tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此れからの私は…<総優>  20.




其の後…。
総二郎は、離婚が成立して、西門家(家元と家元夫人)の懇願に寄り、総二郎と優紀のお付き合いは、復活する事に成った。


勿論、此の事は、類だけじゃ無く、F2&T3にも、伝えられていた。


誰もが、祝福した事は言うまでも無い。



そして、総二郎は、再び、優紀と付き合う様に成って、西門流 次期家元としての任務を遂行する為…。
本腰を入れて、任務を熟す様に成って居た。



そして、総二郎の次期家元としての仕事振りを、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、観て居て、優紀の退職に関しての話し合いが、花沢物産 社長 と 西門流 家元 との間で交わされていた。


家元と家元夫人は、花沢物産を訪れていた。


そして、西門流 家元から、口火を切っていた。


「優紀さんに、花沢物産を退職してもらいたいと思って居る。
 まだ、今直ぐにという訳では無い。
 だが、もし、近々、優紀さんが、総二郎と結婚と言う事に成ったら…。
 優紀さんは、『次期家元夫人』としての任務を遂行してもらわなくてはいけない。
 そう成れば…。
 『次期家元夫人』と成る優紀さんには、会社勤めは、難しいだろう。
 其の為に、今から、優紀さんの退職を予定して於いて欲しい。」
「………」


花沢物産 社長もそう成れば、優紀に訊かなくてはいけない事は、承知していた。


だが、まだ、優紀からの打診が有った訳では無い。


だから、家元からの打診に戸惑いを魅せていた花沢物産 社長だった事は言うまでも無かったのだ。


だから、花沢物産 社長は、西門流 家元に返答出来ずに居たのだった。


“松岡さん(優紀)の考えを聞いてから…。”と、言う事が、花沢物産 社長の正直な気持ちだった。


だが、実は、類の父親で在る 花沢物産 社長だけじゃ無く、類の第1秘書も…。
“今後、松岡さん(優紀)が花沢物産を退職する様な事に成ったら…。”と、少し、不安にも思って居た。


何故なら、優紀が、花沢物産 専務で在る 類の第2秘書に成ってから、類の仕事振りは、良い方に変わって居たのだ。


だから、優紀が退職すると成ると、優紀の代わりを務めてくれる人を探さなくてはいけないのだ。


そう簡単に、見付かるモノでも無い。


類の父親で在る 花沢物産 社長だけじゃ無く、類の第1秘書にも…。
優紀は、そう思わせる逸材だった事は言うまでも無いのだ。


だから、今後、優紀が退職した後の類の仕事振りに関して、類の父親で在る 花沢物産 社長だけじゃ無く、類の第1秘書も、不安だったのだ。


実は、類も、思って居た。


“以外と、俺と松岡とは、気が合ったみたいだね。
 流石、牧野の幼馴染で親友なだけの事は在るね。
 此れからの俺の秘書は、男(性)だけで良いかな。
 下手に、女(性)を就けると、期待されるのも、嫌だし…。
 牧野や、松岡みたいに、俺に期待しないなら、良いんだけど…さ。”と…。



そして、西門流 家元からの打診が有った話しを、類の父親で在る 花沢物産 社長から聞かされた優紀は…。
余りにも、ハイスピードで、何もかも、進行して行く事に…。
優紀は、些か、不安に成って居た。


だから、優紀は、つくしに相談していた。


勿論、T4女子会の開催の場で…だった事は言うまでも無い。


「つくし…。
 訊きたい事が有るんだよね?」
「う~ん。
 何…?」
「“つくしの時は、如何だったのかなぁ~。”と、思って…。」


と、優紀は、説明する様に話しし乍ら、T3に、優紀の退職話の詳細を聞かせていた。


そして、優紀の不安を理解したつくしは、優紀に返答していた。


「お金持ちって、そう言う処が在るのよね。
 他人(ひと)の気持ちは、お構い無しっていうか?
 事を、どんどん、進めて行くのよね。
 気が付いた時には、引き込まれているっていうか?
 引き戻せない事に成って居るという方が正解なのか?
 後悔する暇も与えてはくれないのよね。
 でも…ね。
 今思えば…。
 “引き込まれて於いて良かった。”とも、私には思えるのよね。
 私自身では戸惑う事でも…。
 お金持ちには、何故、私が、戸惑って居るのか?
 其れが如何いう意味だか、分からない。
 だけど…。
 蓋を開けて視れば…。
 其れで良かった事に、私自身、気付くのよね。
 私は、結果、そうだったけど…。
 優紀が、私と同じかは、分からないけど…ね。」(*)


