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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  25.




西門流 家元夫人が、先ず、行動を起こした事は…?


西門流が、先代の時代から交流の在った 三条家の大奥様より、華道 花咲流 家元に、会わせてもらう事だった。


そして、西門流 家元夫人は、招待していた茶会の際に、三条家の大奥様と挨拶を交わす事にして居た。


そして、探していた三条家の大奥様を見付けられた事に寄り、西門流 家元夫人は、三条家の大奥様に、挨拶をする為、声を掛けていた。


「ご無沙汰致しておりましたわ。
 大奥様…。」


三条家の大奥様も、西門流 家元夫人に、にこやかに挨拶を交わしていた。


「本当に…。
 お元気だったかしら…。」
「お陰様で…。
 ところで、大奥様のお孫様でいらっしゃいます桜子さんのはとこに、『華道 花咲流 
 次期家元』のお嬢さんがお出でに成るとか…?
 是非、お会いしたいんですが…?
 ご紹介下さいません事…?」


三条家の大奥様は、驚愕処…では、無かった。


何故なら、『華道 花咲流 次期家元』と言うのは…?
三条家の大奥様にとっては、自身の姉の孫に当たるのだ。


だから、三条家の大奥様の孫で在る 桜子にとっては、優紀(=『華道 花咲流 次期家元』)は、はとこに当たるのだ。


だから、理由を訊かない事には、三条家の大奥様は、易々と、優紀を西門流 家元夫人には、会わせられないと思うのだった。


だからだろう。
三条家の大奥様は、西門流 家元夫人に、訊き出して居たのだった。


「如何言った理由から、其の様な事を、私(わたくし)に…?」


西門流 家元夫人は、意を決した様に、話しし始めて居た。


「一度、優紀さんにお会いしたかったんですの。
 優紀さんは、可愛い方とお伺いして居りまして…。
 是非、私共の愚息の総二郎にも、お会い頂きたくて…。」


其れこそ、三条家の大奥様にとっては、驚愕処…では、無かった。


何故なら、噂では、総二郎は、『遊び人』や『女たらし』と、言われて居た事を、三条家の大奥様は、ご存知だったのだ。


西門流 家元夫人の申し出に、三条家の大奥様が、驚愕しても、無理の無い話しだった事は、言うまでも無いのだから。


だからだろうか?
三条家の大奥様は、返答に困って居た。


三条家の大奥様にとっては、優紀の祖母は、自身の姉で在る。


だから、在り来たりだったのだが…。
三条家の大奥様は、西門流 家元夫人に、返答する言葉も、在り来たりだった。


「華道 花咲流 家元に、確認してからでも宜しかったかしら…?」
「ええ。
 宜しくお願い致します。」


西門流 家元夫人は、良い返事がもらえるモノと、確信していた。


何故か?
自信の在った西門流 家元夫人だったのだ。


何故なら、同じ伝統を重んじるお家柄…。
其の子息・令嬢の縁談の話しなのだ。


“断られる筈が無い。”と、思って居る西門流 家元夫人だったのだ。



だが、後日、三条家の大奥様からの返事をもらった西門流 家元夫人は…。
驚愕するしかなかった。


何故なら、三条家の大奥様からの返事に、我が耳を疑う西門流 家元夫人だった事は、言うまでも無いのだから…。


西門流 家元夫人にとって、当てが外れたとでも、言うべき状況だったのだ。


其の三条家の大奥様からの返事と言うのが…。


「先ずは、華道 花咲流 家元とお会い下さるかしら…?
 華道 花咲流 家元から、言付かって居りますのよ。
 “是非、一度、西門流 家元夫人にお会い頂いて、お話しをお伺いさせて頂いてからで
  も、宜しかったかしら…?”と…。」


唯、此の場合…。
西門流 家元夫人の返答は、こう言うしかなかった。


「ええ。宜しくお願い致しますわ。」



で、先ず、西門流 家元夫人は、華道 花咲流 家元と会う事に成った。


そして、其の席で、西門流 家元夫人は、総二郎と優紀の縁談を進めようと思って居たのだった。


元々、華道 花咲流 家元にしても、総二郎の噂は、聞いて居た。


だから、西門流 家元夫人には、“優紀に、総二郎さんを会わせる事は出来ない。”と、断るつもりで居た。


だが、西門流 家元夫人は、話しを、どんどん、進めようとして居た。


困った事に、華道 花咲流 家元が、幾ら、西門流 家元夫人に、断ろうとしても、聞き耳を持たない西門流 家元夫人が、其処に居た事は、事実だった。


華道 花咲流 家元にしても、三条家の大奥様にしても、困惑するしか無かった事も、また、事実だった。



お互いの挨拶も、其処其処に…。
話しを進めようとする西門流 家元夫人だった。


「お初に御目に掛かります。
 西門で御座います。
 此の度は、お時間を頂戴致して、申し訳御座いません。
 私共の愚息の総二郎にも、華道 花咲流 家元にお会い頂きたくて…。
 其のお話しをする為に、此の場を設けて頂きました。」


だが、華道 花咲流 家元は、断りの話しを、西門流 家元夫人に伝えていた。


「確か…。
 お噂ですけど…。
 西門流 次期家元の総二郎さんは、女性のお遊びが過ぎるとか…。
 其の様な西門家のご子息に、私共の孫を会わす…何て?
 以ての外…で、御座いましょ。
 私共の孫が、傷付く姿を見等、御座いません。
 ですから、優紀を総二郎さんに会わせる事は、毛頭、御座いません。」
「………」


此れには、一瞬、言葉も、出せずに居た西門流 家元夫人だった。


だが、此処で、引き下がる気等、毛頭無い西門流 家元夫人だった事も、また、言うまでも無かったのだった。


何故なら、西門家の使用人頭のかよの話し振りでは、総二郎と優紀が、既に、付き合って居るだろう事は言うまでも無い。


だからこそ、西門流 家元夫人は、総二郎を、華道 花咲流 家元に会わそうと画策するのだった。


普段、西門流 家元夫人が、決して、話ししないで在ろう方向からの言葉に、華道 花咲流 家元と、三条家の大奥様は、驚愕するしかなかったのだった。


「私共の愚息 総二郎にしても…。
 華道 花咲流 次期家元の優紀さんにしても…。
 伝統を継承して行かなくてはいけない身…。
 成らば、伝統を継承して行く事の意味合いを理解して居る二人なら、お互いを支え合っ
 て、将来に置いて、伝統を継承して行けると思いますが…。
 如何でしょうか?
 お考え直し頂けましたら、幸いですわ。」


西門流 家元夫人の其の言葉に、三条家の大奥様は、納得する事は出来た。


だが、華道 花咲流 家元は、頑なだった。


何故なら、総二郎が優紀を支えて行けたとしても…。
否、総二郎と優紀のお互いが、お互いを支え合えたとしても…。


優紀の祖母としての考えは…。
優紀が、傷付く事の方が、怖く思っていた華道 花咲流 家元だったのだ。

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