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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編①




<此の二次小説『成人式party【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編』は、
 『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』の『番外編』として、綴ってお
 ります。
 『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』と、合わせて、ご覧頂けました
 成らば幸いです。
 宜しくお願い致します。>




4月に成れば…。
F4・滋は、大学3年、つくし・優紀は、大学2年、桜子は、大学1年に、それぞれ、進級する。


実は、F4は、其の年の成人式行事に、出席しなかった。


出る必要性を感じて居ないと言う事が、F4の理由だった。


だが、寂しく感じて居たのは、F4の母親軍団だった。



そんな時…。
美作兄妹の母親で在る 夢子は、ふと、考えて居た。


実は、美作家では、あきらに続いて、翌年の成人式には、つくしが、(成人式を)迎えるのだ。


と言う事は…。
美作兄妹の母親で在る 夢子にとって、あきらが成人式に出席しなかったからと言って、寂しがって居る場合では無かったのだ。


つくしが成人式に出席する為の『振袖』を用意しなくてはいけなかったのだ。



夢子は、普段、『Lovely fashion』に身を包んでいた。


所謂、『着物』という類(たぐい)の物には、疎いという訳だった。


だから、夢子は、其の手のプロで在る 家元夫人に助けを求めたので在った。



で、夢子は、家元夫人に連絡して居た。


「家元夫人に、お願いが有って…。
 聞いて頂けないかしら?」
“如何いった事かしら?”


家元夫人は、夢子の言葉に、怪訝に思っていた。


何故なら、普段、夢子は、何か有れば…。
夢子にとっては、幼馴染の楓に頼っていた。


だから、普段の夢子が、家元夫人に頼って来る事は、ほぼ無いのだ。


だから、家元夫人は、怪訝な声で、夢子に訊いて居たのかも知れなかった。


夢子は、臆する事無く、家元夫人に話ししていた。


「実は…ね。
 来年の1月の成人式って、つくしの学年なのよね。
 って事は、そろそろ、つくしに振袖を用意して上げないといけないんだけど…。
 ご存知の通り…。
 私(わたくし)は、着物の類(たぐい)は、疎いでしょ‼
 だから、家元夫人に相談したくって…。」


家元夫人は、夢子の言葉に納得していた。



夢子は、家庭的な料理(ジャンルは問わず)や デザートの類(たぐい)を作る事や、裁縫等の奥様業には、長けていた。


だが、家元夫人は、そういう意味で言う処の奥様業の様な類(たぐい)は、一切、しないし…。
不向きだった。


人には、『得手不得手』が有る。


なので、夢子は、一切、恥ずかしがって居なかった。


なので、家元夫人も、気にする事無く、夢子が頼って来てくれた事を、嬉しく思っていた。


なので、家元夫人は、夢子に返答していた。


“そう言う事だったのね。
 ええ、宜しくてよ。
 私(わたくし)が贔屓にしている呉服屋を紹介するわ。
 勿論、ご一緒しても、宜しくてよ。”


夢子は、家元夫人の言葉に、ホッとしていた。


だから、夢子は、家元夫人にお礼の言葉を告げていた。


「ほんとに…‼
 家元夫人に、感謝するわ。
 宜しくお願いします。」
“ええ。”


家元夫人は、夢子に返事していた。



だが、家元夫人は、ふと、或る事を思い出していた。


つくしが、来年1月、成人式なら、優紀も来年1月は、成人式を迎える。


其の事を、家元夫人は、思い出していた。


だから、家元夫人は、夢子に訊いて居た。


“つくしちゃんが、『成人式を迎える』って事は、優紀さんも、『成人式を迎える』と、
 言う事よね?”


夢子は、家元夫人の言葉に、不思議に思って居たが…。
一応、夢子は、家元夫人に返答していた。


「ええ、そうよ。
 つくしと優紀ちゃんは、同級生だから…。
 先日の『party』で、優紀ちゃんのお母様の松岡総合病院の理事長とお会いした
 時…。
 ご挨拶したから…。
 其の時にも、同じ年の娘を持つ(母)親として、色々お話ししたし…。」
“あら、大変‼
 優紀さんのお振袖は、如何成って居るのかしら…?”


家元夫人は、慌てていた。


夢子は、家元夫人の慌て振りに、些か、仰天していた。


何故なら、優紀には、母親だけじゃ無く…。
華道 花咲流の家元が就いて居る筈のだから…。


だから、夢子は、家元夫人に訊いてしまったのかも知れなかった。


「家元夫人が、如何して、そんなに慌てていらっしゃるのかしら…?」


だが、家元夫人は、夢子に、正論とでも言う様に、夢子に伝えていた。


“あら、優紀さんは、総二郎とお付き合いしてるのよ。
 だから、此方で、ご用意しなくては…。”


夢子は、家元夫人の言葉に、些か、面食らっていた。


「えっ??
 優紀ちゃんには、優紀ちゃんのお母様も、祖母に当たる 華道 花咲流の御家元も、お
 傍に居らっしゃるのに…?」
「………」


家元夫人は、夢子の言葉に、我に返っていた。


だから、言葉に出来ないで居た家元夫人だった。


本来の家元夫人は、娘が欲しかった。


しかし、家元夫人の子供は、全て、息子…。


其れだけに…。
家元夫人の息子で在る 総二郎と付き合って居る優紀に、家元夫人は、何かして遣りたくて仕方なかったのだ。


だから、娘を3人も持つ夢子を羨ましく思う家元夫人だった事は言うまでも無い。



だが、密かに、家元夫人は、松岡家で優紀の振袖の用意をする際…。
一緒に、立ち合えないか?
考えて居た事も言うまでも無かったのだ。

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