あの笑顔を見せて…<つかつく> 続編①
<此の二次小説『あの笑顔を見せて…<つかつく> 続編』は、『成人式【あの笑顔を
見せて】…<つかつく> 続編』の『spin off』と、成っております。
『あの笑顔を見せて…<つかつく> 短編』・『成人式【あの笑顔を見せて】…<つ
かつく> 続編』と、合わせて、ご覧下さいましたら、幸いです。
宜しくお願いします。>
【プロローグ】
つくしの成人式後…。
つくしは、司の母親で在る 楓に認められた。
そして、其の後のつくしは、楓の申し出により、道明寺邸に住まいを移して、英才教育を受ける事に成った。
なので、つくしは、バイトを辞める事に成った。
“其の代わりに…。”と、つくしは、タマに頼んで、高校生の時の様に、メイドの仕事をさせてもらって居た。
今度は、『坊っちゃん専用』では無く、“道明寺邸の中の事を知る良い機会…。”と、言う理由から、楓に寄って、メイドの仕事の件の了承を得て居たつくしだった。
だから、つくしは、日本最高峰の国立大学 法学部に通い乍ら、道明寺邸では、英才教育という名のレッスン付け & メイドの仕事を熟して居た。
そんなつくしは、嬉しく思って居た。
何故なら、高校生の頃は、あんなに、反対されていた司の母親で在る 楓より、司とのお付き合いに関して、お許しが出たからだった。
現在は、未だ、『遠距離恋愛』の真っ最中だったのだが…。
やっと、司とつくしは、恋人と呼べる日が訪れたのだった。
そして、進も、将来的には、司の右腕と成るべく…。
司の母親で在る 楓からの命(めい)を受けて、道明寺邸に住まいを移して、英才教育を受ける事に成ったのだ。
此れには、進も、納得せざるを得ない様に仕向けられていた。
何故なら、楓にとっては、高校生の頃のつくしへの行為を詫びる為だったのだ。
其れと、実は、牧野家への楓からの償いの為でも有ったのだ。
楓には、牧野家を守る事が、つくしへの償いに繋がると思って居たのだった。
実の処、進は、都立高校に通って居た。
進も、高校3年に成り、つくし同様、センター試験を受ける事に成って居た。
此の年のセンター試験の初日は、1月18日に行われる予定に成って居た。
進も、姉と同じ大学への進学を目指していた。
進が通って居る都立高校での成績なら、“先ず、大丈夫だろう。”と、高校の担任のお墨付きが有った程だった。
其の事を知った楓は、進に、英徳大学に進学する様に、進めていた。
勿論、つくしの弟で在っても、楓は、進の身辺調査をしていた事は言うまでも無いのだが…。
楓の意向には、進は、先ず、難色を示していた。
何故なら、つくしから、英徳学園の事を聞いて居て、進にとって、英徳学園の事は、余り、良い印象が無かったからだった。
だが、楓にとっても、将来の道明寺HD…。
強いては、道明寺財閥の存続の為には、西田の引退後…。
司を支えられる人材が必要だったのだ。
其の楓の白羽の矢が立ったのは、進だった。
だから、楓は、進を、企業人として、育てる事にしたのだった。
或る日の事だった。
日本に帰国して帰って来た楓は、進を、道明寺邸の楓の執務室に呼んでいた。
進は、怪訝に思うも、楓の執務室に向かって居た。
其処で、進は、楓から、説明されていた。
先ずは、他愛の無い話からして居た楓だった。
「進さん…。
(道明寺)邸の居心地は、如何(いかが)かしら…?」
進は、怪訝に思うも、お礼の言葉を述べていた。
「はい。
皆さんから、良くして頂いて、感謝しか在りません。
有難う御座います。」
普段、笑わない楓も、微かに、進に笑って返答していた。
で、楓は、進に確信を突く様に、話しを進めていた。
「そう、其れは、良かったわ(微笑)。
ところで、進さんを此方(道明寺邸の楓の執務室)に、呼び出したのは…?
他でも無いわ。
英徳学園への進学の件に関してよ。
考えてくれたかしら…?」
「………」
進は、何も、返答出来ずに居た。
だから、楓は、進に、楓の思いを伝えていた。
「進さん…。
道明寺家だけじゃ無く、今後は、道明寺HDの為…。
強いては、道明寺財閥の存続の為には、司を支えられる人材が必要なのよ。
だから、今後は、進さんの力を借りたいのよ。
司が、心から信頼出来る人材は、つくしさんと、西田と、今後は、貴方しか存在し無い
わ。
だから、道明寺家に力を貸して頂戴。
もし、了承してくれるなら、今後は、道明寺姓を名乗って欲しいの。
勿論、牧野のご両親にも、了承を得てるわ。
其れと、今後の牧野のご両親の安全も保障するわ。」
「承知致しました。」
其処まで言われた進は、了承するしかなかった。
楓を信用するしか無かったのだ。
其れは、今まで、牧野家の為に、何もかも、犠牲を払ってくれていた自身の姉で在る つくしの為でも有ったのだから…。
其れに、進は、中学生だった頃、高校生だった司を尊敬し…。
“道明寺さん(司)の様な男に成りたい。”と、思って居た進にとって、司の片腕に成れる事は、此の上ない幸せな事だったのだ。
だから、楓には、了承したと言う事は言うまでも無い進だったのだ。
そして、其の後の進は、英徳大学に通い、英徳大学を卒業したのだった。
そして、更に、其の後の進は、司の片腕に成るべく、道明寺HDに入社したのだった。
一方のつくしも、司法試験に、現役で合格して、道明寺HDに入社して、1年間、道明寺HDの法務部で司法修習生と成り、弁護士資格を得てからは、日本に帰国して帰って来た司の第2秘書と成ったつくしだったのだ。
勿論、つくしは、司の専属弁護士と成った事は言うまでも無い。
なので、其の後の司は、楓との約束の4年のNY生活を終えて、道明寺HD 日本支社 支社長として、凱旋帰国して帰って来た。
そして、司が、日本に帰国した事を機に、やっと、恋人としての司とつくしの生活が始まるのだった。
勿論、司が、日本に帰国した事で、司とつくしは、婚約発表後…。
婚約者と成った事は言うまでも無いのだが…。
<此の二次小説『あの笑顔を見せて…<つかつく> 続編①』は、『成人式【あの笑顔
を見せて】…<つかつく> 続編⑤』と、重複して居る箇所が有ります。
【プロローグ】の為、状況説明の様な形にしてしまって居ます。
其の為、此の様な描き方にさせて頂きました。
了承願います。>