tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Love is the mystery~私を呼ぶの~…<つかつく>  10.





此の時までの司は、浮かれていた。
“つくしを手中に収められた。”と…。



しかし、此の後に、訪れる…。
更なる、苦しみに…。


過去の司自身が、仕出かした事を後悔する事に成ろうとは…。
此の時までの司には、予期して居なかった。


今度は、つくしを再び、手中に収めるまで…。
司は、司自身を顧みる事に成るのだった。



そして、二度と、つくしを離さなくて良い様に…。
司は、自分自身の起こして来た件を肝に銘じて、仕事に邁進するのだった。


クラウンCEOの許しを得る為…に。
つくしを、再度、手にする為…に。


誰からも、認められる男に成る為…に。
心を入れ替えた司だった。


司の心を入れ替えさせたのは、高校生の頃に引き続いて、やはりのつくしだった。


司の傍につくしが居る事で、『大人の男』に変貌していた。



其の甲斐が有り、今まで、低迷していた道明寺HDの株価が、また、上がり始めたのだった。


此の時、楓は思って居た。


「やはり、司には、つくしさんしか居ない。
 もう、何も言うまい。」と…。



そして、楓は、つくしを得れた司の働き振りを見て居て、再び、クラウン・コーポレーションに働き掛けるのだった。
再び、クラウン・コーポレーションと道明寺HDが、提携合意に結び付ける為…に。


楓も、司を通してでは在るのだが…。
楓は、間接的に、つくしに寄って、真剣に、心を入れ替える事が出来て居たのだった。


後々には、楓と司の其の変貌振りの様子を見ていたクラウンCEOもそうだが、楓の夫で在る 道明寺HD 会長 保も、つくしの功績に舌を巻いていた。



そして、クラウン・コーポレーションと提携合意に結び付ける為に、楓は、クラウンCEOにアポを取り付ける様に、秘書に伝えていたのだ。


そして、漸く、クラウンCEOのアポが取れて居た楓だった。


「ご無沙汰しております、クラウンCEO…。」
「何時振りだったかな?
 つくしが世話に成って居る様だね、楓さん…。」


クラウンCEOと楓のお互いは、牽制を掛け合っているかの様だった。


クラウンCEOと楓のそれぞれの秘書も、此の雰囲気にたじろぐ程だった。


其処で、楓から、口火を切って居た。


「クラウンCEO…。
 お願いがございます。
 再び、御社(クラウン・コーポレーション)と、弊社(道明寺HD)の提携合意をお願
 い致したく、参上致しました。」


クラウンCEOは、ニヤッと、微かに笑って居た。


そして、クラウンCEOは、態と、揶揄る様に、楓に、言って除けていた。


「其れは、弊社(クラウン・コーポレーション)の『牧野つくし』と、御社(道明寺
 HD)の司君との交際に関しても、同意を求めるという意味かね?」


楓は、話しが分かって居るなら、話しは早いと思って居た。


だから、楓の其のままの気持ちを、クラウンCEOに伝えていた。


「ええ。
 其の様に、思って頂いても結構ですわ。」


勿論、クラウンCEOは、楓が、そう答えるで在ろう事は、理解していた。


其れに、クラウンCEOも、現在の司の頑張りは聞いて居た。


其れだけに、我が社(クラウン・コーポレーション)と、現在の道明寺HDが繋がれば…。
クラウンCEOとて、『全世界にクラウン・コーポレーション』の名を知ら占める事は出来ると認識していた。


しかし、『道明寺司』と言う男は…。
“要は、tukushiが居なければ、何も出来ない事を露呈した形と成ったに過ぎない。”と、クラウンCEOは、思っていた。


成らば…。
今のクラウンCEOは、素直に、提携合意に応じる事が出来ずに居たのだった。


何故なら、司とつくしが結婚する事に成れば、つくしの将来は、道明寺HDに持って行かれる形と成ってしまう事も、認識していたクラウンCEOだったからだ。


クラウンCEOが、そう思う事は、つくしが、クラウン夫妻の子供じゃないからだった。


“tukusiの養子の件を検討していた時点で、早く、手続きをして居れば、良かったの
 だ‼”と…。
今頃に成って、後悔していたクラウンCEOだった。


現在のつくしは、クラウン家とは、全くの赤の他人…。
所謂、つくしは、クラウン・コーポレーションの一社員に過ぎないのだ。


だから、クラウンCEOは、危惧をして居た。


何故なら、クラウンCEOのビジョンは…。
つくしをクラウンCEOの後継者にする事だった。


其の為に、此処まで、つくしを企業人として、育てて来た。


“其れが報われないと言うのか?”と、思い始めていたクラウンCEOだった。


なので、クラウンCEOは、道明寺HDとの提携合意…だけじゃ無く…。
司とつくしの付き合いに関しても、許す気は、全く、無かったのだ。


だが、つくしの親でも無いクラウンCEOには、つくしを咎める効力は、極めて低い事は、確かだった。


其れ故、クラウンCEOは、道明寺HDとの提携合意を先延ばしする事で、つくしをクラウン・コーポレーションに引き留め様として居たのだった。


なので、クラウンCEOは、楓に申し伝えるのだった。


「今直ぐは、道明寺HDとの提携合意は出来ない。
 司君が、“人間的に、本当に、変われた。”と、私が、認識出来なければ、提携合意は、
 認められない。」と…。


其の事は、司の秘書で在る 西田を通して、司にも報告されていた。



なので、更なる、試練が、また、司とつくしに襲い掛かるのだった。
其れも、つくしが、優秀過ぎたに、他成らないのだが…。


なので、敢えて、司は、つくしの親でもないクラウンCEOに、許しを請う為…。
クラウン・コーポレーションに向かって居た。


実は、司には、自信が有ったのだ。
つくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、司の存在を知っているのだ。
上昇志向の強い千恵子が、“俺とつくしの結婚を許さない筈は無い。”と…。


だから、“後は、クラウンCEOに許しを得れれば…。”と、思う司だったのだ。


なので、司は、クラウンCEOに許しを請う為、話しを切り出していた。


「クラウンCEO…。
 つくしさんとの結婚をお許し下さい。
 過去に、私が、クラウンCEOを怒らせてしまった事は、反省しております。
 私にとって、つくしさんは、命より大切な存在です。
 私は、つくしさんに寄って、心を入れ替える事が出来ました。
 もう、つくしさんを私の手から離す事は出来ません。
 如何か?
 私とつくしさんの二人を、お認め下さい。」


頭を下げた事の無い司が、クラウンCEOに頭を下げて、許しを請うていた。


だが、クラウンCEOの返答は、司にとって、嬉しい言葉では無かった。


「今後の司君を見させてもらおう‼」


結局、クラウンCEOは、司とつくしの結婚を認める事は無かった。



だが、クラウンCEOより許しを得れて居ない現在の司とつくしは、其れでも、二人の付き合いを続けて居た。


司が、つくしを必要として居るのだから、致し方ない処だった。


だが、つくしも、司と同じNYに居ながら、全く、逢えない環境下の中…。
つくしは、司への募る想いを抑えながら、其れまでを生きて来た。


だから、つくしとて…。
もう、司と別れられない事は、言うまでも無い。



だから、此処から先は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 保の出番なのかも知れなかった。


トップ同士の話し合いに寄り、妥協案次第では、クラウンCEOの考え方を、柔軟にする事も、可能かも知れないからだった。


企業間の話し合いが上手く行く事を願う司とつくしだった。




<クラウンCEOと楓、クラウンCEOと司が話しして居る会話は、英語で行って居ると認
 識してご覧頂ければ、幸いです。>

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