Valentine‘s Day【twice ~2回目~】…<総優> 番外編
<此の二次小説『Valentine Day【twice ~2回目~】…<総優> 番外編』は、『12
月3日【twice ~2回目~】…<総優> 番外編』の『spin off』と成っております。
『twice ~2回目~』ですが、今回は、<つかつく>では無く、<総優>と成っており
ます。
了承願います。
また、『Valentine‘s Day』の二次小説ネタでは在りますが、2月15日の投稿に成ってお
ります事をお詫び申し上げます。>
総二郎と優紀は、12月3日の総二郎の『Birthday』を二人一緒に過ごした後…。
総二郎と優紀は、一緒に、過ごす機会が増えて行った。
先ずは、12月28日のつくしの『Birthday party』の招待を、総二郎と優紀共々…招待を受けて、一緒に、道明寺邸に出向いたり…。
道明寺HD主催の1月1日の『新春party』の招待を受けて、優紀は、総二郎のパートナーとして、総二郎に同行したり…。
其の為に、12月28日のつくしの『Birthday party』後…。
其のまま、優紀は、総二郎と、西門邸で過ごしていた。
そして、正月三が日も、時が過ぎ…。
1月7日の初釜の日を迎え、無事、優紀は、御役目を果たしたのだった。
家元夫人に稽古を付けてもらって居たのだが…。
優紀にとっては、“まさか…?”と、思える様な言葉を、家元夫人から、言われていた優紀だった。
「優紀さん…。
初釜の日は、優紀さんは、私の傍に居らしてね。
皆様に、ご紹介しますから…。」
家元夫人から、そう言われた優紀は、素直に、其の時は、返答していた。
「はい。」と…。
しかし、実は、家元夫人には、策略が有ったのだ。
優紀を、西門流の重鎮達に、『次期家元夫人』として、紹介するという策略が…。
そして、1月7日の当日に成って、優紀は、度肝が抜かれたという訳だったのだ。
そして、家元夫人は、優紀を西門流の重鎮達に、紹介し始めていた。
勿論、西門流の重鎮達は、家元夫人の傍に居る優紀の存在を知りたそうにして居た事は、事実だった。
そして、家元夫人は、西門流の重鎮達に向かって、言葉を発していた。
「此方に居るのは、総二郎の婚約者で、将来の『次期家元夫人』ですのよ。」と…。
此れには、一瞬、総二郎も、驚愕していたが、其れも、ほんの一瞬だけで、其の後の総二郎は、ニヤッと、笑い乍ら、総二郎も、優紀を紹介していた。
そんな総二郎の様子を観た事の無い西門流の重鎮達は、総二郎に見惚れていた。
特に、女性陣は…。
「私の婚約者の『松岡優紀』と、申します。
以後、宜しくお願い致します。」
総二郎が、軽く頭を下げて居たので、優紀は、深々と、頭を下げていた。
其の総二郎と優紀の様子を観た西門流の重鎮達は、優紀の存在は、総二郎にとって、大切な存在で在る事を悟ったのだった。
其れ以降、優紀は、西門流の『次期家元夫人』として、西門流の重鎮達に、認識されて居たのだった。
そして、其の後…。
道明寺HD主催の司とつくしの婚約発表を兼ねた1月31日の司の『Birthday party』に、優紀は、総二郎のパートナーとして、一緒に出席したりと…。
其の後の総二郎と優紀は、有意義な日々を過ごしていた。
そして、2月14日…。
そう、『Valentine‘s Day』の日が、近付いて来た。
優紀は、甘い物が苦手な総二郎の為に、何をプレゼントしようか?
実は、迷って居た。
だから、優紀は、“セーターでも編もうか?”とも、考えて居たのだが…。
“ブランド物しか着用した事の無い総二郎さんが、私(優紀)の編んだ『手編みのセータ
ー』を来てくれる訳が無い。”と、考え込んでしまって居た。
だから、在り来たりだが…。
優紀は、優紀お手製の手編みの手袋を編む事にしたのだった。
そして、一応は、優紀が手作りした甘さ控えめの『chocolate』も、優紀お手製の手編みの手袋と一緒に、渡す事にした優紀だったのだ。
そして、等々、2月14日…。
そう、『Valentine‘s Day』の日が、遣って来たのだった。
一応、総二郎は、優紀からの『Valentine‘s Day』のプレゼントを楽しみにしていた。
何故か?
期待して居る節の在る 総二郎だったのだ。
そして、事前に打ち合わせした通り、総二郎は、優紀と、2月14日に待ち合わせの約束をしていたのだった。
総二郎は、仕事帰りの優紀を迎えに行く事に成って居たのだ。
そして、優紀が、会社のビルから出て来る所を、待ち構えるかの様に、総二郎は、愛車から出て、愛車に凭れる様に立っていた。
其処に、慌てる様に、走って来た優紀だった。
其の様子を、優紀の会社の社員達に観られて居たのだが…。
優紀は、総二郎を待たせているという罪悪感に、其の事は、如何でも、良く成って居た。
で、優紀は、総二郎のエスコートで、総二郎の愛車の助手席に、乗車したのだった。
そして、其の場で、優紀は、総二郎に、綺麗な包装紙でラッピングした『優紀お手製の手編みの手袋』と『優紀が手作りした甘さ控えめのchocolate』を、手渡していた。
総二郎は、其の場で、ラッピングを解き、中身を確認していた。
総二郎は、普段、牛革の茶色の手袋を愛用していた。
だが、『優紀お手製の手編みの手袋』は、濃紺の手袋だった。
総二郎は、仕事の時は、着物が多い。
其の事を知っている優紀が選んだ手袋の毛糸の色は、『濃紺』だったのだ。
何故なら、総二郎が仕事の時に着付けている着物の色は、『濃紺』 or 『深緑系』が、多い事を、優紀は、知って居たからだった。
だから、総二郎は、そんな優紀の心遣いが、嬉しかったのだ。
なので、総二郎は、『優紀お手製の手編みの手袋』を観た途端…。
直ぐ様、手に嵌めていたのだった。
勿論、総二郎は、優紀に、お礼を言い乍ら…。
「優紀…。
サンキュな‼」
誰が、観て居るのか?
分からないのに…。
総二郎は、優紀に、お礼の言葉を告げた後…。
総二郎は、優紀の頭を引き寄せて、優紀の唇に濃厚なkissを施していた。
所謂、総二郎と優紀は、車内でのラブシーンを展開して居た事は言うまでも無かったのだ。
其処は、優紀の職場の前…だというのに。
総二郎にとっては、分かって居て、遣って居る節は在るのだが…。
そして、総二郎と優紀を乗せた総二郎の愛車は、其のまま、夜の街に向かって、発車して行った。
総二郎が、愛車を向かわせた其の場所は、総二郎…成らば、当然の場所だった事は言うまでも無い。
其の場に着いて、総二郎の愛車から降ろされた優紀は、呆気に取られていた事も言うまでも無かったのだが…。
そして、其の夜の総二郎と優紀の夜は、更けて行くのだった。
そして、其の後…。
総二郎は、『優紀が手作りした甘さ控えめのchocolate』を、優紀から手渡されて、一口、口に入れて、言葉を発していた。
「甘ぇ~。」
優紀は、甘さ控えめにしたつもりだったのだ。
だから、総二郎の言葉に、ちょっと、ショックだった優紀が、其処に居た事は事実だった。
だから、来年の優紀は、考えて作る事を、自分自身に誓って居たのだった。
所謂、優紀は、“来年こそは、リベンジする‼”と、考えて居た事は言うまでも無い。
fin