つくしは、そんな風に、言っては居たが…。
優紀にとっては、参考に成った様子だった。


其の後も、滋や桜子から、アドバイスをもらって居た優紀だった事は言うまでも無いのだが…。



そして、優紀は、総二郎にも、相談して居た。


「花沢専務の御父上で在る 花沢物産 社長から、話しが在ったんですけど…。
 家元が、私の退職の打診を、花沢物産 社長に為さったそう何です。
 “何れ、『次期家元夫人』としての任務を遂行してもらわなくてはいけない。”と、仰っ
 て下さったそう何です。
 “今直ぐでは無い。”とも、仰って下さったそう何ですけど…。
 私は、如何したら良いでしょうか?」


総二郎も、此の件に関しては、考えて居た。


何故なら、また、類と優紀の噂が流れても、総二郎にとっては、不快な事だったからだ。


なので、“早い段階で、優紀には、退職して欲しい‼”と、思って居たのだった。


其れが、優紀から、相談された事で、総二郎は、優紀に言い易く成ったのだった。


だから、総二郎は、優紀の言葉に、間髪入れずに、返答していた。


「優紀が、俺に相談してくれたから、言う訳じゃねぇが…。
 俺も、其の件は、考えて居た。
 また、類と優紀の噂話が出たら、俺は、類を殴るかも知れねぇ。
 だから、“早い段階で、優紀には、退職して欲しい‼”と、俺は、思ってる。
 将来の優紀には、『次期家元』としての俺を支えて欲しいし…。
 優紀には、俺と結婚して、『次期家元夫人』に成って欲しい…と、思ってる。
 其の為に、出来るだけ早い段階で、優紀には、花沢物産を退職させて、取り敢えず、現
 段階に於いては、“西門流の内弟子にさせよう‼”と、考えて居た。
 で、其の後、“婚約発表だけは、済まして於きてぇ‼”と、俺は、思ってる。
 優紀は、まだ、花沢物産を退職したくねぇのか?」


優紀も、悩んでいた。


「私は、“私の後任も、まだ、決まって居ない段階で、私が、言える事では無い。”と、考
 えて居ました。
 花沢専務の御立場も、考えも在ると思って居ましたし…。」


総二郎は、其の優紀の言葉に…。
類に嫉妬した様で、優紀の言葉に被せる様に言って来た。


「優紀の彼氏は、誰だよ‼
 俺だろ⁉
 其れに、俺は、彼氏だけじゃねぇだろ⁉
 俺は、優紀の婚約者だろ⁉
 其れなのに…。
 優紀の隣には、俺が居るにも関わらず、彼氏でもねぇ、類の事を心配するのかよ?」


優紀は、困ってしまって居た。


子供の様に怒る総二郎を、嘗て、見た事が無かったのだ。


優紀にとっては、困っても、仕方なかったのだ。


だから、優紀にも、言えた言葉だったのかも知れなかった。


「だって…。
 私を秘書として、此処までに育てて下さったのは、花沢専務と第1秘書の〇〇さんです
 し…。
 礼儀と言うか?
 恩を仇で返したくないだけ、何ですけど…。」


其の優紀の言葉に、総二郎の不貞腐れた雰囲気は、少し、柔らかく成った様子だった。



<(*)のつくしの言葉の件に関しての補足…。
 此の二次小説『此れからの私は…<総優>  20.』のつくしの言葉の中に、つくし
 に語らせている言葉が有りますが…。
 此れは、偏見では無く、『花より男子』のF4の家族なら、こういう立場じゃ無いか
 と、勝手に、判断して、つくしに語らせています。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手致しております事をお詫び申し上げます。
 関係者各位 様、勝手致しております事を、お詫び申し上げます。>

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