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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  15.




<此の二次小説『此れからの私は…<総優>  15.』は、一部の言葉に、『不快』 
 もしくは、『不愉快』に思われるやも知れない言葉が入っております。
 此の二次小説『此れからの私は…<総優>  15.』に於いて、省く事が出来ないシ
 ーンと成る為…。
 省く事が出来兼ねます。
 了承願います様、宜しくお願い致します。>



其の後…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、西門家の嫁の実家に当たる婚家の両親に、離婚に関して、申し伝える為…。
西門邸に呼び出していた。


そして、行き成り、本題に映っていた。


「総二郎は、“離婚したい。”と、申し出ている。
 此の結婚は、『政略結婚』故…。
 結婚当初から、破綻して居た。
 其れに、“次期家元夫人としてのブランドさえ手に入れば、他に何も要らない。”と、言
 われてしまった総二郎は…。
 “俺は、此のまま、婚姻関係を続け無ければいけないので在れば、次期家元の座を放棄
  する。”と、私に言って来ている。
 其れに、実際、総二郎は、此の西門邸から、出て行ったままだ。
 此のままでは、西門流の繁栄は、望めないままだ。
 だから、此方としては、離婚を要求する。」


家元が、其処まで、話しして居た処に…。
西門家の嫁が、部屋に入って来た。


「私(わたくし)は、離婚を致しません。
 総二郎さんと私(わたくし)が、離婚をすれば…。
 あの女と、総二郎さんが再婚をすると言う事ですよね?」


家元は、西門家の嫁が知っていた事に、驚愕していた。


だから、西門家の嫁は、其のまま、話しを続けていた。


「私(わたくし)は、総二郎さんとあの女が、総二郎さんの大学生の頃より、お付き合い
 を為さって居る事は、存じ上げておりました。
 しかも、総二郎さんのお相手の方は、道明寺財閥 御曹司の婚約者で在る 牧野様の幼
 馴染で親友で在ると言う事も…。
 ですが…。
 私(わたくし)は、中学生の頃から、ずーっと、総二郎さんを見続けて参りました。
 そして、中学生の頃から、私(わたくし)は、ずーっと、総二郎さんをお慕い申して居
 りました。
 なのに…。
 あの女は、総二郎さんとお付き合いを始めたんです。
 私(わたくし)は、いつもの『女遊び』だと…。
 総二郎さんは、浮かれて居るだけだと…。
 総二郎さんは、直ぐに、あの女に飽きると思って居りました。
 ところが、“総二郎さんは、あの女の事を結婚相手として考えて居る様だ。”と、SPか
 ら聞かされた時の私(わたくし)は、武者震いを起こしました。
 “そんな事は有り得ない。”と…。
 私(わたくし)の実家は、旧 華族です。
 “此の私(わたくし)が、一般家庭の娘に負ける筈等無い。”と、考えました。
 “絶対に、私(わたくし)は、総二郎さんを、私(わたくし)の方に振り向かせて魅せ
 る。”と、思って参りました。
 だから、両親に、此の縁談を持ち掛けてもらったんです。
 其れは、SPから、連絡が入ったからでした。
 “家元と家元夫人は、あの女の事を認めて居ない様だ。”と…。
 なのに、あの女は、“西門流の繁栄の為に…。”と、総二郎さんの背中を押したと聞きま
 した。
 其の時…私(わたくし)は、思って居たんです。
 いいえ、怯えて居たんです。
 例え、此の縁談が、纏まったとしても、何時かは、こういう時が来る様な気さえしてい
 ました。
 総二郎さんは、一切、私(わたくし)に、靡こうとして下さらなかった。
 私(わたくし)が、総二郎さんの腕に触れられたのは、挙式と結婚式の時だけでした。
 其れ以外、私(わたくし)は、総二郎さんからも、触れられた事が、一切、御座いませ
 ん。
 しかも、挙式の時の誓いのkissも…。
 実は、kissをしている振りだけだったんです。
 其の時に、私(わたくし)は、誓いました。
 どんなに、此の結婚が、破綻して居ても、“離婚はしない。”と…。
 此れが、私(わたくし)の本当のプライドです。
 其れに、今では、あの女は、花沢物産の後継者の花沢専務と、お噂に成って居られまし
 たよね。
 ゴシップ誌に掲載されておりましたわ。」


