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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  16.




<此の二次小説『此れからの私は…<総優>  16.』は、一部の言葉に、『不快』 
 もしくは、『不愉快』に成るやも知れない言葉が入っております。
 此の二次小説『此れからの私は…<総優>  16.』のシーンの中で、外す事の出来
 ないシーンの為…。
 外す事が出来兼ねます。
 了承願います様、宜しくお願い致します。>



総二郎の嫁を名乗って居た西門家の嫁は、家元に考える時間を貰った事で、優紀に会いに来ていた。


花沢物産に連絡をして、優紀を呼び出していた。


そして、メープルのカフェで、向き合って話ししていた。


先ず、口火を切って来たのは、西門家の嫁の方だった。


此処での西門家の嫁は、優紀の前だと言う事も有ったので在ろう。
総二郎の嫁としての立場をフルに活用して居た。


「ごめんなさいね。
 急に、お呼び立てして…。」


優紀は、緊張していた。


「いいえ、飛んでもございません。」


物腰の柔らかい優紀に、西門家の嫁は、一瞬、返答する言葉を失って居た。


西門家の嫁は、優紀の事を、もっと、狡賢い女性かと思って居たのだった。
“あの総二郎さんを手玉に取る位だから…。”と…。


だが、実際の優紀と会った西門家の嫁は、家元が言って居た言葉が、分かった様な気がしていた。


実は、此の西門家の嫁も、英徳学園出身者だった。


だから、つくしの事は、良く知っていた。
学年が違って居たので、喋った事は無かったのだが…。


なので、優紀の存在は、噂では知っていたのだが、実際の西門家の嫁と優紀は、今回が、初対面だった。


だから、噂で聞いて居た優紀との違いに、西門家の嫁は、面食らって居たのだった。


だが、優紀に向かおうとする西門家の嫁だった。


「今日、お呼び立てしたのは、総二郎さんと貴女との関係を知りたくて…。
 実は、私(わたくし)は、家元から、西門家との離縁を要求されてますの。
 だから、貴女の想いも知って於きたいと、思いましたの。」
「えっ??」


優紀は、驚愕していた。


だから、優紀は、驚愕の言葉しか出て来なかった。


だが、優紀は、西門家の嫁が誤解して居ると感じていた。


だから、“其処は、ちゃんと、西門家の嫁に伝えよう‼”と、思って居た優紀だった。


「あの…。
 ご迷惑をお掛けしてしまったのでしたら、申し訳御座いません。
 ですが…。
 現在の西門さんと私は、何の接点も御座いません。
 ですから、誤解為さらないで頂けますでしょうか?
 西門さんにも、誤解させる様な事が有ったのでしたら、“申し訳御座いませんでし
 た。”と、お伝え下さいますでしょうか?」


其処で、西門家の嫁は、優紀に訊き出していた。


「と言う事は、総二郎さんにお会いに成ったと言う事かしら?」


優紀は、隠す事無く、西門家の嫁に話ししていた。


「はい。
 先日、私が、勤めて居ります花沢物産に、家元がお越し下さいました。
 其の折に、西門さんも、お越しに成りました。
 私は、誤解を与えない様に、お話しさせて頂いたつもりでしたが…。
 もし、其の時に、西門さんが、誤解を為さって居られましたら、申し訳無いと思いまし
 たので…。
 西門さんと、お逢いしましたのも、唯、其の時だけです。」


優紀の姿に、動揺が観られない事から、西門家の嫁は、優紀の言って居る事は、“本当の事なのだろう。”と、認識していた。


そして、西門家の嫁は、優紀に確信を付いて来た。


「貴女は、今でも、総二郎さんの事をお好きなのかしら?」


優紀は、如何いうべきか?
悩んだが…。
正直に伝えていた。
嘘を付いても、何れ、知られる事に成る様な気がして居たからだった。


「はい。
 ですが…。
 ご迷惑をお掛けするつもりは在りません。
 唯、陰から、私は、西門さんを想って居るだけです。
 其れさえも、お許し頂けないでしょうか?
 私は、西門さんと如何こう成りたい訳では在りません。
 寧ろ…。
 私では、西門さんのお邪魔に成るだけです。
 私は、一般家庭の娘ですから…。
 奥様の様に、家柄のしっかり為さった方の方が、西門流には、相応しいと思います。」


優紀は、自身で言った言葉だったのに…。
優紀の心の中は、悲しく成って居た。


だが、西門家の嫁は、そんな優紀に敗北感を蓄えていた。


だから、西門家の嫁は、優紀に言えた言葉だったのだろう。


「いいえ、総二郎さんの事を、此れからも、今までと変わりなく、好きで居て上げて下さ
 い。
 私では、総二郎さん…。
 いいえ、西門さんを幸せに出来ない事が、証明されました。
 西門さんの幸せは、貴女で無いと報われない事を知りました。
 貴女に会えて、お話し出来て、良かったです。」


そう話しして居る処に…。
総二郎が、血相を抱えて、西門家の嫁と優紀の前に現れていた。


「優紀…。
 大丈夫か?」
「へっ??」


優紀は、総二郎の登場に、驚愕していた。


総二郎は、驚愕して居る優紀の腕を引き寄せて、優紀を抱き締めていた。


そして、総二郎は、優紀を総二郎の背中に隠していた。


そして、更に、総二郎は、西門家の嫁に悪態を突き出していた。


「如何いうつもりだ‼
 優紀は、何も知らねぇんだ‼
 何故、優紀を呼び出した?」


だから、西門家の嫁は、総二郎に話ししていた。


西門家の嫁の前で起こって居る総二郎の行動を観て居た西門家の嫁は…。
“現在の西門家の嫁としての立場は無いも同じ。”と、西門家の嫁は、認識していた。


だから、西門家の嫁は、総二郎に言えた言葉だったのかも知れない。


「“松岡さんの『人と成り』が、素晴らしい。”と、家元からお聞きして、松岡さんとお会
 いしたく成ったんです。
 そして、実際、松岡さんとお会いして、何故、西門さんが、松岡さんと別れても、今も
 尚、松岡さんが良いのか?
 分かった様な気がします。
 此の私(わたくし)にも、松岡さんの気持ちを正直にお話し下さいました。
 西門さん…。
 松岡さんと幸せに成って下さい。
 松岡さん…。
 お二人の仲を引き裂いた事を許して下さいね。」


総二郎は、西門家の嫁の言葉を聞いて、ホッとして居たが…。
優紀は、複雑な気持ちに成って居た。


だからだったのだろうか?
言葉が出せず、涙を流し、泣き乍ら、首を横に振って居る優紀が、其処には居たのだった。


其の間、優紀は、総二郎の腕の中に居た。
所謂、総二郎は、涙を流して居る優紀を放って置けなくて、再び、優紀を抱きしめて居たのだった。



そして、其の後…。
総二郎と西門家の嫁は、離婚手続きに入り…。
実際、数か月後には、離婚して居た。

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