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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①




<此の二次小説『鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編』は、 
 『泣かずに居られるのなら…<つかつく>』の番外編で在る 『初めての運動会【泣か
 ずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編』 及び 『Trick or Treat【泣か
 ずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編』 及び 『七草粥【泣かずに居られ
 るのなら】…<つかつく>  番外編』 及び 『司のBirthday & 愛妻の日【泣か
 ずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編』の『spin off』の様な感じで、『
 分』に合わせて綴らせて頂きました。
 ご覧下さいましたら、幸いです。
 宜しくお願い致します。
 また、此の二次小説『鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編』
 は、『下書き保存』無しで、直接、『予約投稿』して居る二次小説に成ります。
 其の為、証拠と成る画像が残せて居ない事を、合わせてご報告させて頂きます。
                       記載日…2019.10.14 23:31>




司は、ここ最近に成って、航の様子を観て居て、航の事に関して、考える事が多く成って居た。


実は、司が、常日頃、考えて居る事は…。
“航の此れからの将来は、此のままの航のままで、此の(道明寺HDの後継者として、企業
 人としての)世界で、遣って行く事が出来るのか?”と、言う事だった。



航の容姿は、確かに、司…似だった。


だから、“如何しても、航は、見た目で判断され易いかも知れない。”と、司は、危惧していた。



何故なら、航の中身…。
所謂、航の性格や性質は、確実に、つくし似だった。
所謂、『牧野家』似という訳だった。


だから、航は、人に優しい…のだ。
否、つくし同様、『お人よし』だったのだ。
(所謂、航は、つくしのパパ似と言っても、過言じゃ無かった。)


つくしでさえも、そんな航の将来の事を心配するかの様に、以前に、司に言って居た事が有った。


「航を観て居ると、進の子供の頃の事を思い出すよ。
 進は、いざと成ると意気地が無い。
 私が高校生だった頃に、私と進が二人だけでアパートに住んで居た時に、泥棒に入られ
 た事が有ったでしょ⁉
 其の時も、進は、私を盾にしたんだから…。」


そんな話しをつくしから聞いた司は、行動に移す事を決心するのだった。


“確かに、航の性格は、弟(進)に似た処が有る。
 今の弟だと、想像も付かねぇが…。
 つくしが言う様に、ガキの頃の弟の性格に、航が似てるというのなら…。
 航は、道明寺家の御曹司としては、始末に悪ぃ…。
 航を騙そうとする輩が現れねぇとも限らねぇ‼
 だったら、今がチャンスかも知れねぇな‼”と…。



そして、司にとっては、もう一つ、航の事に関して、始末に悪い事が有った。


其れは、航の性格や性質は、つくしの様に…。
航の此の歳にして、既に、『人たらし』振りを発揮していた。


また、航は、情に脆く、自分の事より、人助けに走ってしまう。
所謂、『平和主義』の航だった。


そして、つくし同様…。
良く笑い、良く食べる。
食べる時は、美味しそうに食べる。


そんな航の口癖は…。
「美味しい…ね‼」だった。


ニコニコ笑い乍ら、そんな風に言う航の事を、タマは、いつも…。


「航坊っちゃんは、幼少期の頃から、つくしにそっくりださね。」と、言っていた。


幼少期の頃の航にとっては、まだ見ぬ母親のつくしだったのに…だ。
既に、幼少期の頃の航の性格や性質は、つくしに似て居たのだ。



そうなのだ‼
産まれて来た時から、航の性格や性質の何もかもが、『つくし』だったのだ。
否、『牧野家』似だったのだ。



だから、司は、航の将来を心配し始めた。


女の子なら、つくしに似て居る方が愛嬌が有り、つくしの様に、誰からも愛される存在に成り得るだろう。
だから、女の子…成らば、其れで良いかも知れない。


だが、航は、男の子だ。


“今から、そんな調子じゃあ…。
 此れから先が、思い遣られる‼”と、思う司だった。


司が居る此の世界は…。
気を抜く事の出来ない世界だ‼


司は、既に、NYで、経験済みだった。


司が、NYに渡米した頃は…。


「唯のお坊ちゃま…。」
「脳無し…。」
「見た目の容姿だけ…。」
「唯の『七光り』…に、過ぎない。」


と、言われ続けていた。


司は、幼少期から、英才教育を受けて居た為…。
中等部・高等部の頃の司は、勉学を疎かにしていた。
そんな日本での生活…を、NYでは、後悔する程だった。


NYでは、“『道明寺家出身』だ‼”というだけでは、通用する様な世界では無かった。


だからこそ、航の将来を危惧する司だったのだ。


今の航にとっては、荷が重過ぎる世界なのだ。


今の航は、人に優しいが故に、子供の頃の進に似て居て、精神的に気が弱いのだ。
そして、航に関しては、泣き虫な所が在った。


司は、航を、精神的に強い航にして遣りたかったのだ。
此れからの航が渡って行くで在ろう 此の世界に航自身の力で、此の世界に君臨する為に…。



で、司は、つくしから聞いた此の時期の年間行事で在る 『節分』を利用しようと思ったのだ。


だから、西田に、話しし始めた司だった。


「西田…。
 2月3日は、『節分』らしいな‼
 地域に寄れば、『鬼退治』の行事事が有るらしいな‼
 其れを利用したい。
 手配してもらえるか?」


西田は、司の言葉に、直ぐには、理解出来なかった。


「………。
 航坊っちゃんの為でございますか?」


だから、司は、そんな西田に、間髪入れずに、説明するのだった。


「ああ。
 航は、つくしの性格や性質に似て、精神的に気が弱い所が有る。
 此のままの航なら、将来、此の世界を歩いては行けねぇだろ?
 だから、此の『節分』という行事を利用してぇと思うんだ‼
 SPに鬼の格好をさせて、航に襲わせ様と思う。
 如何だ‼
 名案だろ?」


西田は、司の考えて居る事には、些か、不安だった。


「此の事は、つくし様は、ご存じでございますか?」
「否…まだ、知らねぇ。
 つくしには、俺から、ちゃんと、伝える。」


確かに、西田も、航に関しては、司同様、思う処は有ったのだ。
なので、西田は、司に了承の言葉を伝えていた。


「承知致しました。」


で、取り合えず、西田は、航付きのSPに、此の事を伝え、司との打ち合わせに同行させるので有った。



そして、司は、タマにも、此の事を伝えるので有った。


何故なら、タマに報告して於かなければ、厄介な事、此の上ない事も、司には、理解しているからだった。


そして、タマも、素直さの有る航では在ったのだが…。
其れが故に、航の精神的な気の弱さを危惧して居たので、司からの話しを聞いたタマも、司に了承したので有った。


だが、司は、タマに付け加えたので有った。


「つくしには、此の事は、まだ、言うなよ。
 俺から、つくしに伝えるから…。
 つくしが、誤解しても厄介だから…な。」


安定期とはいえ、妊娠中のつくしの事を考えて、タマからは、伝えるつもりもなかったのだが…。
司からの言付けに、タマは、司に、了承の意を込めて、頷いて魅せていた。



<此の二次小説『鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①』は、
 長目に成っております事をお詫び申し上げます。>

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