此処まで、一気に話しし終えた西門家の嫁は、興奮状態だったのだろうか?
息を切らしていた様子だった。


だから、今度は、家元が、西門家の嫁を諭し始めていた。


「確かに、ゴシップ誌に掲載された様だね。
 だが、あれは、花沢物産 社長で在る 花沢専務の御父上が、仕組んだ事だったんだ
 よ。」
「………」


西門家の嫁は、驚愕で、反論の言葉も出て来なかった。


なので、家元は、話しを続けていた。


「道明寺財閥の御曹司の司君には、牧野さんという婚約者が居て…。
 現在の総二郎は、如何いう理由で在れど、既婚者だ。
 ところが、花沢専務には、浮いた噂も無い。
 だから、此の事が切っ掛けで、総二郎の元彼女で在る 松岡さんが、花沢専務を好き
 に成ってくれて、“結婚してもらえたら…。”と、花沢社長が企んだ事だったらしい。
 他人に厳しい花沢物産 社長が、松岡さんを気に入る位、私から観て居ても、松岡さん
 は、素晴らしい女性だよ。
 私も、先日、松岡さんに会って来て、総二郎が、何故、其れ程までに、松岡さんなの
 か?
 納得して帰って来たんだよ。
 私が、愚か者だったという事だろう。
 其の人の『人と成り』を、一切、視ようとせず、家柄だけを重視して居た愚かな父親だ
 ったと、反省したよ。
 君には、悪いが…。
 此のままでは、西門流の繁栄は、望めない。
 例え、巧三が居ても…だ。
 だから、此方からの西門流の為にも、私は、総二郎に代わって、離婚を要求する。」


其処で、西門家の嫁の父親が、口を割って来た。


「其れでは、此方側のプライドは、如何でも良いという事でしょうか?
 私共は、旧 華族出身です。
 私共のプライドも、重視して頂かねば…。
 納得出来兼ねますが…。」


其処で、既に、用意して於いた縁談話を、持ち出した家元だった。


「私共は、政界関係にも精通しております。
 実は、〇〇議員の第1公設秘書を務められて居る(〇〇議員の)息子さんが、“是非に、
 お会いしたい。”と、仰って居るんですが…。
 如何(いかが)かな?」


西門家の嫁は、怪訝な顔付きに成った。


何故なら、西門家から、離縁を進められて居るからだった。


だから、西門家の嫁は、西門流 家元に反発する様な言葉を投げ掛けていた。


「私(わたくし)への縁談と言う事でしょうか?
 私(わたくし)は、既婚者です。」


だが、家元は、冷静だった。


西門家の嫁を諭し始めていた。


「此のままでは、君の幸せは無いだろう。
 此のままでは、総二郎が、不倫をする可能性だって在る。
 君の様に、プライドが高ければ、そんな事は許さないだろう。
 今までの総二郎は、松岡さんに迷惑を掛けたく無いと、我慢して来た。
 だが、此れからの総二郎が我慢するとは、とても、思えない。
 勿論、私は、総二郎の不倫は、容認するだろう。
 其れでも、君は、良いのかな?」


此処迄、家元に言われてしまえば…。
何も、反論出来ないで居た西門家の嫁だった。


だが、敢えて、嫁は、保留の意思を、家元に告げた。


最後の足掻きの様に、西門家の嫁は、反論するのだった。


「少し、考える時間を頂けますか?」


西門家の嫁は、或る考えの元…。
家元に時間を請求していた。


「分かった。
 了承しよう。」


西門家の嫁は、家元の其の返答の言葉に、ホッとしていた。

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