tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  11.




<クラウンCEOと保と司の会話は、英語で行われて居ると認識してご覧下さいませ。>



楓からと、同時に…。
司から、話しが下りて来た保は、秘書に、クラウン・コーポレーションにアポを取る様に伝えていた。



そして、何度目かのアポの後…。
漸く、保は、クラウンCEOと会う事が出来て居た。


クラウンCEOとて、提携だけに関するアポでは無い事を認識していたのだ。


司とつくしとの結婚を視野に入れた交際に関しての企業間での話し合いだろう事は、認識していたクラウンCEOだった。


だが、其れは、其れ…。
一応、保の話しを聞く事にして居たクラウンCEOだった。



「ご無沙汰しております。
 クラウンCEO…。
 此の度は、お時間を頂戴して、申し訳在りません。」


クラウンCEOと保は、握手を交わしていた。


クラウンCEOは、保と握手を交わし乍ら、口を開いて居た。


「いいえ。
 形式ばった話しは、無しにしましょう。
 司君と弊社の『牧野つくし』の件で、宜しかったでしょうか?」
「ええ、ご検討頂けたら、幸いですが…。」
「何か?
 良い案がお有りでしょうか?」


保は、“流石、洞察力に優れたクラウンCEOだ‼”と、感服だった。


で、保は、口火を切った。


「お恥ずかし乍ら…。
 私共の愚息 司は、つくしさんが居なければ、何も出来ない男です。
 其れ故、司とつくしさんとのお付き合いをお許し頂きたい処です。
 また、後には、“司とつくしさんとの結婚に関しても、お許し頂ければ…。”と、思って
 おります。
 通常なら、“大の大人で在る 我が子の交際に、親が舎舎利出る事等、如何なモノ
 か?”と、世間では思われる処でしょう。
 ですが…。
 其処は、企業間の同意が無ければ、交際が出来ない司とつくしさん故…。
 両企業間で、妥協案を出さねば成らないと、認識致しました。
 例え、司が、つくしさんと結婚というお話しに成ったとて…。
 つくしさんは、クラウン・コーポレーションの後継者として、弊社と提携合意をし続け
 て行くという事は…?
 如何でしょうか?」


クラウンCEOとて、鬼では無い。


本来、つくしは、クラウン夫妻の子供では無い故…。
『クラウン家で、鎖を付けて、繋げて於く。』と、いう訳には行かない。


何故なら、つくしが退職を希望すれば…。
我が社(クラウン・コーポレーション)の後継者としての拘束力も無ければ…。
つくしの退職を固辞する訳にも行かない。


ましてや、其れが、『寿退職』と成れば、つくしを咎める事は出来ない。


成らば…。
道明寺HDの出して来た妥協案に、“乗っかる事も悪くは無いか?”と、思うクラウンCEOだったのだ。


なので、クラウンCEOは、保に、返答していた。


「承知しました。
 tukushiが、クラウン・コーポレーションの後継者として、我が社(クラウン・コーポ
 レーション)を引き継いで行く事が可能で在るの成らば…。
 司君とtukushiの結婚を見据えた交際の件は、了承しましょう‼」と…。


此れで、司とつくしの付き合いは、クラウンCEOに容認された。



また、司は、既に、過去のお詫びをクラウンCEOに済ませている。


司の父親で在る 道明寺HD 会長 保が、クラウンCEOとの話し合いの中で、司とつくしの結婚も含めて、クラウンCEOの了承を得れた事で…。
其の後の企業間に措ける話し合いの席で、今後の司は、つくしを助けて(支えて)行く事を、司の父親で在る 道明寺HD 会長 保の前で、クラウンCEOに誓って、許してもらって居た。


「クラウンCEO…。
 私とつくしさんとの結婚を視野に入れた交際をお許し下さり、感謝致します。
 今後は、企業間としても、つくしさんを支えて行く事を、此処に誓います。」



また、司とつくしの結婚を視野に入れた話し合いが上手く行った事で、クラウン・コーポレーションと道明寺HDの提携合意を発表すると同時に…。
司とつくしの婚約発表も合わせて、執り行った。


また、将来的には、クラウン・コーポレーションの次期CEOにつくしが任命させた。


此れには、世間を賑わせた事は言うまでも成った。
例の記事が、噂話で終わって居たので、つくしの件も、世間では、噂話だと思われていたのだ。



こうして、司とつくしの付き合いは、正式に始まった。



また、司にとっては、長らく、疎遠に成っていたF3&T3も、今回の報道を受け、NYに集まった。


つくしは、今までも、T3とだけは、TELやLINE等で、繋がって居た。



そして、司とつくしから、今回の件は、説明がされた。



また、類からは、『つくしが、英徳学園の提携学校と交換留学生として、其れから以降も、何故、NYに在住出来たのか?』という訳が話されて居た。


其の話しを聞いたつくしは、F3のアシスト無くては…。
今の司とつくしとの関わりが無かった事を痛感して、感謝の気持ちで一杯に成った。


F3が、英徳学園に取り入って、つくしが、大学も、NYの大学に行ける様に、掛け合って居た。


勿論、NYの大学の資金は、F3から出ていた。


その事を知ったつくしは、資金に関して、F3に、“返還させて欲しい‼”と、話しして居た。


また、“出世払いで良い‼”と、言ってくれた類に、甘えて、NYに残れた事を感謝して居たつくしは、類にお金を返そうとして居た。


「花沢類、西門さん、美作さん…。
 本当に、有難う‼
 そして、優紀、滋さん、桜子…。
 今まで、私を支えてくれて、本当に、有難う‼
 でね…。
 F3には、私の為に使ってくれたお金を、返させて欲しいの。」
「「「要らねぇ(ない)よ‼」」」


つくしは、首を左右に振っていた。


「そう言うとは思って居たけど…。
 私には、其れでは、納得がいかないの。
 其れに、私は、もう、『ボンビー 牧野』じゃ無いのよ(笑)‼
 ちゃんと、働いてるんだから…。
 言い値でも良いし…。」
「「「はぁ~??」」」


F3は、吃驚していた。
何故なら、つくしから、そんな言葉を聞かされたのだから…。


つくしが、そんな言葉を発せられたのは、つくし自身、クラウン・コーポレーションに入社して働く様に成ってからは、日本に居る牧野の両親に、仕送りをする程…稼いでいたのだ。


だからこそ、司もつくしのしたい様にさせて遣りたかった。


だから、司は、F3に懇願していた。


「つくしの悔いの無い様に遣らせてぇんだ‼
 つくしに、金額を言って遣ってくれ‼」


司に其処まで言われれば、反論出来ないF3は…。


「金額じゃねぇ、気持ちだから…。
 牧野の気持ちで、返してくれ‼」


と、あきらが、F3代表の様に言ってくれたので、つくしの気持ちで、司と相談をして、F3にお金を返したのだった。


其れに、ずーっと、類に借りていたお金の事も、つくしは、気にしていた。


つくしは、類には、F2の金額よりも、+して、返していた。


だから、漸く、肩の荷が下りた様な気がして居たつくしだった。



そして、漸く、つくしは、NYに来た意味が分かった様な気がして居た。



『愛』と言うのは…。
本当に、『mystery(不思議)』だ‼


Love is the mystery=愛は、ミステリー(不思議)‼』


何故なら…。
司とつくしは、本来なら、重なり合う筈の無い家柄…。


其の二人が、出会った。
出会うべくして出会った二人…。


本当に…。
Love is the mystery=愛は、ミステリー(不思議)‼』…という事なのだろう。



fin

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