tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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売り言葉に買い言葉【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編




【『さくらの日【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』のエピローグ  
 <一悶着>】


実は、つくしは、3月27日の『さくらの日』に、優紀との『二人だけのお花見』を楽しんだ事は、司の知らない所で決行されて居たのだ。


何故なら…。
此の計画自体、事前に、司に話しして置けば、必ず、司に寄って、邪魔される事は、想像に容易かったからなのだ。



実の事を言うと、つくし自身、『二人だけの卒業式パーティーの埋め合わせ』と、言う理由を付けて、つくしが優紀に連絡を入れて、3月27日の『さくらの日』に合わせて、二人で出掛けたのだった。


更に、実の事を言うと、此のつくし と 優紀との『二人だけのお花見』については、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマ と 司がつくしに就けて居るSP達も知って居たのだ。



本来で在れば、司がつくしに就けて居るSP達は、司の命(めい)に寄ってつくしの専属としてつくしに就けられて居る訳なので、つくしが外出する場合は、必ず、全てを司に報告するべきで在る。


だが、其のつくし専属のSP達は、今回の此のつくしの外出の件に関して云えば、司に報告する事が出来なかったのだ。


何故なら…。
今回ばかりは、タマがつくしに進めた事に寄り実現したつくしの外出…だったからなのだ。


そして、其の後(3月27日のつくしが出掛けた後)のタマは、今回の此のつくしの外出の件に関して、自身の雇い主でも在る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告して置いたという訳…だったのだ。


そして、タマからの報告を受けた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくし専属のSPの代表者に連絡を入れるのだった。


「今回のつくしさんの外出の件に関しては、司に報告する必要は無いわ。
 今回のつくしさんの外出は、タマが進めた外出だった様だから…。
 但し、つくしさんには、今迄通り、ちゃんと、SPとしての仕事を熟して置く様に…。
 もし、司から何か言われたとしても、私(わたくし)の指示だと仰って下さって結構よ!
 其れに、もしも、司が吠えた時は、私に教えて頂戴‼
 ちゃんと、お仕置きしますから…。」と…。


という訳で、つくしの外出はタマがつくしに進めた事案だったと言う事も有り、また、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの命(めい)だったと言う事も有り、其の二つの事案が重なった事に寄って、つくし専属のSP達は、自身達の現在の雇い主で在る 司に報告する事が出来無かったという訳…だったのだ。



更に、実の事を言うと、何故、つくし専属のSP達は、司の命(めい)を背く(そむく)事に成ってしまったのかと言うと…。
本来のつくし専属のSP達の大元(おおもと)の雇い主は、道明寺財閥 総帥で在り、司の父親でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっては、例え、つくし専属のSP達が司の命(めい)に背く(そむく)事に成ったとしても、其の事を咎める必要も無く、返って、つくし専属のSPの代表者に指示を送る事が出来るという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から指示を受けたつくし専属のSPの代表者は、其の指示を自身の部下で在る つくし専属のSP達に伝えるのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくし専属のSP達の誰もが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの指示を無視する事は出来無かったという訳…だったのだ。



だが、3月27日の『さくらの日』に、優紀との『二人だけのお花見』を楽しんだつくしは、其の日(3月27日)の夜に成って、“後で、司にバレれば、やっぱり、ヤバいよね。”と、認識した事で、司が道明寺邸に帰邸して直ぐ、自身の今回の外出の件に関して、外出した理由(わけ)も含めて、司に話しして置くのだった。


其処で怒ったのは、やはりの司…だったのだ。
怒り狂ったかの如く…。


「はぁ~??
 恋人の俺に何も言わず、黙って出掛けるとは如何言う彼女(恋人)…何だぁ~‼
 つくし…いい加減にしろよ!」と…。



だが、司と結婚した事で自身の姑と成る予定の道明寺HD 社長 道明寺楓にしても、道明寺家の使用人頭で在る タマにしても、既に、此の件について了承したも当然の様な状況…だったのだ。


