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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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イケナイ冬【イケナイ夏】…<総優>  続編 ①




<総二郎side・語り>


俺と優紀は…。


優紀の元カレだった職場の先輩から、俺の強引なまでの奪い方で、俺と優紀は付き合い始めた。


だが、俺は、優紀を優紀の元カレだった職場の先輩から奪う事が出来て、今では、心の底から、本当に、良かったと思って居る。


あの頃の俺は、自傷気味だった。


優紀を振って於きながら…。
優紀を恋しがるとは、ナンセンスだと思われても仕方なかった。


特に、T3…。
否、牧野からは、かなり、お痛を受ける事案だった。


だが、俺にとっては、切実だった。


あの時…。
俺は、F4&T3の集まりを、“早目に、抜けて良かった。”と、今なら、思える。


あの時の俺は、其の場(F4&T3の集まりの場)に居る事が居た堪れなかっただけだったのだが…。



今の俺は、幸せ過ぎて仕方ねぇ‼
俺の横には、いつも、優紀が居るのだから…。



あれから直ぐ、俺と優紀は、付き合い始めた。



だが、例のSNSの拡散の為に、優紀は、上司に呼び出され、尚且つ、同僚には、責められるし…で、散々だったらしい。


優紀が、其の当時、会社の同僚から、色々、責められる羽目に成った言葉とは…。


「自分一人だけ、幸せに成ろうだ…何て‼」と…言われたらしい。



其れに、優紀の元カレだった職場の先輩は…。
上司から呼び出され、厳重注意を受けたらしい。


其れに、優紀は、元カレだった優紀の職場の先輩から…。


「出世街道から、外れたかもな…。」と、言われたらしい。


此の件に関しては、其の当時の俺にも非が有る訳で…。
申し訳無いと思って居た。



で、優紀は、段々、同僚の風当たりが強く成り、会社に居辛く成り…。
“会社を辞めようか?”と…。
悩んで居たみてぇだった。


優紀の様子が可笑しい事に、俺は気付き、俺から、優紀に声を掛けた。


「どした?
 優紀、いつもと様子が違ぇだろ?」
「う~ん。
 会社に居辛く成って来て…。
 辞めようか?
 悩んで居たんです。」


だから、俺は、即、優紀には、会社を辞めさせた。


「辞めたければ、辞めれば良い。
 優紀一人位ぇ…。
 俺が面倒視る‼
 此の際だから、茶を真剣に始めて視ねぇか?
 何れは、優紀を西門流の内弟子にするつもりだったし…よ。」


と、優紀には、伝えて遣った。


何だか?
俺には、優紀がホッとして居る様にも感じられていた。


其れでも、優紀は、あれから、2ヶ月は、会社勤めを続けて居た。
で、其の2か月後には、優紀は、会社を退職した。



実は、俺と優紀は、付き合い始めて直ぐに、俺のマンション(西門家所有の俺名義のマンション)で、同棲を開始していた。


其れまでの優紀は、実家暮らしだった。


優紀の姉ちゃんは、既に、独立をして、一人暮らし…。


だから、優紀も、優紀の両親に話しして、『一人暮らし(?)』を許可してもらって居た。


実は、同棲だから、『二人暮らし(?)』に成るんだが…な。



で、付き合い始めて直ぐの頃は、先ず、俺の時間が空いた時に、優紀には、本格的に、茶の稽古を付けて遣っていた。


同棲を始めてからも、茶の稽古を付けて遣って居たのだが…。
本格的ではなかった。


寧ろ、優紀にとっては、癒しの様な感覚だったのだろう。


優紀にとっては、仕事のストレス緩和の様な感じだったのかも知れない。


其の時の俺は、其れで良いと思って居た。


だが、何れは、優紀が認める。 or 認めない。 に関わらず、次期家元夫人としての役割を果たしてもらわなくてはいけない。


其れが、俺と結婚する嫁としての立場なのだから…。


其処は、優紀に、負担を掛けるだろうから…。
申し訳無く思って居た。


優紀は、一般家庭の出身だから…。
茶が好きと言うだけでは、家元夫人としての役割を果たす事は、難しいだろう事も俺には、理解していた。


だが、分かっていて、優紀には、其れ(家元夫人としての役割)を強いている俺は、やっぱり、鬼畜なのだろう。


だが、俺がもう、優紀を、俺から、引き剥がせねぇんだから…。
仕方ねぇだろ‼


だから、俺は、“全力で、優紀をサポートして遣ろう‼”と、心に固く誓っていた。



そして、忘れては行けねぇのが…。
優紀の心の中に在る物を取り除いて遣るという事だった。


其れは、『優紀の元カレだった職場の先輩』の事だった。


何故なら…。
優紀は、『優紀の元カレだった職場の先輩』から、『出世街道から、外れた』と、言われた言葉に、申し訳無いと思って居るみてぇだったからだ。


俺は、優紀が辛そうにして居る姿を見たくなくて…。
救済の意味を込めて、優紀が、会社を退職した時に…。


『優紀の元カレだった優紀の職場の先輩』を、あきらの会社に転職させた。
あきらが引き受けてくれた。


此の件に関しては、優紀が、こういう感情を抱いてしまう事も、俺にも非が有る訳で…。
“申し訳無い。”と…思って居たからこそ、優紀の為に、遣ったまでで…。


此の事を知った優紀は、俺とあきらに、礼を言って来た。


優紀は、心底、ホッとして居る様にも、俺には、感じられていた。


だから、“此れで、やっと、優紀も、落ち着きを取り戻すだろう‼”と、思って居た。



で、俺は、其の後、あきらから、『優紀の元カレだった優紀の職場の先輩』の近況報告を受けるのだった。

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