tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

おとり捜査…<つかつく>  12.




<此の二次小説『おとり捜査…<つかつく>  12.』の文面に、不快に成られるやも
 知れない場面が出て来ます。
 大切な場面の為、外す事が出来兼ねます。 
 了承願います。>



そして、司はリムジンを降りる成り、誰よりも早く病院の手術室に着いた司は、手術室の前に佇んで居た。


そして、丁度、手術室から出て来た看護師に、司は、確認していた。


「牧野つくしは、如何成った?」
「現在、まだ、手術中です。
 出血多量の為、輸血が必要です。
 警察官の方からも、採血して頂きましたが…。
 まだ、足りません。
 B型の方が、いらっしゃいましたら、お願いしたいと、思っております。」


司は、“(司自身が認識して居る)牧野つくしなら、何を置いても、助け出したい。”と、思って居た。


だから、看護師に、司は、訴えた。


「俺は、B型だ‼
 俺は、如何成っても構わない。
 だから、つくしを助け出してくれ‼
 二人分でも構わねぇ。
 俺の血をつくしに遣ってくれ‼」


看護師は、改めて、司に訊いて居た。


「貴方と患者の御関係は…?」


司は、間髪入れずに、看護師に答えていた。


「俺は、『牧野つくし』の婚約者だ‼」


総二郎とあきら、そして、優紀と桜子は、丁度、病院の手術室の前に到着した時に、司と看護師の会話を聞いて、驚愕して居た。


“何時(いつ)の間に、司と牧野(つくし;先輩)は、婚約して居たのだ⁉”と…。



だが、司は、採血の為、別室に向かって行った。



そして、其れから、数時間経った頃…。
司は、目を覚ました。


司は、採血をしたという事で、点滴をして居た。


司が、点滴を受けて居る病室には、総二郎とあきらが居た。


司は、総二郎とあきらに声を掛けていた。


「つくしの手術は…?」


あきらが、司に伝えて来た。


「まだ、(つくしの手術は)終わってねぇ。」
「そうか…。」


司は、力なく、答えていた。


だが、総二郎とあきらは、お互いの顔を見合わせて居て、不思議に思って居た事を司に訊いて視る事にした。


だが、総二郎は、あきらに目配せをする様に、“やはり、其処はあきらだろ?”と、言わんばかりに、総二郎は、あきらに目配せをして指示をしていた。


なので、あきらが、言い難そうに、司に言葉を発し始めて居た。


「なぁ~、司…?
 牧野とは、如何言う関係、何だ?」


司は、全てを総二郎とあきらに話しして聞かせて居た。


だが、総二郎とあきらにとっては、腑に落ちない所も在った。


だから、総二郎とあきらは、また、訊き出そうとして居た。


だから、総二郎とあきらが、顔を見合わせた事に寄って、総二郎の目配せに寄り、あきらが、口火を切って来た。


「何で、警察官の牧野が、『司の取引先企業の秘書』…何だ?
 其れって、如何いう意味、何だ?」


司は、力なく答えて居た。


「多分、其の企業の会長の『爺さん』と、ババアとが、何か、企んで、俺につくしを会わ
 せたんだろ?」


司は、憶測では在ったのだが…。
“此の状況なら、確実にそう言う事だろう。”と、司は、認識していた。


だから、其の事を察した総二郎とあきらは、納得した。


で、あきらは、納得した様に、司に訊いて居たのだった。


「で、司は、牧野に、惚れたんか?」
「ああ。」


全く、司は、力なく、点滴をして居ない方の腕を目の上に乗せていた。


総二郎とあきらは、司は、涙を堪えてるんだろう事は、推測出来た。


辛そうな司の声に、司のつくしへの気持ちの本気度が分かった様な気がして居た総二郎とあきらだった。



やっと、つくしの手術が、終了した頃には、次の日の朝方に成って居た。


夜が明け、辺りが、明るく成って来た頃の時間だった。



だが、つくしは、まだ、覚醒して居なかった。


取り敢えず、つくしは、覚醒するまで、ICUに移された。



司は、つくしの居る場所から、離れる事が出来ずに居た。


司は、心の中で、叫んでいた。


“つくし…。
 頼むから、目を覚ましてくれ‼
 俺の目の前から、居なく成らないでくれ‼”と…。



総二郎とあきら、そして、優紀と桜子は、そんな司の様子に居た堪れなかった。


優紀は、つくしが、捜査1課に、配属に成ったと聞いた頃から…。
“何時か、こんな事に成るんじゃないか?”と、懸念していた。


勿論、正義感の強いつくしにとっては、警察官は、つくしの天職だろう事は、頷けていた優紀だった。


後(のち)には、桜子も、そう思う程だった。


唯、其れは、『婦警さん』だった頃のつくしだった事は、優紀と桜子にとって、言うまでも無かった。


其れに、つくしの其の当時の『少年課』勤務の頃は、楽しそうに『婦警さん』を熟して居たつくしだった。


元々、『人たらし』のつくし…。
元々、策士の桜子を…も、手懐けられる力を持って居た。


其れ程までに、人付き合いは、上手いつくしだった。



だが、今は、生き生きして居る様でも、やはり責任感で、圧し潰されそうに成る事も在ったつくしだった。


其れ故、何故、つくしが、こんな事件に巻き込まれたのか?
優紀と桜子は、不思議で成らなかった。



一方、司は、例え、つくしが、元気に成っても、もう、絶対、警察官に戻すつもりは無かった。


司は、司の傍で、つくしが、笑って居て欲しかった。


つくしを失うかも知れないという恐怖を、もう二度と、味わいたくない司だったのだ。



<現在の医学分野に関して、全く、疎いamiですが…。
 手術の内容に、間違って記載している箇所が有るやも知れません。
 ですが、其処は、『二次小説の世界』と、スルーして頂けましたら、幸いです。
 関係者各位 様、お詫び申し上げます。>

×

非ログインユーザーとして返信する