しかも、此のつくしの外出の件に関して云えば、タマが進めたモノで在り、其のタマが進めてくれた『お花見』を利用して、つくしが計画を立てて、『二人だけの卒業式パーティーの埋め合わせ』として、つくしは優紀を誘ったのだ。


“だから…。”と、言う理由(わけ)では無いのだろうが…。
此の時のつくしは、飄々としたモノ…だったのだ。


何故なら…。
此の時点に於いてのつくしは、司と結婚した事で自身の姑と成る予定の道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマを味方に就けたも当然の様な状況…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、怒り狂った様な状況の司の前でも飄々として居られたのだろう。


云わば…。
当然の事乍ら、此の時点に於いてのつくしは、そんな風に怒り狂って居る司に言えた言葉…だったのだ。


「お義母様も、タマさんも知って居た訳だし…。
 其れに、男性と二人っ切りで行った訳じゃ無いのに、其処迄、言われる必要有る?
 私と一緒に行って来たのは、優紀だよ!
 中学生からの私の幼馴染で親友の優紀だよ!
 “いい加減にしろ!”は、司…だっつーの!」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の態度は、其れは其れは、悲惨…だったのだ。



実は、此の時の司自身、つくしの其の飄々とした態度もそうだったのだが、“其れは、当然でしょ!”と、でも言いた気に、自身を見て来るつくしの其の態度が許せなかったのだ。


だが、此の時の司は、更に、追い打ちを掛けられたかの様につくしから言われるのだった。


「あぁ~、そうだった。
 因みに言って置くけど…。
 今回の私の外出の件に関して云えば、(*)司が私に就けてくれて居るSPさん達に何を
 言ったとしても、怒り狂ったとしても、其れは、無駄だから…ね。
 既に、お義母様がSPさん達に指示を出して下さったの。
 “今回のつくしさんの外出の件に関しては、司に報告する必要は無いわ。
  今回のつくしさんの外出は、タマが進めた外出だった様だから…。
  但し、つくしさんには、今迄通り、ちゃんと、SPとしての仕事を熟して置く様に…。
  もし、司から何か言われたとしても、私(わたくし)の指示だと仰って下さって結構
  よ!
  其れに、もしも、司が吠えた時は、私に教えて頂戴‼
  ちゃんと、お仕置きしますから…。”って…。
 だから、もしも、司がSPさん達を苛めた時は、お義母様同様に、私も許さないんだか
 ら…ね。
 だって、SPさん達は、お義母様の指示通りに、ちゃんと、私のSPとしての職務を熟して
 下さったんだから…ね。
 だからこそ、危険な事は起こらなかった訳だし、其れに、私も優紀も危ない目にも遭って
 無かっただから…ね。
 SPさん達…様々(さまさま)…何だから…ね!
 良い司…約束だから…ね!」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時点に於いての司の心の中では、既に、司自身、黒いモノが沸々と湧き上がって来るのを感じる位…だったのだ。


云わば…。
此の時の司は、『負のオーラ』を纏って居ると云っても、過言じゃ無かったのだ。
実は、其れ位、全てがお膳立てされて居た事に苛立ちを覚える司…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしからのそんな話しを聞き、そして、つくしのそんな話し振りを見て居て悪態を突くのだった。


「チェッ!」と、舌打ちをする位に…。



だからだったのかも知れない。
そんな司の態度を観てしまった此の時のつくしは、“嫌な予感がする。”と、感じずには居られず、『売り言葉に買い言葉』では無いのだが、ついつい、言わなくても良い様な言葉迄、言ってしまうのだった。


「何よ、其の態度は…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司自身も、態々、言わなくても良い様な言葉で言い返すのだった。


