくしだったのだから…。


だから、あきらは、桜子にそう答えていたのだろう。


「俺の目から見たら、つくしは、まだまだ、手が掛かるからな。
 そう、思えば…。
 桜子は、“つくしを良くリードしてくれて居るよな‼”って、思ってるよ‼
 俺には、桜子の様に、“『影の功労者』が、必要、何だろうな‼”って、思ってるし…
 よ。」


桜子は、思って居た。
“喜んで良いのやら、悲しんだ方が良いのやら。”と…。


だが、桜子は、あきらが嫌いな訳では無かった。


寧ろ、桜子は、あきらと話しして居ても、早くその場を離れたいと感じた事が、一度も無かったのだ。


何処か?
“美作さん(あきら)は、先輩(つくし)に似た性格だ‼”と、感じた事も有ったのだ。


あきらとつくし兄妹は、捉え方が似て居ると言うのか?


兄妹だから、当り前と言えば、当り前なのだが…。


所謂、“美作兄妹は、『癒し系』…。”と、思っていた桜子だった。



だから、最初の頃は、兎も角として…。
あきらと話しする様に成って居た桜子は、あきらと一緒に過ごして居ても、違和感を感じた事が無かったのかも知れなかった。


桜子にとって、つくしは、絶対的な女性だったのだから…。


だから、桜子は、あきらとお付き合いするとしても、じっくり、あきらを観察する事にして居た。


なので、桜子は、あきらと付き合う事を了承していた。


「美作さん…。
 宜しくお願いします。」


あきらは、桜子の言葉に、ホッとしていた。


つくしに、不甲斐無い兄貴振りを見せたくなかったという事も、理由の一つだった。


「本当…か?
 桜子、有難な‼」


桜子も、あきらに返答していた。


「はい。
 此れからも、宜しくお願いします。」


そして、あきらと桜子は、此処から、お付き合いを開始させていた。

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