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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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イケナイ冬【イケナイ夏】…<総優>  続編 ③




<総二郎side>


優紀は、西門邸に上がり、お袋に稽古を付けてもらう様に成って、1ケ月位ぇが経った。


俺は、お袋から呼び出され、打診を受けて居た。


「総二郎…。
 そろそろ、宜しいんじゃ無くて…。
 優紀さんも、西門邸には、慣れたんじゃ無くて…?」


俺は、了承する様に、言って除けていた。


「ああ、そうだろうな。
 但し、優紀は、将来、俺の嫁さんにするつもりだ‼
 だから、優紀を次期家元夫人として、見て遣って欲しい。」


そう言った俺に対して、お袋は、俺のそんな言葉に、驚愕したのか?
一瞬、絶句した様にも、呆れている様にも、俺には、見えていた。


で、お袋から、俺は、言われていた。


「“何を仰るのか?”と、思えば…。
 私(わたくし)を、誰だとお思いかしら…?
 私(わたくし)のお眼鏡に適ったからこそ、優紀さんに、私(わたくし)のお稽古を受
 けてもらって居たんじゃ無くて…?
 そのつもりで、優紀さんには、お稽古を付けていたつもりですけど…?」


俺は、お袋が、優紀を認めてくれた事が嬉しかった。


だから、俺は、素直に、お袋に礼が言えたんだと思う。


「お袋、サンキュな!」


そんな俺に、笑って居るだけのお袋だった。


お袋が笑っている顔を見る事も、優紀と付き合う様に成ってからって…。
親子として、如何、何だろうな?



で、其の後、お袋は、俺と優紀を呼び出して、優紀を諭す様に、話しを紡いでいた。


「優紀さん…?
 何れ、優紀さんは、総二郎のお嫁さんに成ってくれるんでしょ?
 そのおつもりよね?」
「………」


優紀は、『目が点』状態に成って居て、何も、答えられずに居た。


だから、お袋は続けて、優紀に話しし始めて居た。


「だったら、優紀さんは、私(わたくし)に就くべきよね?
 同じ、西門流 家元夫人として、此の西門流に仕えるんだから…。
 で在るなら、お茶のお稽古だけじゃ無く、今から、優紀さんは、私(わたくし)の傍
 で、家元夫人としてのお勉強をしてもらう方が宜しいんじゃないかしら…?」


こう言われちゃあ、優紀は、納得するしか無く、お袋に了承の言葉を告げていた。


「此れからも、宜しくお願い致します。」


で、俺と優紀は、西門邸に住まいを移し、優紀は、西門流の内弟子に成った。



そして、家元の一言で、俺の『party』のパートナーは、『優紀』と、決定した。


其れまでの俺の『party』のパートナーは、特定のパートナーを作って来なかった。


だから、俺の『party』のパートナーが、『優紀』だけという事に成れば、世間が、如何、思うか?


今まで、特定のパートナーを作って来なかった俺が、特定のパートナーとして、『優紀』だけという事に成れば、“世間が、また、騒ぐだろう‼”と、思えた俺だった。


だが、俺は、其の事が楽しみで仕方なかった。


だが、俺と優紀は、以前、SNSで騒がれていた。
まあ、例の件でだが…。


だから、“もしかすると、其れ程、騒がれないかも知れない。”とも、思えていた俺だった。


何故なら、“やっぱり…。と、成るんじゃねぇか?”とも、思えていた俺だった。


兎に角、俺は、優紀が、俺の『party』のパートナーに成ってくれる事は、嬉しくて仕方なかった。



で、そんな頃…。
親父から、或る『party』の話しが申し伝えられた。


で、了承した俺だった。



其の『party』には、美作商事代表で、あきらも来ていた。


そして、あきらから、聞かされて居た通り…。
『例の優紀の前の職場の先輩』も、あきらの第2秘書として、此の『party』に来ていた。



優紀は、俺の横で、驚愕して居た。


だが、俺は、優紀に諭す様に、俺の腕に置いて居る優紀の手の上をトントンと叩いて遣り、優紀を落ち着かせていた。


優紀は、俺の顔を上目遣いで見て、“うん‼”と、頷いて居た。



そして、あきらは、俺と優紀の方に、近付いて来た。


其れに伴い、『例の優紀の前の職場の先輩』も、あきらの第2秘書として、俺と優紀の方に、近付いて来た。


あきらから、言わせれば、『例の優紀の前の職場の先輩』が、俺と優紀に、近付いて来る事は、当然なのだが…。


で、あきらは、俺と優紀に声を掛けて来た。


「総二郎も、来てたんだな‼
 優紀ちゃん、久し振りだな‼
 着物…様(さま)に成ってんじゃん。
 もう、立派な、次期家元夫人って…か?」
「………」


あきらは、俺の方を向き乍ら、ニヤッと、笑って言って来た。


俺は、あきらに、“茶化すな‼”って、言いたかった。


優紀が、動揺するで在ろう事が分かって居たからだった。


案の定…。
優紀は、あきらの言葉に、何も言い返せないで居た。


其処に、あきらの第2秘書で在る 『例の優紀の前の職場の先輩』が、俺と優紀に、声を掛けて来た。


「西門様、松岡さん…。
 ご無沙汰しております。
 其の節は、何かと、有難う御座いました。
 お陰様で、私は、美作商事にて、スキルを磨かせてもらっております。」


其のあきらの第2秘書で在る 『例の優紀の前の職場の先輩』の言葉に、今にも、泣きそうに、優紀が一言だけ、言って居た。


「先輩…。
 其の節は、申し訳在りませんでした。」と…。


だが、あきらの第2秘書で在る 『例の優紀の前の職場の先輩』は、社交辞令か如何かは分からねぇが…。
真っ当な言葉を優紀に伝えていた。


まあ、多分、“優紀の事は、吹っ切れたんじゃねぇか?”と、俺は、察していた。


「松岡さんの幸せそうな姿が見れて良かったですよ。
 此れからも、お幸せに…。」


優紀も、社交辞令って訳じゃねぇだろうが、礼を言って居た。


「先輩…。
 有難う御座います。
 幸せに成ります。」


あきらは、優紀の言葉に苦笑していた。


俺に至っては、優紀の最後の言葉の『幸せに成ります。』という言葉は、最高に俺のテンションが上がっていた。


だからだろう事は、あきらにも分かったのか?
あきらは、俺の顔を見る時は、ニヤニヤしてやがった。


しかし、俺は、今回の『party』の間中、機嫌が良かった事は、言うまでも無い。



そして、其の日の『party』を終えて、俺と優紀は、西門邸に帰って居た。

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