イケナイ冬【イケナイ夏】…＜総優＞　　続編　⑧

2019/12/15 01:52

＜総二郎side＞

俺は、俺の誕生日で在る　12月3日の優紀を堪能した。

で、其の後、俺は、あきらと桜子を呼び出していた。

今回の礼のつもりで、俺は、あきらと桜子を呼び出したのだった。

で、俺は、桜子に礼を伝えていた。

「桜子…。
　サンキュな‼」

桜子は、ニヤッと、笑って言って除けていた。

「其のご様子だと、上手く行ったらしいですね‼」
「ああ。
　今回ばかりは、桜子には、感謝しかねぇわ‼」

あきらは、苦笑いの様子だった。

桜子は、続けて、訊いて来た。

「で、優紀さんは、其の後、如何（いかが）ですの？」

俺は、桜子から言われた言葉の意味が分かって居なかった。

「其の後って…如何いう意味だ？」

桜子は、呆気に取られた様子だった。

「西門さん…？
　お分かりに成りません？
　優紀さんを、堪能…為さったんですよね？
　其れでしたら、優紀さんの其れから以降は、大胆に成られたんじゃ御座いませんの？」

俺は、桜子が、俺に何を訊きたいのか？
漸く分かった。

「ああ。
　そう言う事か？
　まあ、“ぼちぼち”だろ？
　俺と付き合い出して、そんなに日にちは経ってねぇんだ‼
　其れに、俺とこう成るまでの優紀が付き合った男は、あきらん所（とこ）（美作商事）
　の秘書だけだったらしいし…よ。
　其の秘書との関係も、唯のプラトニックだったらしいし…な。
　其れに、優紀は、うちの（西門）邸で、親との同居だろ？
　あの優紀、何だし…よ。
　そう簡単に、大胆には、慣れねぇだろ？」

桜子は、納得した様で…。
納得の言葉を、俺に返していた。

「そうですわね。
　早く、優紀さんにも、大胆に成れると良いですけど…。」
「………」

俺は、桜子の言って居る意図は、分からなかったが…。
敢えて、俺は、桜子に訊き返さずに居た。

あきらは、更に、苦笑いを浮かべていたが…。
今思えば、優紀の性格からいうと、優紀のあんな行動は、かなり、優紀自身、勇気がいった事は否めないと思っている。

其れからの其の後の俺は、俺の誕生日に優紀から、優紀の俺に対する想いをもらったと思っている。

そう思って居たそんな日から、幾日か経った頃…。
俺は、優紀に俺の気持ちを示すのは、今度は、俺の番だと認識していた。

そんな俺は、『Christmas eve』の12月24日…。
優紀に、プロポーズしようと、企んでいた。

どんなに忙しくても、此の日だけは、早く帰れる様に、スケジュール変更をさせていた。

だが、其の前に、もう一つ、俺には、遣るべき事が有った。

其れは、優紀の両親に挨拶する事だった。

俺は、まだ、優紀の両親に会った事がねぇ。

其れは、優紀の両親から、俺が、如何、思われているか？
不安だったからだ。