「お前は良いよな。
 お前の周りには沢山の味方が居てよ。
 俺…何て…よ。
 お前が居なきゃあ、俺は、何時(いつ)も、独りぼっちだっつーの‼
 なのに…よ。
 其のお前が、俺に冷たく当たるって、如何言う仕打ちだよ。
 でも、もう良いや。
 今日、俺は別の部屋で寝るわ。」と、愚痴を言う様に…。



そして、其の後の司は、自身の恋人で在る つくしが、一言、「ご免なさい。」と、謝って来て、自身を引き止めてくれる事を期待しつつも、後ろを振り向かず、ドアを開けて行ってしまったのだった。


だからだったのだろう。
次の日(3月28日)の司 と つくしは、それぞれが気拙い思いに成り、顔を合わせなくても済む様に、お互いのモーニングの時間をずらすかの様に、それぞれ、ダイニングルームに向かって居た様子…だったのだ。



だからだったのだ。
そんな司 と つくしの様子を見て居たタマ や 道明寺家の執事 や 使用人 や スタッフは心配するも、“様子を視ようさね!”と、言うタマの言葉を信じて、取り敢えず、司 と つくしの様子を見る事として居たのだった。


だが、此の時のタマは、道明寺家の執事 や 使用人 や スタッフにそんな風に言って置いた事は事実…だったのだが、実は、タマ自身、別の事も、密かに、考えて居たのだった。


“つくしは、何で、司坊っちゃんに報告したのかね?
 タマは、旦那様を早くに亡くして居るからこそ、独り身のタマでは良く分からないのだ
 が…嘘を付くとかじゃ無く、お相手に言わなくても良い様な事案は、お相手に言わないに
 越した事は無いさね。
 以前、「其れが、夫婦を長く続ける秘訣だ。」と、タマは聞いた事が有るさね。
 つくしが言わなくても良い様な事を言えば、今の司坊っちゃん と つくしの様に、お互
 い、気拙く成る事は決まってるさね。
 つくしは、真っ正直過ぎて、困ったもんさね。”と…。



PS.


実は、此の日(3月27日)の夜の司が、どの位、悲惨だったのかと言うと…。
此の日(3月27日)の夜の司は、つくしと一緒のベッドで寝る気にも成れず、日本に帰国後、初めて、自分達の寝室とは別の部屋で過ごした位…だったのだ。
で、司のアルコールは、何時(いつ)もの摂取量に比べると、倍は飲んで居たのだった。


そして、一方のつくしは…。
実は、次の日(3月28日)の朝の司の様子に関して、自身からタマに聞いた此の日のつくしは、“昨日は、ちょっと、言い過ぎたかも…。”と、タマに反省して居る様な素振りを魅せるのだった。


だからだったのかも知れない。
此の日(3月28日)の朝のつくしは、昨夜(3月27日)の自分自身について、深く反省すると同時に、此の日(3月28日)の夜、司の帰りを起きて待って居る予定で、道明寺HDの新入社員代表挨拶の挨拶文を考えて居た位…だったのだ。



【(*)実は、司がNYに渡米する少し前のつくしは、司からSPについて、話しを聞いて居
    た事も有り、既に、知って居たのだ。
  
    「お前に頼みてぇ事が有る。
     俺がNYに居る間…。
     例え、お前の傍にF3&T3が居たとしても、俺の気の休まる日は来ねぇ‼
     だから、其の事で、俺の学業にしても、俺のビジネスの修行にしても、もしも、
     支障を来す(きたす)様な事が起こった場合、全て、お前の責任に成るんだぞ‼
     だから、お前の傍には、うち(道明寺家)のSPを就けてぇ‼
     了承してくれねぇか?」と…。


    だからだったのだ。
    実は、“私は、お嬢様でも無いのに…。”と、ブツブツと、言って居たつくしを捩じ
    伏せるかの様に、当然のか様に、此の当時の司は、無理矢理に近い形で、つくしに
    専属SPを就けたという訳…だったのだ。】



fin

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