tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Valentineday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編①




<此の二次小説『Valentineday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』は、『成
 人式【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』の『spin off』と、成ります。
 『成人式【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』と合わせて、ご覧頂けました
 成らば、幸いです。
 宜しくお願い致します。
 また、『Valentineday』で在る 2月14日より、早めに掲載致しております事をお詫び
 申し上げます。>




つくしは、司が用意してくれた振袖のお陰で、成人式に出席する事が出来た。


しかも、また、F4&T4の友情が復活する事も出来た。


そして、あれだけ、毛嫌いされていた司の母親で在る 楓から、司とつくしの付き合いの件も了承されていたつくしだった。



つくしが、高校2年のあの港での事件後…。
大学2年の成人式前まで…。
つくしにとっては、苦しい日々だった。


つくしは、明るく振舞うも、其れは、上辺だけ…。


大学生活では、誰も、つくしの過去の事は知らない。


だからこそ、つくしは、強いて、明るくする様に務めていた。


其れも、息苦しく成る事も在った。


無理矢理、笑って居る自分自身が、情けなく…。
“何故、私は、こんなに、素直に笑えないのだろうか?”と、自分自身を悔やむ日々だった。


だから、つくしは、今の自分自身が、心からの笑顔で居られる事が嬉しかったのだ。



ましてや、つくしの傍には、タマと進も居るのだ。


“こんな心強い事は無い。”と、思う、つくしだったのだ。


唯、成人式前後の数日を、つくしは、司と一緒に過ごした事で、司に里心が出来て居た。


つくし自身が、NYに戻る様に、司を諫めたというのに…だ。


だから、“タマと進が、傍に居てくれて、良かった。”と、思うつくしだった。


つくしは、思って居た。


“此れは、お義母様の優しさかも知れない。”と…。



そんな頃の事だった。


タマが、つくしの部屋に、現れたのだ。
或る手紙を持って…。


「つくし…。
 奥様から、手紙が届いたよ。
 奥様からの手紙が、(道明寺)邸に届いた事は、嘗て、無い事さね。
 取り敢えず、読んでお遣りよ。」


つくしは、タマから、受け取るも…。
何が、書かれているのか?
不安が募っていた。


だが、タマからの申し出なので、読む事にした。


そして、つくしは、タマが、傍に居てくれてるので…。
“此の際だから、タマさんの前で読もう‼”と、思って居た。


【つくしさんへ
 ご無沙汰してわね。
 成人式も、無事、終わったそうね。
 後は、大学の学年末試験と提出物を出すだけ…かしら?
 と言う事は、大学の春期休暇は、2月の初めからよね?
 じゃあ、其の頃に、NYにいらっしゃい‼
 司の士気が下がってるのよ。
 やっぱり、司には、つくしさんらしいわね。
 宜しくて…。
 発表して居ないだけで、つくしさんは、もう、司の婚約者も、同然なの。
 必ず、PJで渡米してらっしゃい。
 良いわね。
 以上。
                             道明寺楓より。】



つくしは、タマにも、聞いてもらう為…。
声に出して、読んで居た。


楓からの手紙は、短い文面では有ったのだが…。
つくしには、楓からの手紙は、嬉しかったのだ。


つくしは、楓の『優しさ』 と 『心が籠って居る手紙』で在る事を実感して居た。


つくしは、司に会いたくて仕方なかったのだ。
あれだけ、離れていたのに…だ。


だから、楓の申し出に、了承する事にした。


そして、時間を確認して、楓に連絡して居たつくしだった。


“今、此方は、夜だから…。
 彼方は、お昼間前よね?”と…。


そして、つくしは、タマの前で、携帯を取り出していた。


そして、スピーカーにして、タマにも、聞こえる様にしていたつくしだった。


「お義母様…。
 ご無沙汰致しておりました。
 お義母様からのお手紙を拝読させて頂きました。
 有難う御座います。
 宜しくお願い致します。」


楓は、TELの向こうで、ニヤッと、笑って居た。


其の事は、タマには、分かって居た。


だから、タマも、ニヤッとしていた。


だが、つくしは、其の事に関して、一切、気付いて居なかった。


“そう。
 宜しかったわ。
 PJの準備をする様に伝えるから、PJで渡米、為さい。
 タマも、傍で、聞いていらっしゃるんでしょ?
 タマ…。
 PJの準備を宜しくね。”


タマは、思って居た。


“流石、奥様ださね。”と…。


だから、タマは、返答していた。


「賜りました。」と…。



で、つくしは、考えて居た。


“2月と言えば…。
 もう直ぐしたら、『Valentineday』だよね。
 道明寺には、『振袖』を用意してもらったけど…。
 私は、何をプレゼンしたら良いんだろう?
 道明寺は、何でも持って居るだろうし…。
 『chocolate』だけ…は、駄目だよね?”と…。


其のつくしの声は、『独り言』という名の声に成って、つくしの口から出ていた。


其の声を、タマは、しっかり、聞いていた。


だから、タマは、つくしに話しし始めていた。


「つくしは、編み物は出来ないのかね?
 坊っちゃんは、手作りというモノは、一切、受け取らない主義ださね。
 でも、つくしの手作りなら、喜んで、受け取るんじゃ無いかね。」


だが、つくしは、そう言う『女の子・女の子』した事は、一切、遣って来なかった。
否、出来る時間が無かったという方が、正しいのかも知れない。


だが、つくしは、自身の女子力の無さに、打ち拉がれていた。


「遣った事は無いです。」


俯いたまま、タマに答えていたつくしだった。


だから、タマは、つくしに伝えていた。


「何なら、タマが、お教えしましょうか?」


つくしは、藁にも縋る思いで、タマに、お願いしていた。


「宜しくお願いします。」と…。


そして、タマの編み物教室が開催されていた。


そして、タマの配慮で、其の間のつくしのメイドのバイトは無しに成って居た。


流石は、タマと言った処だろうか?
タマは、拒むつくしを宥めたのだから…。

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