あきらのBirthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 2.
<此の二次小説『あきらのBirthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 2.』
は、『お兄ちゃまのBirthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 4.』の後の
あきらと桜子の様子を綴っております。
『お兄ちゃまのBirthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』 及び 『あきらの
Birthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP> 1.』と、合わせて、ご覧下され
れば、幸いです。
宜しくお願い致します。>
<また、此の二次小説『あきらのBirthday【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>
2.』は、一部の言葉に、不快に成るやも知れない文面が入って居ます。
お詫び致します。>
<あきらside>
あの後…。
俺と桜子は、俺の自室に入って居た。
そして、俺の自室のソファに座り乍ら、桜子にも、俺の隣に座る様に、俺は、桜子に手招きをしていた。
其処で、桜子から、言われていた俺だった。
「今日は、ほんと、長~い一日でしたね。」
“まあ、そうだよな。
こんな長い一日も、珍しいよな。”と、俺も思って居た。
だが、“桜子の気持ちは、そう言う事じゃねぇだろ。”と、思い、俺は、桜子に訊いて居た。
「なぁ~。
桜子は、こんな一日は、嫌か?」
桜子は、クスっと、笑い乍ら、俺に言って来た。
「そういうんじゃないですけど…。
でも、一日中、動いて居た様な気がして、何か?
疲れたというか…。」
まあ、今日は、俺も疲れた。
けど…。
何か?
“此れで、今日一日が終わりってのも、如何かと思うんだが…。”と、俺は、心の中で、叫んでしまって居た。
だからだったのだろうか?
俺は、桜子に、訊いてしまった。
「なぁ~、桜子…。
今日は、此れで、終わりか?」
桜子は、俺の言葉に予想でもして居たのか?
はっきり、俺に訊いて来た。
「あきらさんは、如何したいんですか?」
だから、俺は、俺で、桜子に、はっきり、言って除けて遣った。
「つくしの自室でも、司とつくしは、宜しく遣ってるだろうな。
俺と桜子は、昼間に、『コト』は、済ませてる。
だから、“此れで、終わりか?”って、訊いたんだが…?」
桜子は、俺の顔を、じーっと、観て来た。
そして、俺には、了承の言葉を言ってくれた。
「今日は、まだ、もう少し、2月28日で、あきらさんのお誕生日ですから…。
あきらさんのお気に召すままにどうぞ‼」と…。
俺は、桜子の了承の言葉が嬉しくて、其のまま、桜子を、ソファに倒して、kissを施していた。
勿論、大人のkissを…。
で、俺は、桜子に其のまま仕掛けてしまった。
でも、桜子も、そんな俺が、嫌な様子も無く、俺のされるがままで居た。
だから、俺は、調子に乗って遣り過ぎたみてぇだった。
次の朝には、“俺と桜子が、付き合い始めて、初めてじゃねぇだろうか?”と、思う程…。
朝、起きれねぇ桜子が、ベッドに横たわったままで居た。
俺は、桜子という女は、『タフ』だと思って居たんだけど…な。
で、やっぱり、つくしも、朝は、起きて来なかったらしく…。
お袋は、呆れてたみてぇだった。
つくしもだろうけど…。
其の手の事には、疎いお袋なのに…な。
で、朝起きた時に俺は、思って居た。
今年の『俺(=あきら)のBirthday』程…。
嬉しいと思った日は無かった。
否、今までに『俺(=あきら)のBirthday』は、俺自身でも、“要らねぇ‼”と、思って居た。
昨年の今頃のつくしは、まだ、イギリスだったので、一昨年までの『つくしのBirthday』は、幼少の頃以外、家族で、祝った事は無かった筈だ。
去年の『つくしのBirthday』の12月28日の当日は、司が、つくしを連れ出す事に成って居たから、12月27日の夜に、美作家の家族で、祝って遣って居た。
勿論、司も居たけど…な。
だから、美作家では、通常、誕生日の思い出と言えば…。
『双子のBirthday』しか思い出さねぇ。
其れ位ぇ、今までは、『俺(=あきら)のBirthday』は、家族からも、スルーされて居た。
【だが、あきらは、知らなかったのだ。
あきらは、美作兄妹の母親で在る 夢子の本当の気持ちを、知る由も無かったのだ。
美作兄妹の母親で在る 夢子は、母親として、あきらから受け入れられて居ない事を感
じて居たのだ。
だから、今までの美作兄妹の母親で在る 夢子は、敢えて、『あきらの
Birthday』には、触れて来なかったのだ。
だからこそ、美作兄妹の母親で在る 夢子は、今年の『あきらのBirthday』は、
張り切って居たという訳だったのだ。
美作兄妹の母親で在る 夢子の思いついては、後に、つくしから、聞いたあきらだった
事は言うまでも無いのだが…。】
だが、やっぱり、持つべきものは、『妹』だよな。
『弟』を持った事がねぇから、其の辺は、俺には、分からねぇけど…よ。
其処は、総二郎の分野か?
まあ、今までは、親でも、覚えてねぇ『俺(=あきら)のBirthday』の日にちを、離れて暮らして居たつくしが、覚えてるんだから…よ。
否、つくしが、覚えて居て当然なのかも知れねぇ。
『俺(=あきら)のBirthday』の日にちは、(2月)28日…。
『つくしのBirthday』の日にちも、(12月)28日…何だよな。
まあ、何方にしても、有難ぇよな。
で、つくしは、桜子をも巻き込んで、『俺(=あきら)のBirthday』を祝ってくれた。
お陰で、今年の『俺(=あきら)のBirthday』は、充実した一日と成った。
桜子じゃねぇが…。
まあ、俺も、相当、疲れたけど…な。
だが、桜子との『コト』に関して、疲れたんじゃねぇ‼
俺が、疲れた理由は、司と類に疲れたんだ‼
“主役は、俺だっつーの‼”と、俺は、叫びたかった。
司は、つくしが、バタバタと、動き回る事が許せねぇらしく…。
つくしの『金魚の糞』の如く…。
つくしの後ろを就いて回ってるし…よ。
類は、類で…。
“眠い。” だの…。
“もう、帰りたい。” だの…。
類は、煩くて仕方ねぇ‼
だから、俺の気の休まる時間がねぇんだよ。
まあ、そんなこんなで、今年の『俺(=あきら)のBirthday』の2月28日は、過ぎて行った。
“来年の『俺(=あきら)のBirthday』の2月28日は…。
桜子と二人だけで、過ごしてぇ‼”と、思って居た俺だった。
やっぱり、俺は、桜子と二人だけで過ごす方が、気が安らぐ事を、実感した俺だった。
つくしに言えば、ヤバいので、此処だけの話しだけど…よ。
取り敢えず、つくしには、礼は伝えて於こうと思う。
つくしの兄貴として…な。
fin(?)