友情が復活【あの笑顔を見せて】…<つかつく> 番外編
<此の二次小説『友情が復活【あの笑顔を見せて】…<つかつく> 番外編』は、『成
人式【あの笑顔を見せて】…<つかつく> 続編⑤』の中に出て来た “『F4&T4の
友情が復活』場面が綴れたら…。”と、思って居ます。
『あの笑顔を見せて…<つかつく> 短編』 及び 『成人式【あの笑顔を見せて】
…<つかつく> 続編』 及び 『あの笑顔を見せて…<つかつく> 続編』と合
わせて、ご覧頂けましたら、幸いです。
宜しくお願い致します。>
あの成人式以来…。
すっかり、F4&T4の『友情が復活』していた。
だが、勿論、其処には、司が居なかった。
何故なら、今は、まだ、司は、NYに居た。
つくしの今は、道明寺邸に住まいを移し、大学生活に加え、レッスン・メイドの仕事を熟していた。
だから、多忙を極めて居たつくしは、司が、つくしの傍に居なくても、其れ程、寂しくは無かった。
だが、夜は、やっぱり、司が居ないと寂しさは、募って居たつくしだった。
だが、F3&T4の絆は、復活していた。
そして、F3&T3に、現在のつくしと進姉弟の現状が報告されていた。
其の報告に度肝が抜かれたF3&T3だった事は言うまでも無かったのだ。
唯、つくしが、また、道明寺邸でのメイドの仕事を始めたという事に関しては、誰も、何も、言えなかった。
唯一、F3が、言った言葉は…。
「「「またかよ‼
牧野は、懲りねぇな(無いね)‼」」」だった。
そして、其の後…。
其の事を知ったF3&T3は、進も交えて、道明寺邸にて、集まる様に成って居た。
何故なら、進は、つくしと姉弟なので、つくしの弟と言う事は、勿論だが…。
今後、進が『道明寺姓』を名乗ると言う事は、司の『弟』に成る訳なのだから…。
F3&T3にとっては、当然といえば、当然の事だったのだ。
だから、F3&T4&進の集まる時の場所は、道明寺邸が定番化して居たという訳だった。
LINEも、司が、NYの間は、F3&T4&進でグループLINEを作り、連絡を取り合って居た。
後に、其の事を知った司が、激怒した事は、言うまでも無いのだが…。
で、漸く、司が、日本に帰国して帰って来てからは、F4&T4の友情が復活し…。
寄り一層、濃密な友情関係に成って居た。
そして、F4&T4に交えて、進も、司とつくしの弟としてだけじゃ無く、F3&T3のマスコット的存在に成って居た。
所謂、F3&T3も、司とつくし同様…。
F3&T3の弟の様に、進を可愛がっていた。
そして、司が、日本に帰国して帰って来た事から…。
グループLINEも、司を招待して、グループLINE名の変更をしていた。
其のグループLINE名を『F4&T4&進』とした。
其の後も、F4&T4&進の集まる場所は、道明寺邸だった事は言うまでも無い。
勿論、F4だけで、飲む時は…。
メープルのラウンジのVIPルームが定番化して居た。
T4だけで、女子会をする時は…。
滋ん家(ち)(大河原グループ)が、経営して居る、カジュアルレストランの個室だった事は言うまでも無い。
進は、F3&T3から、可愛がられて居ても…。
何時も、居心地が悪そうに、リラックスして居ない様子も窺えたので…。
其処は、突っ込む事無く、F3&T3は、進を見守っていた。
なんせ、セレブの世界は、つくしも、まだまだ、当然では在るのだが…。
進にとっては、尚も、セレブの世界に慣れるという事は、まだまだ、難しい事だったのだ。
まあ、当然の事では在るのだが…。
だが、其処が、司にとっては、心配の種だった。
何故なら、今後は、進も、道明寺家の人間として、そう言うセレブの人間と向き合っていかなくては成らない。
なのに…。
進は、取って食われそうな勢いなのだ。
だから、司は、F3に相談していた。
「進が…よ。
此のままで、良いのか?
心配、何だよな。」
あきらが、口を開いて居た。
「まだ、進は、大学2年だろ?
此れからじゃねぇのか?」
総二郎も、あきらの意見に加担していた。
「だよな。
進に、無理させる方が、ヤバいだろ?
進なら、逃げ出し兼ねねぇだろ?」
だが、類は、違う見方をしていた。
「俺が観ている限りでは、進は、順応性は有ると思うんだよね。
だから、司が、早い内から、進を、こちら側に引き込ませる事も、必要じゃない?」
司も、類の意見には、大筋で、賛成だった。
だが、つくしが、“進には、無理をさせたく無い。”と、いう意見を持って居た。
進の姉…成らば、当然の意見かも知れなかった。
だから、其処を突破して、司は、進の大学(英徳大学)の長期休暇の時だけでも、つくしを説得して、“進には、勉強させたい‼”と、思って居た。
だが、其処は、司…。
つくしに弱い司は、何も言い出せずに居たのだ。
だから、司は、F3を呼び出して、相談していたという訳だった。
だから、司は、類の話しに納得した様に、話しを切り出し始めていた。
「そう何だよな。
其れを分かってるんだけど…よ。
つくしは、そう言う考えじゃねぇんだよな。
進に甘ぇんだよな、つくしは…。
だから、進には、無理をさせたくねぇんだとよ。
けど…。
何れは、進に無理を言わなきゃ成らねぇ時期も来んだ。
つくしには、其れを分かってねぇんだよな。」
其処で、類が口火を切って来た。
「だったら…さ。
司の母ちゃんを引き込んだら…。
司の母ちゃんも、もう既に、牧野の事も、進の事も、認めてんでしょ?
だったら、司が、潤滑油に成るべきでしょ?」
司には、そういう考えは無かった。
『出来ないなら、出来る様にする。』と言う事が、司の今までの持論だった。
司自身から…。
否、今までは、『自ら、潤滑油に成る。』と言う事を考えも付かなかったのだ。
だから、類の言葉には、驚愕顔の司だった。
総二郎とあきらに至っては…。
司にそんな事が出来るとは、思えなかったのだ。
だから、総二郎とあきらは、同じ事を思って居た。
“そりゃあ、司には、無理な相談だろ?”と…。
だが、司は、我に返って居た。
“其の手が有ったか‼”と…。
で、司は、類に、礼の言葉を言って居た。
「類…。
サンキュな‼
此れからの道が開けた様な気がするわ‼」と…。
で、類は、ニコッと笑って居た。
で、総二郎とあきらは、驚愕していたのだった。
fin
<此の二次小説『友情が復活【あの笑顔を見せて】…<つかつく> 番外編』の中で、
進の学年に誤りが有りました。
【大学1年】と、掲載させて頂きましたが…。
つくしと進姉弟の年齢差に誤りが有り、訂正させて頂いております。
既に、ご覧下さって居ります全ての読者様に於かれましては、お詫び致します。
お詫び訂正日…2020.2.8 21:10>