tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

此れからの私は…<総優>  9.




<総二郎side>


俺は、俺の親で在る 家元と家元夫人に向かう事にした。


俺は、あの茶会の後…。
親父から呼び出された日以来、西門邸には、一切、入った事は無い。



だから、使用人頭のかよには、伝えていた。


「俺の自室には、あの女を入れるなよ‼
 俺の自室は、常に、鍵を掛けて於いてくれ‼
 で、其の鍵は、俺とかよだけが、持つ事にする。
 だから、誰にも、貸すなよ‼
 俺の自室の中には、俺と優紀の思い出が有るんだからよ‼」と…。


勿論、俺が、西門邸を出てからも、俺の自室には、あの女を入れねぇ様に、かよには、伝えて於いた。


だからだろう。


かよも、心得てくれて居るのか?
俺との約束事に、了承の言葉を告げてくれた。


「承知しております。」と…。


かよは、俺との約束事は、破った事がねぇから、安心していた。



だから、此れで、あの女は、俺の自室には、出入り出来ない筈だ。


だから、俺は、俺のマンションで暮らしていた。
西門家所有では在るのだが…。


だから、此のマンションに出入り出来る事も、部屋に入る際の操作に関しても、知るのは、俺以外では、使用人頭のかよだけだった。


勿論、マンションに入る際の指紋認証の件に関しても、部屋のキーの件に関しても、ダブルキーにして於いた。


だから、此のマンションに出入り出来る事も、あの女には、出来ない様にして於いた。



だから、久し振りの(西門)邸だった事は、言うまでもねぇ。



俺にとって、会いたくもねぇあの女に会うかも知れねぇから、俺は、直接、家元の自室に向かって居た。


そして、俺は、家元に直談判するつもりで居た。


「一日も早く、あの女と離婚させてくれ‼」と…。


家元は、怪訝な顔付きに成って居た。


何故なら、あの茶会以来、両家の間では、俺とあの女との離婚の話しに至って居ねぇ様子だったからだ。


だからこそ、俺は、家元に伝えて居た。


「一日でも早く、あの女とは、離婚してぇんだ‼
 俺は、今では、後悔してるんだよ。
 何故、あの時…。
 将来の西門流の事を理解して居る優紀の厚意に甘えて、俺は、“優紀の気持ちに従って
 しまったのか?”と…。
 俺は、あの時…。
 優紀を取るべきだったんだよな。
 西門流の将来よりも、優紀を取るべきだったんだ。
 今頃に成って、思うんだよな。
 “司に出来た事が、何故、俺に出来なかったのか?”と…。
 一日でも早く、あの女と離婚しねぇと、優紀は、花沢家に嫁ぐ事に成んだよ。
 類の話しに寄ると…。
 優紀は、類の親父さんとお袋さんに、類との結婚を強要されて居るらしい。
 もし、優紀が、花沢家へと継ぐ事に成ったら…。
 俺は、此の世には居ねぇから…な。
 其のつもりで居てくれ‼」
「総二郎っ…‼」


家元は、俺の最後の言葉に、絶句して居る様子だった。


だが、俺は、本気だった。


何故なら、俺は、優紀を失う位ぇなら、此の世に、何の未練もねぇからだった。


だからだろうか?
家元は、俺の真剣な顔付きを見て、条件を出して来た。


「分かった。
 総二郎の気持ちは、十分、分かった。
 だが、彼方(あちら)は、其の気が無いんだ。
 だから、時間が欲しい。」


だが、俺にも、時間がねぇ。


だから、家元からの打診には、俺自身、了承出来ずに居た。


「俺は、家元との約束の2年を、何も言わず、西門流に尽くした筈だ‼
 其の2年は、既に、過ぎてんだよ。
 まだ、其の上、俺を待たせるのか?
 此のまま、家元の言葉を信じて、俺が待てば、また、ずるずる、待たせて、有耶無耶に
 でもするつもりなのか?
 『然う(そう)は問屋が卸さねぇ(ない)』んだよ‼
 俺は、優紀を此の手の中に、取り戻す。
 誰にも、邪魔させねぇ。」


家元は、俺に何を言っても、話しが通じねぇ事に諦めたのか?
俺に、伝えて来た。


「分かった。
 私の方から、彼方に、話しを伝えよう。
 だが、そんなに、松岡さんは、お前にとって、必要な女性なのか?
 私は、総二郎の事を言えた義理じゃ無いが…な。
 総二郎…。
 お前も、『女遊び』に明け暮れた日々だっただろう?
 其れが、何故、そんなに松岡さんに固持してるんだ?」


俺は、呆れていた。


家元は、優紀の何を観て来たのだろうか?
全く知らねぇって、訳でもねぇだろうに…。


だから、俺は、優紀という女性が、俺にとって、必要不可欠だと言う事を、家元に伝えていた。


「ああ。
 確かに、高校のガキの頃の俺は、『女遊び』が、止められなかった。
 其れに、俺は、将来の俺の立場を悲観する余り、優紀の良さを視ようとせず…。
 反対に、高校のガキの頃の俺は、優紀を傷付け続けて来た。
 其れでも、あいつは、俺の事を好きで居続けてくれた。
 そんなあいつは、俺の為に成ると思えば…。
 そーっと、背中を押してくれる様な女、何だ‼
 何時(いつ)も、俺は、優紀に支えられてた。
 其の事に、やっと、気が付いた俺は、優紀と付き合う様に成った。
 此の俺が、一人の女に、のめり込む等と…。
 誰が思った。
 司にしても、類にしても、あきらにしても…。
 そんな俺を、最初は、驚愕してたよ。
 けど…。
 優紀を知れば知る程…。
 俺は、優紀にのめり込んだ‼
 俺は、優紀さえ、傍に居てくれたら、何時も、ホッとしてた。
 俺は、変わったんだよ‼
 一人の男として…。」
「………」


俺の力説に、家元は、驚愕していた。


だからだろう?
家元は、一切、言葉を発しなかった。


だから、俺は、心の中で、思って居た。


“今でも、遊び続けて居る様なあんたには、男としての俺の変わり様は、一生、分からね
 ぇ筈だ‼”と…。


だが、俺は、最後通告とでもいう様に、家元に伝えて於いた。


「2~3日中には、彼方と決着付けてくれ‼」と…。
「………」


だが、家元からの返答は無かった。


なので、俺は、家元に、追い打ちを掛ける様に、一言、言って遣った。


「俺が、此の世から去るのが先か?
 家元が、決着付けてくれる事の方が先か?
 何方かだろうな‼」と…。


俺は、家元の返答を聞く前に、家元の自室から、出て来て遣った。



<此の二次小説『此れからの私は…<総優>  9.』は、不快に思われるだろう言葉が
 入っております。
 二次小説ネタとして、外す事が出来ない為…。
 了承願います。
 お詫び申し上げます。
                    お詫び掲載日…2020.1.26 0:57>

×

非ログインユーザーとして返信する